先日鍼灸師の集まりでお話しさせて頂いた内容を、ブログ用にごく簡単にまとめてみました。若い鍼灸師たちに向けての檄でもありますのでちょっと偉そうですが……(^^ゞ
お読み頂ければ嬉しいです。
【治療とはなにか】
「治療とは何か」と問われれば何と答えるでしょうか?
私たちの仕事は「治す」ことではなく、患者さんの自己治癒力や自助努力が上手く働くよう手助けすること、そして患者さん自らが治っていくための環境を整えることではないか、と思うことがあります。
私も若い頃は治す事ばかりに必死だったけど、人を治すなんておこがましくて、せいぜい治っていくのを手助けすることしかできないのではないか。どんなに頑張っても治らない人もいる。
でも治らないからといって、そこで私たちの仕事は終わりではありません。むしろそれからが大事。
どうしようもなく途方に暮れる患者さんと共に生き続けていく中で、ほんのささやかでもいいから支援ができるかどうか。
それぞれ魅力のある個性豊かな患者たちを、「弁証論治」という無味乾燥な疾病分類の型に押し込み、型通りの処方をして「ハイお終い」なんて「アホ」でもできる。
コロナ禍でオンラインを通じて若い鍼灸師の方々とやり取りする中で、「治す」こと、「わかった」と思い込むことの傲慢さと危険性をつくづく考えさせられました。
まぁ、私自身も若い頃はその「アホ」の中の一人だったわけですが……。
打鍼
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