現在、思う事を少しだけお話しします。
上場直前には機関投資家へのロードショーを終えて、株価が決まり初値がつきます。
上場後も弊社では月15回~25回くらい機関投資家の方との面談を行っています。
保険や銀行系運用部の方や海外ファンドなど様々な機関投資家の方々です。
また、個人投資家の方からも会社に連絡があり質問を受けます。
来期の着地はどうなるのか?
3年後の売上げはどれくらい伸びるのか?
診療報酬改定の行方は?
採用は上手く行っているのか?
SDGs対応はどう考えているのか?
など質問は多岐に渡ります。
質問のお答えしていて改めて感じる事は
会社とは下記の互いに利益の反する3分野のステークホルダーと共に「理念」に向かっていく仕組みになっているという事です。
① 顧客満足(価格、サービス)
② 従業員満足(給与、福利厚生)
③ 外部協力者へのリターン(医薬品卸、銀行、株主など)
株式公開は③に自分以外の株主が大勢加わるという事です。
少し前に何かのインタビューでもお話ししましたが、上場すると毎日、株価が変わり会社の価値が一目みればわかります。会社の価値=株主価値ですので経営に対しての株主からのプレッシャーを経営陣が受け続ける事になります。経営陣は非上場の時よりも経営に向き合うようになります。経営陣は毎日、社会や現場状況の変化を見ながら次の一手を考え抜き「実行」して「成果」を出さないといけません。
①②③皆様にそれぞれに求められる「成果」を出していく。
目に見えないところで株主という新たな圧力が経営陣を空気のように覆っているのを私自身も感じています。
上場企業が一般的に経営力が強いとされるのは、このプレッシャーが起因している部分は大きいと思っています。
私自身も今一度⓵②③の皆様に十分なリターンを出せるように
2022年3月5日今日時点で何をすべきか?
中期的になにをすべきか?
考えて、考えて、考え抜いて、進むべき方向を決め、「成果」をしっかり出していきます。