○○をしたらダメでしたー | さかもとサンのブログ

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ウエイトリフティングやパワーリフティングやベンチプレスやボクシングや筋トレフィットネスやら
なんかいろいろをそれなりの期間やっている人が思っていることなどを記事にしているブログです。

トレーニングあるある。

「○○は自分には向いていませんでした」
「○○をやったら怪我をしてしまいました」

という場合ですが、原因は果たしてその「○○」自体にあるのでしょうか。
その「○○」が機能解剖学的に、バイオメカニクス的に、工学的に、物理的に、つまり科学的には問題がないものにのみ限定ですが(これら科学的に問題が認められる場合はそれ自体に原因がりますが)、このようなケースの場合、「○○」原因があるとは限りません。

原因というのはいくつも存在して、それら原因の可能性をすべて排除して「○○が原因」とは、おそらく大半のケースでは言い切れないでしょう。

よくある原因の一つは
「そもそもその○○のトレーニングが正しく行えていない」
です。
本人は出来ているつもりでも実はどうしても出来ていない場合がある場合、それが蓄積して怪我をしてしまったり、トレーニング効果が出なかったりするのです。

SNSで良く「自分にはコレ向いていなかったよ~」というアピールをする人がいますが、その人はそれをどこまでしっかりやったかなど知りようがありません。
だたそこから商品の紹介などを始めてしまう場合は質が悪いですね。

そもそも今までやっていたもののやり方を変える、というのは非常に難しく、短期間に簡単にできるものでもなく、またおそらくそれはトレーニングで言えば独りでやっている場合はさらに難易度が上がるでしょう。
完全に変えるには相当な頻度と回数、そして重量を持つものであれば重量を減らして行わなければ難しいでしょう。

まあ言いたいことはそういうアピールをされても
「しらんがな」
ですかね。
いろんな科学で見て問題がないやり方を「向いていない」と言われても、じゃあどうしたいのかな、とは思います。

何事も盲信は良くない。
もちろん科学的なことも盲信は良くないです。
ただ古くから研究されつくして結果がまとまっている学問は、論文にさえなっていない理論よりも信用は出来ますね。