今週は週間天気予報を見ると晴れ間が続きそうな予報となっている。日本人はお天気に関しては昔から関心が高い民族だと思う。四季折々の天候や気象用語でも「梅雨入り」「梅雨明け」をはじめ気象に関することわざから数多くの用例を拾い出すことができる。動物や植物の「初鳴き」や「桜の開花」などは一般人にとっても関心の高い事例だ。マスコミ各社も「桜の開花時期」になると標本木の周りに開花発表を今か今かと首を長くして待つ姿が多くみられる。
そんな中で気象庁は年内にもトンボやウグイスなど23種類の季節観測をやめるという。また、植物についても対象の34種類のうちチューリップやタンポポなど28種類の観測をやめるという。
気象台周辺の都市化や地球全体が温暖化しているなど観測圃場の周辺環境や地球温暖化という全地球的な変化がその要因んだ。動物たちや植物の生育で自然の移ろいを知る「観測」だったが何か時代の変化に寂しさを感じる。
