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スターシード [霊的存在]

《スターシード》とか《ライトウォーカー》とかスピリチュアルではよく言われます。
以前もヤコブ・モルガン氏の分類で、私が1割にも満たない「改革派」に当たることを言いましたが、特徴からして、私はどうやらそれらしく、その中のプレアデス(?)のようです。
どおりで、地球上の人間世界で起きていることを見ると、やけに地べたに這いつくばっているように見えるはずです。
もしそうなら、少数派ながら地球を光で満たす使命があってこの地球に生を受けたのですから、困難が続くのは当然のことです。

今、新興宗教の2世信者が虐待を受けたとか、偏見を持たれたとか、進学を断念したなど、実害を被ったと言って世間を賑わせています。
これは新興宗教に限らないことで、組織宗教には付き物です。
私から見れば、唯物論者は宗教に携わっていても、やはり唯物論者であり、思考や行動はあくまで地上的です。

エホバの「輸血(拒否)」にしても、統一教会の「結婚」や「養子縁組」にしても、キリスト教一派の「中絶(妨害)」にしても、霊的に正しいことと正しくないことを、一方的かつ一面的に地上の社会における人間の活動にそのまま反映させるというのがそもそも間違いです。

イエスの言った、
「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」
を理解できないようです。
地上には地上の事情があり、それを神は超越するだけで、「否定」はしません。
神のものをカエサルに返してはいけません。
霊的な正不正をそのまま地上の正不正に反映させるのは間違いです。
これは、世界中のあらゆる宗教団体が陥る誤謬です。
特に盲信者が多いキリスト教は顕著です。

地上的に「否定」するのではなく、矛盾を認め、含んで、ただ「超越(止揚)」するだけです。
地上的なこと、感覚的なことや損得勘定に、ただ走らなくなるだけのことです。
地上の住人にならずに、地上の旅人になることです。(ただし、インパクトがありません)
この「中庸」を促すのが本来の宗教の役目なのです。

他では、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』標的に 環境活動家が頭突きつけ赤い液体を撒くという事件が起きたようです。
この活動家は「破壊」の意識をもって破壊を抑えているだけであって、同じ穴の狢です。
だから同じ行為ができるのです。
地上的に善か悪かと解決するのでは進歩はしません。
SDGsもこの環境活動家と同じ発想で提唱されたのだと思われますが、地上の解決だけでは根本的に「人間の幸福」をもたらしません。
地上的な善悪を超越(止揚)するのが人間の道です。

私の母はいま入院していまして、入院する少し前から立てません。
トイレにも行けません。
そうすると、どうしてもこう思うのです。
「立てることがどんなに幸せか?」
直後に、13年前にあの修行僧が言ったことをふと思い出しました。
私が、
「自分のできることで世の人々に問い、働きかけ、貢献したい。」
と言うと、
「それは欲ですね」
「雨露をしのぐことができるだけでも恵まれていると思うことです」
私は、直感的に違和感を覚えました。
「これだ、あるルーテル教会の信者が、『仏教は我慢しているだけだ』と誤解する要因は、修行者側にもあるのかもしれない」
「東洋の修行僧は自己実現に終始し、愛がない」
と、エドガーケーシーが言いましたが、その分岐点がここにあるようです。
こういうところで、『足るを知る者は富む』の曲解が生まれるのでしょう。
幸福は地上的な〈達成度〉で決まるわけではありません。
ということは逆に言えば、「足るを知る」は、
「出来ることの程度を我慢すること」
ではありません。
そもそも幸福とは「目に見えること」や「感覚的なこと」ではありません。
呼吸にしても、飲食にしても、立って歩くことにしても、
「満足している時は何も感じない」
ということを知ることです。
「感覚の目」で見るのではなく、「魂の目」で見るのです。(ソクラテス)
そうすれば、地上的、感覚的な〈善悪〉を全速力で追わなくなります。
誤解のないように、念のために言います。
魂の目で見ることで「足る」を知ったからといって、それで《愛》に目覚めるということではありません
「足るを知る」を「地上における(目に見える)達成度の下方修正」とするこの曲解が、内向きの自己実現にとどめさせ、世に働きかける《愛》を阻んでいると言っているのです。
いずれにしても、目に見えないことを目に見えることに、感じないことを感覚的なことに、「意識に上らないこと」を「意識すること」に、「神のもの」を「カエサルのもの」に、「鉛直」を「水平」へすり替える誤謬があらゆる場で生じています。

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