11月17日。

お母さんが、こけてしまったのを

助けられへんかった日。

 

いつもは命日近くの休日に

お寺さんに来てもらうけど

 

この日だけは休みを取ります。

 

お寺さんが来てくれた後は

お墓参りをして

あの日行くはずだった、紅葉狩りのやり直し。

 

車椅子と一緒に行く

へんてこお墓参り。

 

あの日の、あの時間でないと

あかんのです。

 

お墓参りに使ったバケツなんかを

片づけて帰ってきたら

 

お母さんが車椅子に

ちょこんと乗ってる、

ということ

いつも願うけど

 

今年もやっぱり

願いはかなわへんかった。

 

そんなことをしてから

京都に向かうから

高雄パークウェイに着くのは

いつも日暮れです。

 

去年は事故か何かの渋滞で

日が暮れきっていましたが

 

今回は、とりあえず夕暮れの風景に

間に合いました。

 

お母さん

日暮れと紅葉と記念撮影、できたね。

 

お母さんを助けられへんかった。

 

それだけやなくて

いつもいつもわがままで、

自分のことしか考えてなくて

色々ひどいこと言って。。。

 

それでもね

それでもね。。。

 

お母さんが大好きやったんよ

許してもらわれへんかも知れへんけど

信じてくれへんかも知れへんけど

 

お母さんのことが、大事なんよ。

 

自分が寂しいだけやから

お母さんに居て欲しいだけやないんよ。

 

友だちも

一緒に暮らす人も

ほしいけど

ほしかったけど

もし、今までそんな人が

現れてたとしても

 

それでも、お母さんが一番

好きやったんやないかと思う。

 

信じてくれる？

 

また一緒に、来てくれる？