2022夏 (D28) Tulalip族(R15), N.Cascade 国立公園

Sprouts のすぐ傍

この日の朝食はバナナトルティーヤと野菜を組み合わせたもの。

実はここは人気のあるグロサリー店「Sprouts」のすぐ横なのです。

店に入ってみるとサケの切り身を売っていました。昨日のサケが美味しかったので興味津々で吟味。こちらは一切れ約9ドル。

こちらは二切れで約13ドルでお得だったので買ったのですが、イマイチでした。
生サケにいろんなスパイスを絡めた状態で売っていました。ご飯のお供にしようと思ったのですが使っていたスパイスがご飯には合わずしかも匂いが強烈。その上油がべとべとしすぎていました。それでも最後まで食べましたがもうちょっとすっきりしたものが良かったです。

Tulalip居住地 (R15)

Tulalip 族はシアトル北部に居住地を持つ先住民一族です。

Tilalip 族の売店。酒類が沢山売られていました。

働いていた人達に部族民であるか聞くと部族民だと答えていました。しかしどの人も昔の先住民とは似ても似つかない顔をしています。

Tilalip族の博物館

Tilalip族の文化センターの横に併設されていた博物館です。

Tilalip族の昔の服装です。

杉の木の皮をほぐして編み服にしていたそうです。北の地方ですから寒いと思うのですが、その場合は動物の毛などを織り込んでいたようです。

昔のカヌーもいくつか展示されていました。こちらは大き目のカヌー。

こちらは小さなカヌーです。

文化センターでの会話

先程の博物館はTilalip族文化センターの中にありました。

そこの駐車場で車の中から出てきた部族民と思われる女性に質問しました。

ここの部族のBlood Quantum(部族民でいるための血の濃さ)はいくらかと聞きました。普通は4分の一(祖父母の一人)、最近では8分の一(曾祖父母の一人)という部族もあります。4分の一でも他が全て白人ならほとんど白人に見えてしまいます。8分の一なら90%が白人なのでほとんど白人と変わりません。

「うちの部族ではBlood Quantumをなくして居住地に住んでいて申し込みをすれば誰でも部族民になれる」というのです。「えぇ~!そんなので良いのですか?」と聞きました。すると「私たちの部族はいつか消滅してしまうだろうとずっと言われ続けてきた。今ここに存在していること自体が凄いことでそれだけで価値があるのだ」と言うのです。

これが当事者の現実的な選択なのでしょうかね。その人は日に焼ける仕事などはしていないようで割と色白なアジア人に近い外見の人でした。

博物館の展示を見終わったあとで食べたサンドイッチ。
ベーグルにフライチキンと多少の果物。

Tilalip族居住地をドライブして回る

居住地の中をドライブして回りました。海辺の居住地でかつ元々は漁業が主業の人達ですから日本の漁村と変わらない風景です。

白人が大好きなのが海の見える高台に豪邸を構えること。住民なら誰でも部族民になれ拒否されないなら喜んで一番見晴らしの良い土地を買い豪邸を建てるのではないでしょうか?

North Cascades国立公園

次に行ったのはNorth Casdades 国立公園です。ここはワシントン州版のグレイシャー国立公園のようなところです。

しかしここまで来るのに雨が降ったり小雨になったりで空が暗い。氷河どころか遠くのものが何も見えません。その上時間はどんどん経って行く。しかも公園は広くて一体今日中に外に出ることができるのか見当がつきません。

そこで目に見えたキャンプ場に行って車でぐるりと回り様子を見ます。雨に濡れてしっとりと苔むした森林のキャンプ場です。隣に川が流れていました。

そこで二人連れに話しかけこのキャンプ場は一泊いくらでキャンプできるのかと聞きました。

「予約していなくてきたのなら予約のサインの無い場所に自由にキャンプできるよ。そう書いている」と隣の場所を指さすのです。

超ラッキー!

そういう訳でこの日はここで一泊することにしました。

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