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カテゴリ:ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー
こんばんは^^ 寒い日が続きますね。 寒くてなかなか庭いじりする気が起きませんが、そんな時は暖かい家の中で今年度の栽培計画や施肥計画、ラベル作成などをしていました。 1/末は暖かい週末だったので、チャンスと思いラズベリーを含め一気にベリー達を冬剪定しました。 我が家のブルーベリー達は33鉢ありますが、コンパクトなのと秋に枝に貯めた養分を冬剪定でできるだけ切除しないようにするスタイル(コンパクトスタイルって勝手に呼んでます)なので、冬剪定は全部で4時間くらいで終わりました。冬は寒いので剪定時間が短いのは助かります^^ 我が家ではメインとなる収穫後の「夏剪定」、初秋の「秋剪定」、花芽を調整する「冬剪定」と、年に3回剪定するスタイルです。 5年生以降(今年度)で結実させる株の「冬剪定」は、以下のようにやってます。 まず内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝、交差する枝、枯れた枝を除去する(大部分が秋剪定で終っているので、あれば)。内向きの枝であっても勢いがありスペースがある場合は、その枝は残す。 その後残った結果枝のうち、そこそこの太さの枝(弱小枝と太い枝の中間くらい)は、花芽と葉芽の境の当たりで、新梢が株の上側(外側)に広がるよう葉芽の上部で切除する。 勢いのある太い枝のみ花芽を残す。花芽の数を調節する場合、先端を残すのではなく、基部側の花芽を残すように切除する。結果枝の花芽1に対し葉芽3~4になるような数を残す。 最後にすべての葉を落とす。 勢いのある枝・太い枝にのみ結実させ、その他の枝は花芽を切除して葉をだして光合成に徹するイメージです。なので株の枝の状態でおのずと収穫量は決まってきます。 このコンパクトスタイルでは全ての枝を夏剪定で大きく切除するため、冬剪定で勢いのある枝の花芽を全て落として切り返し剪定で今後に活かすことを考える必要がないのが良いところです。 →コンパクトにするため、夏剪定後に伸びる長さくらいが丁度良い 品種によっては枝の太さが異なるため(太い枝が少ない・でない)、切る枝は自身の基準で良いと思います。 冬剪定で剪定くず(枝・花芽)が少なく、夏剪定・秋剪定で伸びた勢いのある枝の先端に1~3個花芽が付き、この枝のみ結実させることができればコンパクトスタイルとして成功ですかね。 冬剪定前です。ノーザンハイブッシュ葉が全く残っていませんが、サザンハイブッシュ・ハイブリット・ラビットアイは葉がしっかり残っています。 冬剪定では葉も全部落としますが、これが結構大変で。。。細かい枝も少ないノーザンハイブッシュは剪定が本当に楽で、ステキです^^ 今年度も花芽の動き出しが一番早かったのは「スノーチェイサー」でした。 それに続く2・3番手は「ユーリカ」と 「OPI」。 冬剪定後の「ユーリカ」。いい感じのコンパクト樹形です。 昨年度は他家受粉を思い知らされたので、今年度は開花が早い組で人工授粉を頑張ってみます。 「トワイライト」。自家受粉もするので結実率は問題なしですが、昨年度は結実後すぐに窒素分を増やした施肥をした関係で、果実の肥大化が進まず小粒のオンパレードでした。今年度は収穫後まで窒素分を抑えた施肥を計画しています。 「OPI」。今年度が初収穫予定です。結実率は申し分ないので、他家受粉で大き目の果実を狙いたいです。 コンパクトスタイルでは、勢いのある枝を今後に活かすことを考える必要がなので、夏剪定後に伸びたこんな枝にも結実させます。 受粉樹の「ホームベル」と 「クレイワー」。受粉樹は花芽をしっかり残しておきます。剪定も夏剪定でガッツり切ってしまうので、適当で良いと思います。 結実させない生育株は冬剪定で強めに剪定をしています。 今年度3、4年生(結実させない)はまず内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝、交差する枝、枯れた枝を除去する。 残った枝はコンパクトにするためできるだけ枝元付近で、株が上側(外側)に広がるような葉芽の位置を選び、その上部で切除する。最後に花芽が残っていないことを確認する。 生育株は秋剪定までの間は、好きなタイミングで新梢の枝が硬くなったところから伸ばしたい位置・方向で剪定し、枝の数を増やします。 「ピンクレモネード」。今年度は我が家でも結実率があがる年になることを願っています。 「プリマドンナ」と「ノーマン」。昨年度は「ノーマン」も「クレイワー」に続き、クロロシスに悩まされました。 上位の葉が葉脈だけを残して黄色がかってくる現象のため、鉄の欠乏症の症状です。 多くはコガネムシ被害、用土の酸性度低下が原因とされますが、我が家では該当せず。根詰まりが原因かとも考えましたが、色々調べた結果、最終的にはリン酸の過剰(苦土重焼燐のやり過ぎ)と結論づけました。 リン酸を過剰に施肥してしまうと鉄と拮抗作用を起こし、作物が鉄を吸収するのを阻害します。また年間施肥の途中からリン酸を抑えても、既に生体内にリン酸が過剰に吸収されてしまっているとクロロシスは改善されないと推測しています。 今年度はリン酸を抑えた(通常量に)施肥体系を検証し、改善するか見ていきます。 「ケストラル」。枝が上に伸びなく、なかなか理想の株にならないですが、不作だった昨年度の収穫株の中では味はNo.1だったので、今年度も期待しています。 「スージーブルー」。こちらも昨年度は結実後すぐに窒素分を増やした施肥をした関係か、酸味が強く本来の味がしない残念な結果でしたので、今年度は甘い果実を期待しています。 「ドレイパー」。こちらも昨年度の施肥の失敗の影響か、生理落下が多かったので改善するか見ていきます。 昨年度までノーザンハイブッシュは日当たりの悪い場所に置いていたためか、全体的に甘味不足でした。今年度からは日照時間が長い場所に移し、甘味のレベルアップを狙います。 「ヒューロン」と 「リバティ」、 「オーロラ」は今年度が初収穫予定です。どんな味がするか楽しみです。 梅雨入り前までに収穫開始できる品種に絞って栽培することを基本とする栽培スタイルなので、収穫時期が遅い「リバティ」「オーロラ」は味次第で今後どうするかを決めようと思います。 「スノーチェイサー」。こちらも今年度初収穫。「味のスノーチェーサー」の実力が楽しみです。開花が早いので結実するかな。。。 「スパータングロー」。こちらも昨年度は絶不調でしたので、今年度は期待しています。 この機にラベルの更新もしました。1年でボロボロ。 ラベルの色で用土の排水性レベル(排水性の良さ:赤>黄>青)が分かるようにしたのは、昨年度の水やりで役に立ちました。なので今年度も採用しています。 松ぼっくりも新品に更新しました。中の種は取り除いています。 イチゴもボロボロですが、元気です。 次は新たな防鳥ネットの設置準備かな。開花が待ち遠しいですね^^ 「いいな」と思ったら、応援お願いします!ぽちっとクリック。 たぶん。 -------------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年02月10日 22時34分49秒
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