残酷な王と悲しみの王妃 2
読んでみました
名画や写真を手掛かりに
王族たちの光と影を紐解く、歴史読物第二弾
80点
1はこちら
(7年前の自分のテンションが恥ずかしい)
2は 4人にスポットが当てられてます
同性愛者ゆえに世継ぎ問題で悩んだ
ルートヴィヒ二世
三百年も続いた大王朝の終焉を
目にしなければならなかった
アレクサンドル三世妃マリア
決死の亡命劇が滑稽にさえ見える
カルロス四世
愛した男のために幽閉された
カロリーネ・マティルデ
ルートヴィヒ二世とアレクサンドル三世妃マリアは
時代的に 絵画よりも写真があるので
どうしても 冷静に見れる写真のほうが
印象深くなってしまいますね
当たり前ですが
絵画には 美化もあるので
と思う反面
ゴヤの描いたカルロス四世一家への
辛辣な目に感心するやら
よくぞこれで 処刑されなかったなと
表紙の絵です
中央には奥様の マリア・テレサ・デ・パルマ
彼女が手をつないでいるのは
愛人ゴドイとの子供
14回も子供を産み
歯がすべて抜け落ちた王妃
血族結婚を繰り返したための
遺伝的疾患が酷いです
美しくても醜くても
賢くても愚かでも
人に利用され
命を狙われ
子供を作る道具となり
生き残るのが
運頼みな王族の生活
望んでその立場に
なったわけではない彼らの一生は
滑稽なようで やはり悲しい
王族って大変だなぁ
高貴な身分に憧れる気持ちと
王族を否定した数々の国々
現スウェーデン王
カール16世グスタフが
カロリーネ・マティルデと
ストルーエンセの血を引いている件を
ラストに持ってくるのが上手い
血のつながりを思うと
より感慨深いですね
絵画の紹介や家系図など
行き届いた解説もあわせて
配慮のある本でした
最近ほめられて嬉しかったこと
▼本日限定!ブログスタンプ
けなされてもないけど
褒められてもないかな
引退した営業さんが
お願いがあると 事務所にやってきました
免許の更新が
コロナ禍で
オンラインの完全予約になったそうで
電話予約は
遠くの試験場だけ
近くの警察で受けるには
オンラインしかできない
ということで
予約代行をお願いされました
さくっと 代行自体は
簡単でしたけど
なんでもオンラインになっちゃって
スマホやパソコンを持ってないと
手続きも大変
これは やはり ついていけそうな人には
心を鬼にして スマホを勧めるのがいいのか
自分もいつ 情報弱者になるのやら
お礼に食パンもらった
2斤分の食パンは
ちょっと
食べきれるか不安
ぽちーーーーと
お願いいたします