いくつもの入江や港を越えて行きます。
ルートは墓地の裏から山道となりました。
トレイルテープもあり、迷いにくくなっていますが見落とし注意です。
こんな標柱も登場しました。
「地震があったら津波の用心···」云々と文字が彫り込まれていました。
昭和八年三月三日、昭和三陸地震の際の震度は5、気象庁の推定マグニチュードは8.1で歴代7位ですが、リアス式地形のためその被害は甚大だったということです。
ちょっとだけ紅葉していました。
再び舗装路に出ます。
大越峠を越える山道です。
まぁこんな感じです。
桃浦小学校跡地がありました。
はい〜 蛤浜。
「風越トンネル」
トンネルを抜けると「万石浦(まんごくうら)」です。
そう、リアス式海岸なのです。
リアス式海岸とは河川による侵食や隆起沈殿によって創られていった鋸の刃のような形状の海岸ですが、それだけではなく最終氷河期が終わった際の海面上昇によってさらに激しく形造られたと考えられています。
起伏の激しい土地がさらに沈水海岸すると多島海となります。
そして、その激しく入り組んだ海岸は津波に対して漏斗(じょうご)状になるため、その力は増大し、さらに対岸に反射し合うため、その反射波は被害を何倍も甚大なものにしていくのです。
ここ牡鹿半島も例外ではありませんでした。
のちにその証言を聞くことになります。
そのお話はその3で詳しく···。
ルートは墓地の裏から山道となりました。
この辺りは鹿が多く生息し、この時も防災放送で「鹿狩り」が行われるとの放送がありました。
山に入らないようにと促す内容でした。
山を越えるとまた一般道に出るというルートですが、心配していたヒルもさすがにこの気温で影を潜めたようです。
ただの1匹も出てきませんでした。
トレイルテープもあり、迷いにくくなっていますが見落とし注意です。
こんな標柱も登場しました。
道は割と歩きやすいです。
朽ち果てた関東ふれあいの道に比べると新しいトレイルだけに整備にも力が入っているなというのが率直な感想です。
「地震があったら津波の用心···」云々と文字が彫り込まれていました。
昭和八年三月三日、昭和三陸地震の際の震度は5、気象庁の推定マグニチュードは8.1で歴代7位ですが、リアス式地形のためその被害は甚大だったということです。
それも揺れによる被害はさほどでもなく、津波による被害が大きかったようです。
三陸地方では明治、昭和、平成(東日本大震災)と大きな地震が起きており、令和の世の中でもその不安は健在です。
ちょっとだけ紅葉していました。
このあたりの山道はすべてヒル区間です。
鹿が運んでくるんでしょうかね?
再び舗装路に出ます。
いくつもの浜を通り過ぎて行きます。
だんだんここが何浜で次が何浜なのか分からなくなってきます。
大越峠を越える山道です。
ちょっとした渓流沿いを歩きます。
道は分かりやすい方だと思います。
まぁこんな感じです。
桃浦小学校跡地がありました。
門だけ残っています。
普通に山道の途中にぽつんとありました。
え?ここに?という感じでした。
蛤浜(はまぐりはま)。
え?ここに?という感じでした。
蛤浜(はまぐりはま)。
ここはバス路線が来ています。
けど、これに乗っても戻れないみたいです。
はい〜 蛤浜。
キラキラですね。
「風越トンネル」
けっこう長かった〜。
でも中は明るく歩道も広いです。
トンネルを抜けると「万石浦(まんごくうら)」です。
来る時に車で通った道です。
工事中で片側通行止めが2箇所ありましたが、歩行者はどこ歩いていいのか分かりません。
警備員も遠くに見えるだけなので適当に歩きました。
上林から折り返すように海沿いの道に降りて行くのですが、なんと全面通行止めです。
上林から折り返すように海沿いの道に降りて行くのですが、なんと全面通行止めです。
なにーっ?
聞いてないよぉ。
警備員さんに聞きました。
僕『この下の道に行きたいんですけど、この細い道も通行止めですか?』
警『通行止めです』
僕『迂回路ないんですか?』
警『わかりません』
僕『わからないって···』何のために立ってるんだ。
僕『この下の女川まで行く道のどの部分が工事中なんですか?』
警『全部です』
まさか··· 全部なわけないでしょ。
そうすると逃げるように影の方へ消えてしまいました。
調べに行ってくれたのではなく、逃げちゃいました。
現場放り投げて行っちゃうなんて···。
少し戻ってみることにしました。
するとカードレールにもたれかかっている警備員がいます。
見てるだけです。
交通整理はしていません。
話しかけてみます。
僕『すみません、この下の道はずーっと通行止めなんですか?』
警2『あーそうですねぇ』
僕『ずーっと通行止めなんですか?』
警2『わかんねぇんだよ』
僕『わからない?』
警2『うーん、わかんねぇ』
わからないで立ってるのか。
疲れてきて気が立ってしまったかも知れません。警備員さんの目を睨んでしまいました。
わからないものは仕方がない。
ちょっと戻ってみます。
下は崖のような急勾配でした。
そうだ、名取のトレイルセンターに電話してみよう。
ホームページで調べて電話をかけます。
『はい、みちのく潮風トレイルセンターです···』
その3へ続きます。