海外マジック商品の注意点~使うことを考えて~ | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

海外マジック商品の注意点~使うことを考えて~

マジックショップとしては、非常に極小な感じで
やらせていただいております
レストランマジック研究所小林です。

最盛期よりも商品が作られていく速度は
遅くなっているのですが
それでも、世界中から仕入れることができるこの時代
かなりの数の商品が日々アップされて行っております。

その中から各ショップが選択眼を持って
扱う商品を選び、自分のお店で販売していくわけですが
レストランマジック研究所としては
実際の場で演じることを、大きめに考えます。

これは耐久力とか使いやすさ、トリックだけではなく
その前後のことも考えて商品を選んでおります。

どんなに強力なトリックであっても、1回演じると
1000円位コストがかかるとなると
レストランで演じるには難しいですよね?

繰り返し演じるには、少々問題点があるなあ
なんてことを感じるようなギミックは
その先を考えてしまって、取り扱うにはリスクが出るわけです。

ご購入される方は、そこまで考えないで
「面白い!」と思って購入されるのですが
いざ演じようとすると、実は制約が色々とあった!
なんてことも。

僕らは慣れているので、プロモーションの動画を見ただけでも
(場合によってはディーラーにはメーカーから解説の動画が提供されることも)
その制約やリスクは同時に判断できることが多いです。

その中で、特に注意して欲しい点をお伝えしておきますね。

さて、その注意して欲しい点とは「電力」ですね。

最近は、充電池が使われていることがほとんどになると思うのですが
それでも注意点はあります。

ちょっと時間を戻して、まだ乾電池が主体の場合には
まずその乾電池が日本で手に入るのか?ってことが
重要でした。

中国あたりで作られたパーツだと、向こうではメジャーでも
日本では手に入れにくい電池が使われている
なんてこともあるので、結局電池切れで使えなくなる
ということになってしまいます。

例えば「GP11A」という乾電池があります。
単5みたいな電池なのですが、6Vというもので
特殊です。

メーカーが中国本土にあるので、本土では比較的簡単に
手に入るのですが、サイズ・電圧ともに特殊なので
あまり海外に出回ることがありません。

でも、一部機種に使われていたりなので
欲しい場合には、上海とか本土に友人がいる人は
直で頼んだ方が楽です。

で、勘違いしている方がいると思うのですが
「乾電池は航空便で運べます!」
これ、勘違いしていて、航空便で電池を送るのがダメと
思っている人がいるのですが、「リチウム電池」がダメなのであって
通常のアルカリ電池、マンガン電池は大丈夫です。

リチウムイオン電池、リポ電池などは、電池単体で送ることは
出来ないというのがルールです。

ただ、その分手間がかかるのですよ。
もちろん買ったお店がそういった部分までフォローを
してくれるならいいのですが、そうではないお店では
電子機器系は特に買わない方が得策です。

高電圧のものでは12V23Aの電池が使われることが多いですが
これに関しては、カー用品のお店、ネットで簡単に買えます。
サイズが単5とほぼ同じなのですが、電圧が全く異なります。

ですので、上記乾電池を使う機械に単5を入れても
まあ反応しません。ただ、サイズがほぼ同じなので
知らない人が適当に買って、電池入れたけど動かない!
と言ってくる場合、この可能性は高いです。

以前にそういったことがあり「間違ってませんか?」と
たずねたら、それ以降のメールは来なかった(笑)ということも。
せめて「ありがとうございます、動きました」とか
「お手数おかけしました」位の返信が欲しいと思うのは、わがままでしょうか(笑)

後は、マンガン電池を使って、と書いてあるのにアルカリ電池を使って
電熱線をバンバン焼き切ってしまう、という人もいたかと思います。
電圧の性質とか、実行電圧などが異なるので、説明書はよく読みましょうね。

さて、現在はほぼ充電池になっています。非常に小さなものから
それなりのサイズのものまで、いろいろです。

大抵は「リポ電池」などと言われるもので、非常に高出力で
仕様が可能です。ただ、充電式の電池は確実に劣化します。
ですので、長く使いたい場合には、次の充電池を買えるのか
確認しておきましょうね。

大抵メーカーではリプレイスメントとして販売しているので
大丈夫だと思うのですが、航空便で送るとなると、少々面倒に
なるかもしれないので、国内で探しておくことをお勧めしますね。

マジック系で使われるリポ電池ですが、サイズが合うかはともかく
ドローンを扱っているショップなどを確認すると
いいものがあるかもしれません。

そして最近ではさらに進化して、交換さえしない
(ある意味で、使い捨てになる)
非接触充電の電池を使っていたりすることが多いですね。

注意点としては、使い切らないことでしょう。
これはリポ電池ではよく知られているのですが、1回充電が0になると
再充電ができない、または非常に難しいとなるのです。

なので、最長でも数か月に1回くらいは
充電をしていくのがいいかと思います。

で、電池交換できないタイプのものはどうするのか?
ええ、充電できなくなったら、おしまいです。

多分比較的頻度高く使って2年から3年程度でしょうか。
使わなくても5年くらいでおしまいっていうことで。
経年劣化ですね。

そういった場合も、まあ1回くらいは購入したショップに
問い合わせてみるのがいいかもしれませんね。
メーカーさんによっては、そのアイテムだけリフィルとして
購入させてもらえるかもしれないので。

商品価格の4割くらいで買えたら、まあいいんじゃないですか?

さて、商品を買う際の注意点をお伝えしてきましたが
電気関係のものの場合、その電力関係に関しては
ご確認の上ご購入下さいね。


 
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