Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

鉢植えの「ホトトギス」(3) 「紀伊ジョウロウホトトギス」

2021-10-24 | 山野草

キイジョウロウホトトギス」(紀伊上臈ホトトギス)は、
紀伊半島南部の固有種で、山中の湿った崖に自生します。
 
「上臈」とは貴婦人とか高僧とかをさし、
江戸時代に大奥女中の役職名として使われ、
気高い、品があるといった意味を含みます。
 
6号深鉢に生きたミズゴケで植え、長年維持しています。

 
9月末、初めの1輪が開きました。
3本花茎を上げたうち、短い花茎の先に着いた花です。
陽射しに弱いので、自宅北側の山草棚に置きましたが、
夏の異常高温で葉焼けしました。この日は31℃を越えました。
 

 
10月初め、長く伸びた花茎は30cm余りです。
 

 
黄色い花は釣鐘状で、下向きに咲きます。 
 

 
茎は分岐せず、葉が茎の左右に2列に並び、
葉腋に1個ずつ蕾をつけて、重みで垂れ下がります。 
 

 
その2日後、 
 

 
更に5日後、この間も最高気温が30℃に上がり、
鉢を玄関前に移したことで、こんな姿に、
本来の美しい開花姿とはなりません。
 

 
10月10日、最高気温31.8度、平年より10度も高い日、
名残り花をアップで見ます。
 
 
 
黄色い花弁は長さ4cm程、質が厚く光沢があります。
内側に紫褐色の斑点、雄しべが6本、
中央の雌しべは、先が3つに裂け、その先端がそれぞれ2裂します。
 


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鉢植えの「ホトトギス」(2... | トップ | 鉢植の大文字草(1) 白花 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山野草」カテゴリの最新記事