レース回顧 PR

【ラジオNIKKEI賞の回顧】乱ペースで1、2着のバビット、バンサラッサを高評価

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんばんわ、ウキョーです。
ラジオNIKKEI賞の1、2着馬は、今後も重賞戦線で楽しみな2頭になりそうです。
それから、CBC賞のラブカンプーの復活劇には驚きました。スプリンターズS2着の実績馬とはいえ、あれから2年間掲示板も確保できなかった馬が、まさかここで復活するとは。何事も諦めなければ、いずれ結果がついてくるのですかね。
ラブカンプーも頑張ったし、ここまで諦めなかった陣営もあっぱれです。

各開催場の馬場差

7月4日(土)
   福島 芝-0.3
   福島ダート-1.4
   阪神 芝+1.0
   阪神ダート-2.2
   函館 芝-1.5
   函館ダート-0.8
7月5日(日)
   福島 芝-0.5
   福島ダート-1.9
   阪神 芝+0.2
   阪神ダート-1.4
   函館 芝-0.9
   函館ダート-1.0

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の福島は、雨の影響はあったものの、開幕週とあって、芝のコンディションはそこまで悪くならなかった。ただし、ダートはかなりの高速馬場となっていた。

阪神は、連続開催での雨で、芝の時計はかなりかかっていた。ダートは土日ともに高速馬場と化していた。

函館は、雨の影響を感じさせないコンディションを維持し、芝の時計は例年以上に速かった。ダートも速い時計を維持していた。

乱ペースで1、2着のバビット、バンサラッサを高評価

2020年ラジオNIKKEI賞

馬場差-0.5で、レースタイム差-0.9。

日曜の福島芝は雨の影響は軽微で、そこそこ時計は出ていた。ラジオNIKKEI賞も、レースタイム差-0.9とまずは及第点。

逃げた×バビットのペースは、前半800m47.3秒-後半800m47.7秒の平均ペース。
ただ、ラップを見ると、2F目から10.8秒-12.6秒-11.9秒という変幻自在の逃げ。こういうラップだと、後方勢は想定外のところで脚を使わされ、最後の伸びに影響する。

勝った×バビットはは、このラップを刻みながら、上がり最速35.8秒で後続に5馬身差だから強かった。
自ら逃げて、上がり最速となると、過去10年の重賞では昨年の阪神JFを逃げ切ったレシステンシアだけ。
3歳限定のハンデ戦という環境は考慮する必要はあるが、それでも、なかなかお目にかかれない。
菊花賞でも楽しみな一頭だ。

2着バンサラッサも、このペースを3角から2番手につけての粘り込みなら、重賞でもめどは立った。
54キロのハンデも利いたが、今後も重賞戦線で面白い存在になる。

◎サクラトゥジュールは、スタート直後に挟まれるような格好でポジションを取れずに後方から。4角手前から外を回して押し上げるも、直線は思ったほど伸びなかった。
スピードランク4位と、今回の時計は悪くなかっただけに、滑る馬場が良くなかったのか。勝ち馬には1.2秒離されてしまったが、この経験は必ず次走以降に生きてくるはず。

驚きの復活を遂げたラブカンプーの評価は……/CBC賞

2020年CBC賞

馬場差+0.2で、レースタイム差+0.8。

日曜の阪神芝は、雨の影響で時計がかかっており、CBC賞もレースタイム差+0.8と遅かった。

逃げたのはラブカンプー。最内を利して、前半600m33.5秒-後半600m35.2秒のハイペース。プラスの馬場差を考慮すると、かなりのハイラップ。これは、ついて行った先行馬には厳しい。

逃げ切ったラブカンプーは、このハイラップでラスト1Fも12.4秒と止まっていないのだから、強い競馬をしている。2年前の北九州記念からずっと逃げられずにいたのが、ここでいきなりハナを奪えるとは、馬って本当にわからない。
ただ、もまれ弱いだけに、たとえハイラップでも逃げられれば、これだけの力はある。
今後も、逃げられれば常に注意が必要だが、今回は逃げ宣言のグランドロワがスタートで躓いたこともあってすんなり逃げられた面もあり、今回の好走を鵜呑みにはできない。

2着アンヴァルは、2番手追走からの粘りこみだから、こちらも評価できる。
たしかに前が残る馬場だったとはいえ、このハイラップでの2着は力がないとできない。

◎ロケットは、スタートからポジションを取りに行けたが、3角付近で外に膨れており、初めて経験するハイラップに、馬が戸惑っているような感じ。
今回は、ハイペースを経験してこなかった経験値の低さを露呈してしまったが、今回の敗戦を糧にできれば、オープンでもやっていける。

次走の注目馬・ロールオブサンダー(兵庫特別・阪神芝2400m)

ロールオブサンダー

日曜の阪神芝は、連続開催に雨が降って時計がかかっていたが、兵庫特別ではレースタイム差-1.8という、目を疑うような驚異的なタイムが出ていた。

勝ったロールオブサンダーは、前半1000m61.3秒-後半1000m59.7のスローペースを逃げ切って、後続に9馬身差の圧勝。

見た目のラップ面からはそれほど評価できないが、残り100mくらいから流しており、それでいてラスト12.4秒で上がり最速の35.0秒だから、終いもしっかりしている。ちなみに上り次点が36.2秒と、1.2秒も差がある。ここでは力が違った。

ここから菊花賞路線に乗るかと思われるが、菊花賞までに1戦を挟んで、そこでハイペースを経験できれば、菊花賞でも面白い存在になりそう。

2歳戦の注目馬はジャカランダレーン(新馬・阪神芝1400m)

ジャカランダレーン

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の阪神5Rに行われた新馬戦(芝1400m)である。

土曜の阪神芝は時計がかかっており、ジャカランダレーンが勝った新馬戦も、レースタイム差+0.6と時計は遅く、タイム面では評価できない。

それでも、前半600m35.1秒-後半600m37.2秒のハイペースを、4~5番手追走から、上り36.8秒で後続に4馬身差。
ジャカランダレーンは、抜群のスタートから、他馬にハナを譲って余裕の追走。鞍上の福永騎手が促すことなくスピードに乗っており、センスの良さを感じる。
そして、仕掛けてからの反応も良く、順当勝ちといいたくなるほどの完勝だった。

これなら、次走以降も期待できる。



応援よろしくお願いします!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA