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株主優待が好きになれない理由

みんな大好き株主優待

株主優待があるから、株式投資を始めたという方も多いはずです。

企業側から見ると安定株主工作の一環なのですが、やはり物を貰えると嬉しいですよね。

優待自体は元々好きだった+妻の機嫌取りにも良かったのですが、現在はJTの年1優待を受領するのみです。

一昔前は優待欲しさに、クロス取引などもやっていたのですが、結局辞めてしまいました。

辞めた理由としては、米国株へのシフトが大なのですが、優待制度自体が少数株主対策であり、それなら配当還元or自社株買いして欲しいというのがメインの理由です。

日本株式会社特有の株主優待

株主優待と言えば、棋士の桐谷さんが有名です。

自転車に乗って、株主優待消化のハシゴをTV番組で紹介していましたが、そこから株主優待投資を始めた方も多いのではないでしょうか。

今現在も飲食店銘柄中心に優待合戦で割引券やら何やらを、株主に還元名目で配布しています。優待改悪前のすかいらーく株とか、スゴイバラマキでした。

飲食系だけはなく、ギフトやら自社のサービス券やら、今でもゴロゴロあります。

日本人がプレゼント=物が好きなことをいいことに、株主優待品が乱立状態です。

株主優待がイヤな理由

①優待品が株主還元とされているから

冒頭にも書きましたが、株主優待品が株主還元のメインにされている企業が多数あります。

優待品を出すのはいいですが、それメインにするの?と疑問を持たざるを得ません。

株主数維持には、一番いいと思われている状況が困った所です。

②優待品だけで配当を出さない企業がいる

株主優待品だけ出して、配当を出さないor微々たるものしか出さない企業が多くあります。

何か優待品出している=配当出さなくていいだろ的な雰囲気があるんですよね。

株価上昇で報いてくれれば文句ないですが、そういう企業に限って塩漬けになって、優待品だけ送付してくるという状況になりがちです。

③優待品と株主通知の受取で宅配BOXがパンクする

本気で株主優待投資をすると、宅配BOX3日でパンクする時があります。

株主通知が重なる月は特にですが、無駄に紙ベースで通知が来るので、迷惑極まりない状況になりました。

プラス株主優待品の嵐なので、1週間留守とかにする方は向いていないと思います。〈月1社や2社程度なら問題なし〉

④会社都合で改廃されやすい

株主優待は、ホントに改廃されやすいです。

配当も減配されやすいのが日本企業の特徴ですが、株主優待に関しては一方的な通知で改廃してきます。

配当は、基本議決が必要なので、通知一本というワケではないですが、優待は企業独自のサービスという位置づけなので、やりたい放題です。

いきなり改悪されたら、困る株主多いはずですけど、問答無用!とバッサリいきますね。

⑤一部の個人投資家優遇措置になっている

株主優待に関して、機関投資家は必要ないので、個人投資家優遇措置状態になっています。

機関投資家側としては、安定株主工作費用と考えているのかもしれません。

一部の個人投資家だけが得をするのはどうかなと、昔から議論になっていますが、改善の兆しはありません。

優待品ではなくて、配当を出してくれ!

やっぱこれです。『SHOW ME THE MONEY』ではないですが、中途半端に優待品を出すなら、配当を増額して欲しいです。

配当増額の方が、自社サービス優待品を出すより費用持ち出しが多いという理由で、優待品を維持している企業が多くあります。

そうじゃないだろ!と・・・

儲かったなら、適正に株主に還元して欲しい!という一点なのですが、それを歪めているのが株主優待制度だと思っており、好きになれません。

と言っても、個人的に好きになれないというだけで、個人投資家には、お得な制度なんですけどね!

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お金らいふ

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