きちんと見といたらよかった | うしろむきだけど、まえむきに

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一人暮らしになりました。
ひとりになってからの、ひとりになる前の思いを少しずつ綴っていきます。

洗濯機が調子悪くなりました。

買い換えました。

修理できるか見てもらったのですが

もう、基盤がないので修理不能だそうです。

 

実はなんとか、使えそうなのですが、

年末に急に全く使えなくなるのも困るので

買い替えることにしました。

 

ナショナル時代の洗濯機。

「ファジィ」と書いてありますから

古さがわかろうというもの。

30年くらい、使ったのではないでしょうか。

 

まだまだがんばってほしかった。

お母さんが使ってたんやもん。

元気なお母さんがいたときの空気を

吸ってるんやもん。

 

だから、食器でもなんでも

もしガラクタだと言われようと

壊れたもの、捨てずにとってある。

私は断捨離なんかせえへんもん。

壊れてても、大事なものなんやもん。

でも、家電はさすがにそうはいかない。

 

お母さん、

私といたくないから

一緒にいたときのものが

いろいろ、壊れていくん?

そんなことないやんね。

災難を替わってくれてるんやんね。

 

壊れるたびに、そうやって涙がこぼれる。

 

私が洗濯をするようになって長いので

意外と、洗濯してたお母さんを

覚えてない。

 

でも、洗濯機が来た時のことは

なんとなく覚えてる。

 

「ファジィとかいうんやって」とか

「全自動になったんやで」とか。。。

そんなこと、言うてたよね。確か。

 

お母さん

キカイに弱いけど

ちゃんと、使ってたやんね。

 

アマエタやった私

洗濯もまかせっきりのことが多かった。

 

洗濯してた後姿

ちゃんと見といたらよかった

 

新しい洗濯機が来るまで

二回、洗濯しました。

 

ありがとう、ありがとうを

何回も言いました。

涙ぽろぽろ流しながら。

 

わが家は洗濯用の排水溝を作ってないので

延長ホースで直接お風呂場へ

流しています。

 

古い方の本体のホースを外して

新しい洗濯機のホースに繋いでみたら

うまくつながりました。

 

元気なお母さんが使っていた洗濯機

 

一部を残すことができました。