2018年の春からはじめた義母との同居は二度目で、一度目は失敗した
感情のままに書いた一つ前の記事は、多くの人に読んでいただきました。ありがとうございました。
>>どす黒い感情でいっぱいになり泣いた2018年の春からはじめた義母との同居は二度目で、一度目は失敗したというのを、ここで何回か書いてきました。
もしかしたら、「なぜ退院と同時に施設に入居できるようにしなかったの?」「性格が合わなかったから別居したのでは?」と思う人がいらっしゃるかもしれませんね。
たしかに今はいろいろなタイプの老人施設がありますから、あのとき探せば見つかったでしょう。
![60代 ジム友と個室でランチ](https://blog-imgs-172.fc2.com/a/t/a/atarasiikurasi/202412010802410fes.jpg)
友達も言ってくれていました、頑張らなくてもいいし、「嫌だ」と言ってもいいんだよと。
その友達は介護の大先輩だったし、私の白黒はっきりさせたい性格もじゅうぶん知っていたので、心配してくれたのだと思います。
それでも、腹をくくりました。義母が入院している病院から洗濯物を持ち帰ったある日、たしかこのブログに書いた気がします。
あの日はちょっとオーバーに、感傷的になって書いたかもしれません。恥ずかしいわ。
なぜ、いちど失敗した同居をまたはじめたか
なぜ、わずか5年ほどでダメになった同居を、20数年経ってもういちどはじめたか。
ひとつは、あの古くて大きい家で暮らせばまた骨折するかもしれないと思ったから。酷だと思ったから。
もうひとつは、逃げるようにあの家を出た若い頃の自分を、責めていたからです。
息子の障害がわかり頑張り過ぎ、私はうつ病が酷くなって入院しました。二度目の入院が長引いたあと、もう夫の実家には戻れないと思いました。
義母だけでなく、義祖母もいる家で、やっていく自信がなかったのです。時代を50年くらいタイムスリップさせたような土地柄でもありました。
今度はもう逃げない。大丈夫。私はあの頃の私じゃないし、わが家なのだからと、鼻息荒くなっていたのかもしれません。
んんー、上手く言えませんが、自分が後悔したくなかったから、とも言えます。
それになにより、義母本人もそう期待していました。前々から、出ていった私たちに、「いつになったら一緒に暮らせるのか」と聞いていましたから。
でも、今回のようにときどき現実逃避しているので、私に偉そうなことは言えません
![](https://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2015-02-25/739361.gif)
立派だった義母
ところで、義母が骨折する2年前、2015年10月に、義母の暮らしぶりを褒めたこんな記事を私は書いていました。
義母は早朝から暗くなるまでよく働く。雨の日なら、家の中で出来る用事はないかと探す。
自ら育てたものを旬のうちに食べる。この土地で繰り返されてきた行事を淡々とこなす。
なにごとも溜めこまない性格なので、物も驚くほどさっさと捨てる。あれにはびっくり。実家の母とは対照的だ。
>>50代、突然の義母の入院で知った「片づけ上手な人」の強みと未来そんな義母は、私にはプレッシャーだった。同じようにせよと言われているようで。
同居解消から、もう何年経っただろう。本当にいろいろなことがあったし、これからも起きると思う。でも、それはそれ。
きっと出来ないと敬遠していた義母の暮らしぶりが、今ではお手本にしたいものになりました。
これを書いたとき、また同居する日がくるとは思っていませんでした。10年近く前の記事、懐かしいです。
おわりに
要介護2の判定で、もう何年目になるかな。
義母が頑張ってデイに通ってくれているので、衰え方はゆっくりな方だと思います。これは感謝しないといけません。
ため込んでは爆発させてしまう私ですが、たまにこうしてふり返ってみようと思います。
ドス黒い気持ちがコールタールみたいに心の底にねばりつく前に、なにかで混ぜて薄めて、これからもやっていきます。
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