10月の読書まとめです
10月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:4060
ナイス数:235
法廷遊戯の感想
冤罪をテーマとして よく出来てる 黒と白の間にある灰色について よく考えさせる内容でした しかし 冒頭の 「無辜ゲーム」という 模擬裁判みたいなものから なんかノレなくて・・・ 私に法律の素養がないから 後半の議論では ???ってなっちゃうので ちょっと読み込む時間が 無かったかな
読了日:10月29日 著者:五十嵐 律人
モテるかもしれない。の感想
モテの要素を 探るエッセイなのですが 他にも AV男優のしみけんさん とか ZOZOの前澤さんだとか チョイスが素晴らしいんですよ 例えがオタクっぽくて 長いんで 癖がある文章ですが そこがいいんです カレー沢さんと 担当さんの やり取りだけで笑える だって カレー沢さんの 一番の推し 土方歳三の回が 本に入ってないというのが 凄すぎます
読了日:10月28日 著者:カレー沢 薫
百姓貴族(7)通常版 (ウィングス・コミックス)の感想
真ん中のカラーページでは 世界の牛さん どことなく 全員顔が違うのはわかるけど 何が違うのか分からない 牛を描き分けられるって 凄くないですか アライグマを駆除したら 駆除数は尻尾で確認するとか 肌に食いついたマダニを 線香で焙って離すとか いつもながらの 実体験ネタ 地に足着いた 大人の話もありと やはり楽しめました
読了日:10月27日 著者:荒川 弘
これってどうなの?日常と科学の間にあるモヤモヤを解消する本の感想
コロナの話が載ってると 新しいんだ と思ってしまうわ しかし 血液クレンジングってなによ 怖い。 元は物理学がご専門なのか 物理は面白いなぁ スパゲッティはなぜ2本に折れないのか 確かに真っ二つにならないんですよね っと深く掘り下げてほしい モヤモヤが解決されない項目もあるんだけど 多分 モヤモヤを真摯に解決すると 難しくてついていけなくなるんだけどね・・・
読了日:10月26日 著者:かきもち
電柱鳥類学: スズメはどこに止まってる? (岩波科学ライブラリー)の感想
こんなに電柱・電線のことを知れたのは初めて 電柱に種類があるなんて知らなかったし 変圧器や碍子の役目もわかった この基礎知識は思わぬ収穫でした 鳥にとってもまだ新しい文化ともいえる電柱 その割には あらゆる部分を 自分の都合のいい様に使い 使われない様に工夫する電力会社 知恵の戦いが面白い
読了日:10月25日 著者:三上 修
絶対に行けないミステリーゾーン! 世界の侵入禁止区域 100の秘密の感想
久々に UFOとか 異星人の研究所とか見ました 心霊現象から 自然の驚異 政府の中枢機関など なかなか バラエティに富んだ内容です 最近は 空撮できるようになって 進入禁止地区でも 写真が載ってるのが すごいわね
読了日:10月22日 著者:世界ミステリー調査班
ミラーワールドの感想
女性(現実男性)の言動が やりすぎかな と思える描写もありますが 今の50代以上の方には おかしいとは思わないでしょう ほぼほぼ これが日常では 男女が逆転してるだけです 女尊男卑の世界は 性別の問題ではなく 尊の立場の人間の傲慢さ 卑の立場の人間の諦めきった気持ち 結局は 個々の価値観が しっかりしないといけない 特に年配の方に 読んでいただきたいなぁ 家庭や世間のパワーバランスに 屈することなく 声を上げることの大事さが 身に染みてわかると思います
読了日:10月21日 著者:椰月 美智子
猫がいなけりゃ息もできないの感想
途中ネコメンタリー取材の裏話に ほっこり心なごみ 後半の別れの時には もう 涙 涙 涙 涙なくしては読めません 背の君と呼ばれている 現旦那様との ちょっとシニカルな掛け合いのなか 子供であり 戦友であり 自分の半身のような もみじちゃんとの別れ 愛猫との別れが 辛くない人はいないと思います それぞれが 特別な子 思い出は人猫それぞれですが 精一杯 愛し 愛された記録です
読了日:10月20日 著者:村山 由佳
残酷な王と悲しみの王妃 2の感想
美しくても醜くても 賢くても愚かでも 人に利用され 命を狙われ 子供を作る道具となり 生き残るのが 運頼みな王族の生活 望んでその立場に なったわけではない彼らの一生は 滑稽なようで やはり悲しい 王族って大変だなぁ
読了日:10月19日 著者:中野 京子
新装版 めづめづ和文化研究所 京都 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)の感想
新版では トニーさんによる 和文化レクチャーが英語で載ってるそうです 所々分かる部分を拾い読みしてると 上手い事説明するなぁと感心します 個人的に一番面白かったのは トニーさんと 言語学者堀井令以知先生との対談 御所言葉について 語り合ってますが トニーさんの 言語オタクっぷりがいい 堀井先生はさすがの 大河ドラマ監修者!
読了日:10月18日 著者:小栗 左多里,トニー・ラズロ
ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないとの感想
お二人が博覧強記というのもあって また 医師と歌人という ちょっと変わった目線から 色々な 「死」にまつわる本を 紹介してくれるのも楽しい 今まで読んだ 死生観のなかで 一番気楽に楽しく読めたかも 役に立つかは分かりませんが 猫が常に 「人間って大変だね」というスタンスなのも ほっと安らぐ感じでした 変な言い方だけど 「楽しい死の本」
読了日:10月15日 著者:春日 武彦,穂村 弘
世界ダークツーリズムの感想
アウシュビッツは 古市憲寿先生が執筆 初夏のアウシュビッツが とても美しく 史上最悪の惨劇が こんなに美しい場所で 行われていたのか という 私たち一般人に近い感想がとてもよかった 同じく サラエボを書かれた 角田光代先生のにもつながるものがあった 過去から現在進行形で 人類が生きている限り 負の遺産は作られてしまうのか 歴史から学ぶことができるのか
読了日:10月14日 著者:
まんがでわかる みんなの遺伝子の謎の感想
この本はイタリア版学習漫画なわけですね こーんなに可愛らしい読みやすいイラスト 総ルビいり だから簡単かと思ったら とんでもない めっちゃ難しいですよ 頭の中がドロドロになりました 内容的には高校生物くらいかなぁ と思います お話の進め方は 小さくなって細胞の世界まで探検するという 典型的なパターンですが 双子ちゃんのやり取りが なかなか癖があり 可愛く真面目な日本の学習漫画より ウイットに富んでいます
読了日:10月13日 著者:クラウディア・フランドリ
朔が満ちるの感想
どう考えても 史也の行動は 正当防衛だと思えるが 親に手をあげたということは 強烈な罪の意識になる 一見 梓と史也は 親からの非道な仕打ちから サバイブしたように見えるが 中身が違う だからこそ 傷をいやし合い 梓が和解への道を 作ることができたんだろうな しかし 個人的には 斧の刃が父親のほうに 向いちゃってたらいいのに・・・ と思ったよ 月が満ち欠けして また新しく生まれ変わったように見える 人生もまた やり直せるなら という願いに通じるのね
読了日:10月12日 著者:窪 美澄
いえのなかと いえのそとでの感想
新型コロナウィルスとロックダウンを考える絵本です みんなのために 病院で必死に働く人々 疲れ切った姿 そばにいられない寂しいお別れ 健康な人たちも じっと家に籠りました 笑ったり 心配したり 落ち込んだり みんながみんなの命を守るために じっと 辛抱して 家の中で 少し大きくなった子供たちが 元気に遊べる日がはやくきますように
読了日:10月11日 著者:レウィン・ファム
毒母育ちのサナギさんの脱皮 ~ゆうちゃん先生のカウンセリングルームよりの感想
境界性パーソナリティ障害は 正義の幻想にしがみつき 家族全体を支配して苦しめ あまつさえ 次代につなげてしまいがちです パーソナリティ障害をもつ本人が 自覚をもって 渚さんのように 生まれ変われるのが一番ですが 家族の意見など 通ることはないでしょう しかし 連鎖を断ち切ることは 出来ると思います 「あなたは悪くない」 とただ一言さえあれば まずは 毒母 毒父に 蝕まれる子供たちが 一人でも救われますように リアルな苦しみが伝わる 名著だと思いました
読了日:10月08日 著者:本山 理咲
カラスをだます (NHK出版新書 646)の感想
油ぎったものが好きで 大好物はマヨネーズ とか 意外に知られていない カラスの寿命 カラスの鳴き声の聞き分け方など なかなか知ることがない カラスの生態について ここまでの本はないんじゃないでしょうか いやぁ 私はちょっと カラスのシチューの味を 想像しちゃって 胸がいっぱいになりました なぜか カラスの匂いを 嗅いだことがある人には 肉が臭く感じるようですよ 多分 これは ヤギ肉でも ある現象ではないでしょうか
読了日:10月07日 著者:塚原 直樹
大人のための「怖いクラシック」 オペラ篇 (角川文庫)の感想
案内役の二人の会話も そうそう と頷けるような庶民感覚で 時に 荒唐無稽に思えるオペラの筋書きも 日本人としては 歌舞伎に近いもの お約束のある芸術だと思えば ああ なるほどなと思えます さすが絵画に詳しい中野先生だからこそ 時代背景を考えた語り カルメンの時代のジプシーの立場や 結核がうつると思われていなかったなど 雑学心を刺激してくれます
読了日:10月06日 著者:中野 京子
3月のライオン 16 (ヤングアニマルコミックス)の感想
とにかく桐山君が ぐいぐいくるんですよ 抱きしめちゃうし それ以上のムフフの場面が 急に飛び込んできて おばちゃん動揺したわ 桐山くんのこと ヘタレだと思ってた ごめんね 鼻かませたあとに キスしたり いつでも会いたいって はっきり言えるなんて 男前だわ
読了日:10月05日 著者:羽海野 チカ
一橋桐子(76)の犯罪日記 (文芸書)の感想
根が善良な桐子さんは 犯罪者になろうとしても なぜか助けの手が差し伸べられて なかなか犯罪者になれない コミカルさがあって 悲惨にならない でも桐子の苦悩はとても身につまされる 誰だって自分の行く末が 心配になってしまう世の中になったから 最後は 若い知り合いも出来 仕事も確保できて とりあえずは ほっと一安心 ちょっと甘い未来かもしれないが 一生懸命生きる 自分も他人もないがしろにしない という桐子さんの生き方が 幸福を引き寄せたのかな
読了日:10月04日 著者:原田ひ香
読書メーター
今月は かなり趣味嗜好に走った本ばかりで
お勧めできるかというと
ちょっと二の足を踏んでしまいます
小説なら
猫好きには
案内人が豪華な
ワンちゃんの写真、見せて!
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