「ヒメイチゴノキ」(姫イチゴの木)は南ヨーロッパ原産の、
ツツジ科常緑低木で、その矮性園芸品種です。
花の時期と前年の果実の熟期が重なり、
花と果実が同時に楽しめます。
小さな苺に似た果実は、ジャムや果実酒に利用できます。
10月中旬、蕾が膨らんできた頃、
前年咲いた花の果実が熟してきます。
径1.5cm程の球形で、緑から黄色・オレンジ・赤色へと、
徐々に色付き変化してきました。
昨夏の猛暑の中で、多くが途中落果して、最後に残った果実です。
11月上旬に開花、スズランやドウダンに似た壺型の白花です。
(赤花品種もあるようです)
12月下旬、庭が雪で覆われる中、
玄関前の庇下で花の終盤を迎えます。
花弁が落ちて、小さな果実の元が残りますが、
まだ開花前の蕾もあります。
晴天の1月10日、庭の雪上で日光浴です。
6号深鉢植えで、樹高・横幅ともに50cm位です。
この後1年近くかけて、実を稔らせていきます。
赤い実を食してみると、食感・味とも美味しくは無く、
花や実が少ない時期、同時に観賞できるだけで貴重な1鉢です。
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