テーマ記事（宅建士取得のすすめ）

「宅建業者」に

不動産投資家がなったら…

 

大家業に宅建士の資格は必須要件では

ではありません。

しかし、買取再販や仲介手数料の節約

などなど大きなメリットがあります。

仲介手数料は、基本的には3％+6万

が上限ですが不動産は単価が高いので

非常に大きなコストになります。

だから、専業大家になる事が目標なら

宅建士は取得しておく事です。

もちろん宅建士を専業で雇う事も出来

ますが労務管理のリスクやコストの点

で宅建士資格をご自身で持つ方が最良

なのです。

宅建業者として財閥系の不動産会社と

張り合うくらいの意気込みでやるなら

沢山、人を雇わないとダメですが…

 

宅建業免許を得ると、まず買取再販が

無制限に出来ます。

大家さんが資産入替で売買は出来ます

がこれも頻度が多かったり小規模でも

開発行為や土地を分筆して分譲する事

すら宅建業者でないと出来ません。

もし、強行すると最悪、無免許営業で

摘発されるでしょう。

また、罰則も交通違反レベルではなく

「前科者」になります。

だから、時々、戸建コロコロで儲けて

も大丈夫だょ！と言う脇の甘いお話が

ありますが鵜呑みにはしない事です。

規模が大きいとか金額が大きいとかで

はなく目的と頻度が問題なのです。

例え、数百万の一戸建でも再加工して

年に何度も譲渡益を得ていると生業と

して再販してますよね？となれば令状

を持ってこられる可能性もあります。

中にはこうした儲け方に嫉妬して行政

に通報する業者もいますので…

 

だから、宅建業免許を何時でも取れる

様に専業大家さんになるなら宅建士の

資格を得ておくべきなのです。

必要となれば、宅建業免許を申請して

開業する事で法的リスクを回避しない

といけないからです。

もちろん、宅建業者になると完全なる

プロ扱いでぬるい事をしていると蹴り

飛ばされます。

 

しかし、大家業で鍛えた不動産投資の

知識武装が出来ていれば、恐れる事は

ありません。

宅建業者になると譲渡益目的でも事業

展開が出来るので不動産で儲けるチャ

ンネルが大きく増えるのです。

そして、仲介手数料も支払う立場では

なくもらえる立場にもなります。

 

ここで業界内部的なお話をします。

一般の広告（レインズ以外）で業者が

売主と表記している物件は、基本的に

仲介手数料が掛かりません。

この程度の知識は素人さんにもあるで

しょう…（苦笑）

しかし、業者が売り主でも仲介業者が

挟まると少なくとも非宅建業者の買主

には片手の手数料を請求されます。

しかし、売主業者はここで二択です。

一つは売主業者も仲介業者に手数料を

普通に支払うパターンです。

もう一つは売主業者は手数料は支払わ

ないパターンです。

マイソクには乗りませんがレインズで

は備考欄に「当方不払い」と書いてい

ます。

なぜ、そのような事になるのか？

それは売主が宅建業者の場合、宅建業

法上の責任が売主にもあるからです。

だから、仲介手数料は重説の保証料み

たいな要素があるので当然、プロ同士

なのでそんなものは支払う必要はない

よね、と言うロジックです。

そもそも仲介手数料は上限が定められ

ているだけでゼロ円で仲介しても良い

訳です。

まあ、それでは業者も食べていけない

ので手数料を取る訳です。

しかし、そこを勘違いしている業者は

上限値の仲介手数料を何と正規手数料

と表現しているのには思わず苦笑して

しまいます。

明らかに宅建業法を理解していなか？

顧客があたかも上限手数料の支払い義

務が法的にあるかの様な勘違いさせる

≒騙す意図があるか？です…

 

そして、そうなると仲介業者にしてみ

れば両手じゃないなら引き物用の広告

で集客に利用して両手物件に振替よう

とします。

おとり広告はヤバいが実際に存在する

物件なので、業法違反にならずに利用

価値はそれなりにあるからです。

しかし、そのような悪意のある業者は

物件の広告を許可せずに商流から排除

すれば良い訳です。

こうして業者同士でも仲が悪くなる事

がある訳です…（苦笑）

しかし、物件自体に魅力があれば客は

自ずと見つかるし、片手でも真面目に

営業する業者もいます。

 

土地仕入れが必要な開発業者でもない

限り大家業メインの宅建業者なら当方

不払い、として手数料を節約した方が

良いしその為にもランニングコストを

掛けてでも宅建業免許を取っていると

考えるからです。

これは大きなメリットで例えば、今後

自分が売主で10億分を売るとすれば

３千万のコスト削減になります。

もっと言えば買主側からの3％分を上

乗せして値付けすれば6千万も利益が

増える事になります。

ただ、土地を安く仕入れたい小規模な

開発をする宅建業者などは土地ブロー

カーとの関係は、死活問題なので仲介

手数料はケチらない方が利口です。

そのあたりは実際に宅建業を開業した

ら追々、わかってきます。

まあ、上手く立ち回る事です。

参考ブログ（業界の裏側を知ろう！）