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IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

【Nothing's Carved In Stone】ANSWER TOUR@渋谷WWW X

いってきたぜナッシングス渋谷!!

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セトリ

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Deeper, Deeper
Bloom in the Rain
Spirit Inpiration
白昼
Rendaman
No Turning Back
(as if it's) A Warning
Wonderer
Flame
We're Still Dreaming
Milestone
Beginning
Recall
Like a Shooting Star
Impermanence
Out of Control
Beautiful Life
Walk
<EN>
Dream in the Dark
November 15th
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今回のツアー初参戦。
アルバム自体はそこそこ聴きこんでいたのだが、やはりライブで聴くと表情がまるで違う曲というのが結構あった。
特に「Recall」は全然印象が違った。
これ正直に言うと音源聴いた段階では個人的には(何故か)そこまでハマらなかったんだが、ライブで実際聴くと全然印象が違う、芯にパワーのこもったガッツのあるノリのいいロックナンバーという印象だった。
「音源で聴くのとライブで聴くのとでは全然違う」というのはこのバンドに限らずしばしばあることだが、この曲の印象の変化はここ最近だと一番デカイ。
よくよく聴いてみると確かに音源でもそういう節はあるな…
手のひら返して大歓迎したい、これは名曲だ!w
自作以降のツアーでも生き残っててほしい。

他だと「We're Still Dreaming」「No Truning Back」「Impermanence」あたりも多少印象変わったが、基本的に音源に沿った形のパワーアップってイメージ。
ただ構成?というかセトリ上での配置が結構秀逸だと個人的に思っていて、We’re~はMilestoneの手前に持ってきたのが名采配だし、No ~はRendamanの次・Warningの前というのがまた渋いとこに配置してるし、Impermanenceは、直前がLike a~なのにも拘わらず、場の盛り上げを引っさげつつ、うまい具合に流れをつくっていったと思う。
Recallもノリのいい過去曲の中でうまい具合に配置されている(これも上述した「印象の変化」に一役買ってる気がする)
これらに限った話じゃないのだが、今回のアルバム曲はどの曲もセトリ上でちょうど良い感じに分散していて、ライブのセトリがしっかり作られているという印象がある。
前のレコ発のときって新曲群を4~5曲まとめて連続披露したりして、怒涛の新曲回収ゾーンがあったりしたのだが、今回はそういうのじゃなく、その辺変えてきてるな、というのは実際思ったところ。
良いセトリだと思います!

アルバム内では個人的には一番好きな「Walk」、音源聴いた段階から、「曲調からして、後半のシメゾーン付近に持ってくるな」予想はしていたが、見事に本編ラストに配置され、予想的中でニヤリしてしまった。
そしてやはりこの曲は良い。
泣き要素が8割超えてるエモ曲ってイメージだったが、思ったよりガッツのある力強いロックナンバーなんだな。
これもそういう意味ではライブでの印象が変わった曲の一つ。
シメに配置するのには適している。

アルバム内での盛り上がり筆頭(?)「Deeper,Deeper」「Bloom in the Rain」は初っ端2連続。
「Deeper,Deeper」はリードトラックなので予想通りではあったが、Bloom~のほうはこんな初っ端に来るとは思ってなかった。
その後Spiritが続くし、さらにそのあとは白昼がくるし、初っ端に飛ばし過ぎている。
まあでもそういえばナッシングスってそういうバンドだったなと思い出したり。
この辺で初っ端にも拘わらず既になかなかの汗をかいてしまった。


アルバム外だと「Warning」はビビった。
正直全く予想してなかった。
レコ発でこれ持ってくるのかという衝撃。
最後に聴いたの2019年の野音らしいので、2年半ぶりか。
そもそもライブがほぼなかった2020年を跨いでることを考えると結構な久しぶりの曲。

「白昼」もなかなか久しぶり感がある。
こっちは前回のレコ発ツアーのF.A.D横浜で聴いてたらしい。
それでも2年ぶり。
比較的よく聴いてる曲ってイメージはあるが、2年も経てばまぁ久しぶりだ。

ただ全部で20曲だったという比較的少なめの曲数と、SpiritやLike a~、Out of Controlなどの強力スタメン層におされて、他に目だった出典はなかったイメージ。
セトリ内では個人的にはやはりWarningの登場の意外性が抜群に高かった。

ライブ

渋谷WWW Xは3年前にもナッシングスのツアーで来たことがあるが、このご時世で渋谷に来たのは初めてだし、この規模のライブハウスに来たのも初めてかもしれない。
これまでCOVID-19状況下で行ったテナー等のライブは全席指定で、スタンディングエリアにも椅子が敷き詰められている形式だったが、ここは椅子はなくて、1m程度の長さで四方に枠線が張られた床の中で鑑賞するタイプのスタンディングライブで、そういう意味では椅子ありのライブよりは「ライブ」感を強く感じた。
ナッシングスは前回の横浜のライブもそうだったので、基本的に椅子使わない派なのかもしれない。

渋谷WWW Xって調べたらキャパ500人らしいけど、このくらいの規模のライブハウスだと、メンバーとの距離が近いし、何より鳴る音の音圧が凄くて、Zeppなんかのでかめの箱に比べてもより「ライブ」っていう感覚が強い。
ナッシングスは、COVID-19以前も、F.A.D横浜やら、恵比寿リキッドルームやらでライブやってるし、武道館埋められるほどのパワー持ってるにも関わらず、こういう中規模の箱でもライブするのが良いところだと思う。
実際拓さんもMCでそんなことを言っていた。
基本的に好きなんだろうな、こういう箱でやるのが。
テナーにはあまりない特性だと思うので、こういうキャラクターはずっと維持していってほしいと思う。


確かOut of Controlのときだったと思うんだが、オニイが会場に向かって手を振って、それに応えるように会場全体が手を振り返すというイベントが発生して、あれは何か印象に残っている。
主体がオニイであること・唐突に手を振ったことなどから、謎の一体感という印象が強く、今振り返っても「なんだったんだろうあれ」という感じだ。
逆にそういう謎さが記憶に妙に定着する。
昔のロッキンで無駄にテンションあがった村松拓が会場に向かって靴を投げるという謎の行動を起こしたことがあるが、方向性は違うものの、「謎さ」ではあれに近い。
なんだったんだあれは。。。


テナーのライブの場合は割と知り合いと会う確率が高いんだが、今回はほぼ合わなかった。
一瞬知り合いを見たんだが、声かける隙がなく、終始そのまま。
昔まだTwitterしてなかった頃に、一人でライブいって一人で帰る行動してたが、あれを久しぶりに経験した感じ。
まあこのご時世だと自然な流れとも言えるかもしれないが…
テナーの場合は特に事前に申し合わせてなくても現地行けば誰かしらと会えるところあるからな。
ナッシングスの場合でも多少はそういうところあるが、テナーほどはその確率は高くない。
この辺長期的にはもう少し改善していきたいところである。


「昨日(と言ってたので12/26のことだろう)も曲作りしてた」と言ってたが、アルバム出したばかりでまたさらに作るのか、どんだけ創作意欲強いんだという感想だったが、やはり期待してしまう。
エルレが新作を出すし、拓さんも弾き語りツアーに出るし、と各々での活動はあれど、そういった状況下においてもこのバンドは今まで通り精力的に活動を続けていくんだなという期待が持てる。
どっちかというと音源は勿論なのだがその後のツアー(ライブ)がやっぱりねw
ミニアルバムのレコ発でも新曲配信記念のミニツアーでもいいから是非やってほしい。
ナッシングスのライブはCOVID-19下においても元気がもらえる良いライブだと思うので、今後も引き続き応援していきたいと思います。