ハウジーマガジンを運営するキッチン・雑貨の専門卸売り「クラスフィルグループ」で実験を担当するリケジョ。「何を買ったらいいの?」という悩みに応えるべく、商品を実験して徹底調査していきます!
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餅に飽きたときに…餅スライサー「モチスラ」のレシピ8選
切り餅をそろそろ食べ飽きる正月明け。餅を簡単にスライスできるグッズがあれば、レパートリーが広がること間違いなし。
そこで、今回は餅スライサー「モチスラ」の魅力に迫ります。
「モチスラ」を使ったアレンジレシピも必見です。
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餅スライサー「モチスラ」とは
モチスラとは、その名の通り餅をスライスできるスライサーのことです。モチスラには「モチスラ」と「モチスラ1・2・3」の2種類があります。まずは、2種類あるモチスラの違いから見ていきましょう。
「モチスラ」と「モチスラ1・2・3」の違いとは
「モチスラ」の本体は赤い色、「モチスラ1・2・3」の本体は黄色い色をしていますが、それ以外に付属品や機能にちがいがあります。
▼ヘラが付属した「モチスラ」
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モチスラ
「モチスラ」は、スケルトンの赤い色が特徴です。付属品はヘラのみ。このヘラは、薄くスライスした餅をカットするためもの。両端のどちらもカットできるようになっています。
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本体は、ホルダーとスライサーの2つのパーツに分かれています。よく見ると、バネ付きの押さえや金属製の刃が付餅を1ミリの厚さにスライスすることができるようになっています。
スライスした1ミリ厚のお餅はそのまま使ってもいいのですが、付属のヘラで好きなカタチにカットしてもOK。やり方は後ほどご説明します。
▼型抜きが付いた「モチスラ1・2・3」
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「モチスラ1・2・3」は本体は黄色。「モチスラ」についているヘラと抜き型がセットになっています。抜型はネコや魚、動物のカタチになっていて、子供が喜びそう!
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さらに、厚み調整板が2枚付いていて、1ミリ・2ミリ・3ミリの厚さに調整してスライスできるのが特徴。それぞれの厚みの餅は、以下のようなシーンで活躍します。
- 1ミリ……オーブントースターで膨らむ厚み
- 2ミリ……カップラーメンなどのお湯(65度以上)入れる時にちょうどよい厚み
- 3ミリ……お鍋など煮立ったお湯に入れる時にぴったりの厚み
「モチスラ」はシンプルで使いやすさを重視した一方で、「モチスラ1・2・3」は、細かい調整ができてさまざまな料理に応用が効くモデルと言えそうです。
モチスラの使い方
でも、このコンパクトなアイテムでどうやって餅をスライスできるのか気になるところ。さっそく、余った切り餅をスライスしてみました。
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1.餅をホルダーにセットする
切り餅を、ホルダーフラップ部の上に置きます。フラップ部は、バネが付いた部品のある場所です。
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2.ホルダーをスライサーにセットする
スライサーの開口部から、ホルダーをスライドさせながら差し込みます。フラップ部に置いた餅が浮いているので、下に押し込みながらスライサーの中にスライドさせていきます。
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3.ホルダーを押し下げて餅をスライスする
セットできたら立てて置き、ホルダーをゆっくり押し下げます。すると、刃で餅がスライスされ、シート状になった餅が出てきます。
下まで押し下げたら、一旦ホルダーを上にあげ、押し下げながら餅をスライス。これを繰り返して、中の餅が全部スライスできたら完了です。
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4.ヘラで形に切り抜く
型抜きしたい場合は、付属のヘラを使って、好きな形にカットすることもできます。
ヘラの先端は、片方がまっすぐ、もう片方はカーブした形になっています。直線と半円を組み合わせることで、いろいろな形を切り抜くことができます。
ここまでが「モチスラ」の使い方です。
さらに、「モチスラ1・2・3」なら、付属の抜き型を使って形を切り抜くことも可能。
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5.抜き型で形に切り抜く(モチスラ1・2・3のみ)
抜き型を使えば、型抜きの作業が簡単にできて便利です。イカの足やハリネズミのトゲトゲなど、こまかいデザインも一瞬で切り抜きできますよ。
モチスラを使う時のコツ
実際に使ってみると、最初はスライス中に餅が切れてしまい、うまくいかないことがありました。でも、何度か試しているうちにコツをつかんできました。ポイントは2つ。
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1つ目は餅を押してサポートすること。モチスラのバネ部分を裏からグッと押して、餅をサポートしながらホルダーを下げると、餅が切れずにうまくスライスできました。
2つ目はホルダーを押し下げるスピード。5秒くらいかけてゆっくり押し下げると失敗が少なくなりました。
何度かやっているうちにスムーズにスライスできるようになりました。分厚い切り餅が、ペラペラに薄くなって出てくる様子は、見ているだけで楽しい! 包丁ではこれだけ薄くカットするのは難しいし、固い餅を切って手が痛くなった経験もあるので、「モチスラ」を使えば簡単に餅をシート状にできて本当に便利だなと思いました。
さて、シート状になったお餅、どう使うのか気になりませんか? 次は、モチスラでスライスしたお餅を使った、おすすめのレシピをご紹介します!
とろっと食感でみんな大好き「餅しゃぶ」
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モチスラでスライスした餅は、熱いお湯に入れるとすぐにやわらかくなります。
- 餅をスライスする
- お好みの味のお鍋に、そのまま入れる
やさしい甘みのあるお餅は、さっぱり系のだしにも、こってりしたスープにも相性抜群です。定番の和風だしや濃厚な豆乳鍋、ピリ辛ごま鍋、洋風トマト鍋など、さまざまな味で楽しめますよ。
お餅がとろっと柔らかくなったら食べごろです。子どもや高齢の家族と一緒に鍋を囲む際も、薄いお餅なら食べやすく、喉に詰まる心配が軽減されるのがうれしいポイント。ただし、どんなに薄くても油断せず、しっかり噛んでから飲み込むよう注意してくださいね。
トースターで焼くだけ簡単「ちぢみ風餅」
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- スライス餅にごま油を塗る
- ピザ用とろけるチーズと刻んだネギをのせる
- トースターで焼く
チーズがこんがりとろけて、餅のもちっとした食感とネギの香りが食欲をそそります。大人も好きな味に仕上がるので、お酒のおつまみやちょっとした前菜にぴったり。辛いのが好きな人は、唐辛子やラー油をたらして食べても絶品です。
くるくる巻いて、おかず風にアレンジ「ベーコンチーズ餅」
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- スライス餅を短冊状にし、とろけるチーズと一緒にベーコンで巻く
- つまようじで留め、フライパンで焦げ目がつくまで焼く
- チーズと餅がとろっと溶けてきたら出来上がり
フライパンで焼くと、チーズがとろけて餅にしっかり絡みます。外側のベーコンはカリッと、中はとろとろで楽しい食感に。ベーコンの塩気とコゲ目の香ばしさ、チーズのコクが絶妙にマッチし、おつまみにもお弁当のおかずにもなる一品に。
ひとくちサイズのかわいい大福「チョコ餅」
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- スライスした餅がとろっとするまで、電子レンジで10秒ずつ様子をみながら加熱する
- 一口チョコを餅で包む
- 包んでとじた面を下にして皿に並べる
やわらかくなった餅がチョコレートと絡み合うことで、外はもちっと中はとろけるような甘さに。とろけた餅で包むと中身が透けるので、見た目にもおしゃれに仕上がります。あんこと好きなフルーツを包んで、本格的な大福にチャレンジするのもアリ! おやつやおもてなしにぴったりのレシピです。
モチスラ1・2・3で「餅のスナック作り」
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▲写真撮影:haru.
型で切り抜いたお餅を焼けば、見た目もかわいく、ぷっくりとしたスナックが簡単に作れます。
- 餅をスライスして、抜き型で抜く
- トースターでぷっくりふくらむまで焼く
このまま食べても、シンプルに塩をまぶしただけでも病みつきになるおいしさですが、カレーをまぶせばカレースナックに、砂糖をまぶせば甘い砂糖スナックにアレンジできます。ガーリックパウダーやコショウをきかせれば、大人のおつまみにもなりますよ。簡単にできるので、子どもがお手伝いしながらつくるおやつにぴったり。一緒に作れば楽しさもおいしさもアップするはず!
クルトンの代わりに「モチスラスナック入りコーンスープ」
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ぷっくり焼いたお餅を浮かべるだけで、見た目も食感も楽しいスープにアレンジできます。
- 餅をスライスして、好きな形に切り抜く
- トースターでぷっくり膨らむまで焼く
- 焼きあがった餅を、お好みのスープに浮かべる
焼きたてのサクっとした餅がスープの中でふわっと広がり、食べるたびに違う食感が楽しめます。スープの熱で餅が少し柔らかくなるので、スープになじんで一層おいしさが増しますよ。シンプルな野菜スープや、濃厚なシチューに入れるのもおすすめ。友人との食事の席でも、ウケること間違いなし。
かわいくボリュームUP「モチスラうどん」
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スライスして型抜きした餅をうどんを入れると、かわいさも食べ応えもアップします。
- 餅をスライスして、好きな形に切り抜く
- 型抜きした餅を器に入れたうどんの上にのせる
小さな子どもがなかなか食べない時も、かわいらしい形の餅が浮かんでいると、興味が沸いて思わず手が伸びるかも! 餅がうどんのスープに絡み、モチモチ感もおいしさもアップ。自然と食べ進めることができるはずです。シンプルなだしの味でも、餅が加わることでボリュームが増し、満足感のある一杯に仕上がりますよ。
おやつにトッピングに。モチスラを使えばアレンジ自在
スライスしてシート状になった餅は、食べやすくメニューの幅が広がります。さらに、型抜きしたり焼いたりすれば、おいしさも倍増。お正月だけでなく、1年中お餅を楽しみたくなること間違いなしです。
お雑煮や焼き餅に飽きたら、ぜひモチスラを使って、お餅を最後までおいしくいただいてくださいね。
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モチスラ1・2・3
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