はじめに。別ブログの方で入之波温泉のことを書きました。ぜひご覧ください。
家計管理で困らないよう気を付けてきた、一つのこと
私が家計で困らないよう気を付けてきたのはひとつだけです。無計画にお金を使わない。買う「もの」もそうだし、経験したい「こと」についても予算を超えないように。
当たり前すぎますか?逆に、つまらない生き方だと思う人もいらっしゃるかもしれませんね。
目次▶
わが家の家計の危機 ▶
サラリーマンだが退職金はない ▶
夫、転職せざるを得なくなり ▶
同居に失敗。賃貸ではお隣から苦情が▶
収入にみあった暮らしをして見栄を張らない。実際は…▶
おわりにわが家の家計の危機
サラリーマンだが退職金はない
夫は2021年の春に定年、現在も継続雇用で働いていますが、今後も退職金は出ません。年棒制なので、決まったボーナスもありませんでした。
結婚35年、これまでの間に家計の危機が何度かありましたが、真面目に働いてきてくれた夫には感謝しかありません。
夫、転職せざるを得なくなり
私が鬱病になって、障害の重い息子の子育てがだんだんできなくなり、そのうち入院することに。
私の入院は長期になってしまい、実家の両親にもずいぶん助けてもらいましたが、私や子供らのために夫も休職していた時期がありました。
私の回復が遅く、結局夫は、転職せざるを得なくなりました。もしあのまま元の会社にいられたら、夫の人生はずいぶん変わっていたでしょう。
私のせいで、専門を生かして働いていた会社を辞めざるを得なかった。夫には本当に申し訳なかったと思っています。
私さえ元気で、もっと強い心を持っていたらと、ずっと自分を責めてきました。家計も、その頃がいちばんしんどかったです。私は少ない知識でお金を運用していたのみでした。
でも、夫はいちどもそのときのことで私を責めませんでした。
同居に失敗。賃貸ではお隣から苦情が
夫の実家での同居がダメになり、初めて賃貸住宅で暮らしました(いつも書いているように、現在の同居はやり直しの同居です)。
あのころ家の中はひっちゃかめっちゃか。私はまだ体調が不安定だったのに、フラフラと衝動買いをすることもありました。障害の重い息子には、他害行為が出はじめていました。
娘はあのころどんな気持ちでいたかと思うと、今も胸が締め付けられます。
そんな毎日でも、家賃や駐車場代をとても高く感じながら家計簿をつけていたのを覚えています。
息子のことでお隣から苦情が出るようになり、今の建売住宅を購入することに。さまざまな条件を比べつつも、急がねばならず、割り切って決めた家でした。
このように、収入も私の調子も不安定なときに大きなお金を使う時期が何度かありましたが、わが家に合ったお金の使い方をしていこうという思いが夫婦で揃っていたので、乗り越えてこれたと思っています。
住宅購入以外でローンを組んだことがないのも、お金に対する価値観に大差がなかったからです。
収入にみあった暮らしをして見栄を張らない。実際は…
ただし、身の丈にあったお金の使い方をすると決めていても、やっぱり羨ましかったです。楽しそうなよそのお宅の話は入ってきましたから。
「ハワイに行ってきた」
「年末年始は○○○ホテルで過ごした」
「注文住宅を建てた」
「経験を積ませてやろうと留学させた」
ただ、ずっと比べている場合でもなかったからか、いつの間にかその時期を過ぎていました。
自分も50代になってから少ないながらも収入を得られるようになり、気持ちが安定したのだと思います。
夫が定年する数年前からは、欲を抑え込むこともなくなりました。
ムック本にも載せてもらったように、お金を増やすことばかりに目を向けていた私もだいぶ変わったと思います。
おわりに
短い期間でしたが若い頃に金融機関で働いたことで、私は超・現実的な人間になりました。多くのお客様のお宅へ伺ううちに変わったのです。資産を多くお持ちの方から、たくさん学ばせてもらいました。
30代は、住宅を買うにしても、払える金額を上回るものははじめから見ませんでした。
40代は、よそのお宅が頻繁に外食をしたり海外旅行にいったり留学させたりしているのを知っても、うちはうちで楽しもうというようにしていました。
住宅ローンを完済した50代のはじめごろからは、今が最後の増やしどきと思ってさらに投資でお金を運用してきました。でも60代になったこれからは、いいお金の使い方も考えていきたいです。
不安を少しでも減らすために着実に投資してお金を増やすのも大事ですが、元気に動けるうちに好きなことにお金を使っておきたいという思いが、強くなってきました。
みなさんはいかがですか。家計のバランスで何を重視していますか。
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