進撃の理学療法士

進撃の理学療法士

藤田晋さんに憧れています。
介護分野で会社を立ち上げ、小さな通所介護施設を運営しています。
『全ての人が生きがいを持って生活できる社会を作る』
これを私の会社のミッションステートメントとし、バリバリ働きます!!







ミッション①

すべての人が適切な対価でもって、質の高いリハビリテーションを受けることができる社会を作る。

対価でなくてはいけません。まっとうな効果があって初めて対価は生じます。
すなわち、即時効果と長期的な効果がはっきりと実感できるということです。

やったる!!やったるで!!




見学、体験を募集しています。

茨城県牛久市にあるデイサービスです。送迎範囲など可能かどうかはお問い合わせください。

みどり野からだはうす


300‐1222

茨城県牛久市南6-4-1


TEL:029-886-3306
FAX:029-886-3302






片麻痺で困っている方や腰痛がある方、肩が痛い方、進行性の疾患がある方。

私たちみどり野からだはうすのスタッフは全身全霊を持ってあなたの生活の質を改善させられるようサポートします。





全身運動と各種物療器具、そして理学療法士の施術の相性は抜群です!!





一緒に元気になりましょう!!







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もう5年以上通ってくださっている片麻痺の利用者さんがいます。

その方は非常に熱心な方で、一生懸命にリハビリテーションをされています。

 

現在は月、水、木、金の週4日利用され、個別リハビリテーションは月曜日と木曜日は主に上肢、水曜日と金曜日は下肢の促通エクササイズを行っています。

 

上肢の際には親指から小指までを100回ずつ、川平法による手指の屈曲を行います。

 

その甲斐もあって改良した鉛筆を使用して文字を書くなど、理学療法士の目線では回復がみられています。

 

初期

 

 

半年経過後。質だけでなく書ける文字数も増えている。

これは7枚目

 

2年経過後。文字を小さくするなど課題のレベルを上げている。

 

 

理学療法士としてはどこにいても恥ずかしくない、胸を張ってリハビリテーションをしていますというレベルではありますが、

やはり本人からすると

 

「ぜんぜんよくならない」

 

と。

 

これは当然だと思います。やはりその方からすれば元の状態こそ良くなった状態であり、少なくとも日常生活において「使える」レベルにならい限りは良くなったとは考えられないでしょう。

 

*最近ですがその方から「ちょっとは良くなったかな?」という発言がありありました。

 

 

ある日、その利用者さんから「もっと効果を出す方法はないかなぁ?」

という質問がありました。

 

私の意見としては、少なくともその方は介護保険でできるリハビリテーションとしては限界に近いことをしていると思っていましたが、やはり頑張っている人には自分も全力で向き合わなくてはならないと思い、半球抑制の話をしました。

 

 

~よくわかる半球間抑制~

*美麗なイラスト付き!!

 

右脳は左半身、左脳は右半身を支配しています。
*実際には少し異なり同側も一定割合支配しています。

 

脳梗塞などで左脳がダメージを受けると右半身の動きに障害が出ます。
(右片麻痺)
 
 

すると、非麻痺側(右脳が支配している左半身)を使う量が増え、麻痺側(左脳が支配している右側)は積極的なリハビリテーションをしているとはいえ感覚入力や運動の入出力がとても少なくなります。

 

 

すると右脳が左脳の働きを抑制してしまいます。これが片麻痺における半球間抑制の例です。
要するに良くしたい麻痺側の動きをたくさん使っている非麻痺側側の脳が邪魔してしまうのです。
 
 
 
この話を先の利用者さんにしました。
CI療法などはこれをもとに考えられた治療法だと思います。
一般的に左片麻痺よりも右片麻痺の方が予後が良いという理由の一つとも考えています。
*利き腕はより使いやすいため
 
 
麻痺側にとってのみ最良なリハビリテーションを行うと実生活にマイナスが生じます。
しかし、その利用者さんのレベルだとこの辺も考慮しなくてはより良いリハビレテーションは出来ないと考えました。
 
 
今後はこのコンセプトをどう落とし込んでいくかが重要になります。
 
 
つづく