TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

暑いから夜から登る筑波山

2022年08月03日 | Weblog
本当は東北遠征(みちのく潮風トレイル)して歩こうと思って準備していました。
でも、このところの猛暑と局地的な豪雨に恐れをなして中止にしました。

すごい暑さですよね。とにかく。

ボーっと過ごすのもなんだし、どこか歩けるところはないかな?
ふと思いついたのがナイトハイク。そうだ、このところ登山にハマっているスキー仲間のTさんに声かけてみようかな。
夜なら暑くないし。

僕『明日休みですかー』
Tさん『休みでーす。筑波山あたり行ってみようかと思ってまーす』
僕『おー、夜から歩きませんか?暑いので』
Tさん『おもしろそうですねー』
僕『じゃ午前2時30分に待ち合わせましょう』
Tさん『はーい』

と、とんとん拍子に決まりました。


当然真っ暗。
『真っ暗じゃないですか』とTさん。
『夜ですから(笑)』と僕。

久しぶりに会ったTさんは髭づらでした。
なんかそれがかっこよかったです。


夜中に迎えてくれたのは彼でした。
軽く100は越える蜘蛛の巣を蹴散らしながら登って行きました。
頭から被るネット持ってきて良かった〜。
今日は風もなく虫たちも活発でした。


薬王院コースは一度林道に出ます。
やっぱり登るとそれなりに暑いです。
髭のTさんはネイチャーガイドみたいでベテランっぽいです。
僕の小さくて被れない帽子をあげたらさっそく被ってくれました。


出た!薬王院コースの名物「800階段」二人とも息が荒くなり途中で少し休みました。
昔は通して登れたのになぁー。


さらに斜度を増し、先の見えない階段地獄が襲いかかります。


おお。タマゴタケ。
食べれます。けど食べません。
間違っていたら大変だから。


やっとの思いで地獄を抜け、夜の「大石重ね」に至りました。
自然遊歩道を左巻きで御幸ケ原に出ます。


誰もいません。
当然かと思いますが、そうじゃないのが筑波山。
もう白んできているので、急いで女体山の山頂へ向かいます。


御幸ケ原からの眺望はこんな具合でした。
「やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫立ちたる雲の細くたなびきたる」ですね。
雲は細くありませんでしたが、まあいいか。
筑波山は別名「紫峰」と呼ばれています。


間に合いました。
およそ2時間で山頂です。
けっこうまともなタイムじゃないですか!
Tさん頑張りましたね!


雲が地平線に厚くかかっていたので空は赤くなりませんでした。
まあいいか。

実は山頂には先客ありでした。
そう、筑波山ってナイトハイクする人けっこういます。
だいたいがつつじヶ丘からなんですけどね。
なぜかというと、空が見えるところが多いから。


靴を脱いで朝日を拝むTさん。
そして靴を並べてひと思いに身を投げ⋯ ずにエナジーゼリーをチュウチュウやってました。

このあと二人とも靴下まで脱いでしばらくくつろぎました。
そこに単独の女性が到着。
挨拶して少しお話しました。
女子『あのー、まさか裸足で?
僕『いやいや、そんな猿みたいなことしませんよ(笑) ただ、筑波山には裸足のゲンみたいな人いますからね』
女子『ほんとですかー?』
僕『ええ、僕なんか街でも裸足って人知ってます(笑)』
ほんとのことです。

どうやら雨のあとの湿気で雲海になると聞いてきたそうです。
今日はそこまでじゃなかったようですね。

女性が立ち去ったあと少し雲が低く溜まっているのが見えました。


筑波山は霧の深い夏の朝、思い切り雲海になることがあります。
僕もたった1度だけ下の子と登った時にお目にかかりました。

日の出を見た僕らは男体山へ向かいました。


キツネノボタンかな?


ムラサキギボウシ。
たくさん咲いていました。
旬です。


そしてなんと「アサギマダラ」に会いました。
たった一頭でしたが、来るんですねぇ筑波山にも。
確かにアサギマダラが好きな花が咲いているところがありました。


アサギマダラが蜜をすっていたのがこの「ヒヨドリバナ」です。
フジバカマが好きなことで有名な蝶ですが、ヒヨドリバナもいけるようです。


ケーブルカー山頂駅の横にはニッコウキスゲが小さな集落を作っていました。


なんと大きなヤマユリでしょう。
ヤマユリもたくさん見受けられました。
しかし、男体山の山頂付近のホシザキユキノシタは終わっています。
ほんの数個だけ頑張って咲いていました。


男体山からの景色。
湿気が多く霞んでいます。


再び自然遊歩道に出ました。
崩落部分の修復跡です。
しっかりとしたコンクリートで丁寧に補習してありました。ありがとうございます。

立身石にも立ち寄りました。
大きな岩を見上げるTさん。
人間が小さく見えます。


そして筑波山第三の峰「坊主山」に登ります。
現在は山頂標識はありません。

以前はあったのですが撤去されたようです。
なぜなのか調べてみましたが分かりませんでした。
もしかしたら過去に愛称として付けられた正式なものではないのかもしれませんね。

そして僕らは坊主山の裏手から伸びるルートで階段を避けるように下山しました。
けっこう急なので濡れた地面の時は必ずといっていいぐらいスライディングします。
思い切り盗塁を決めましょう。高校球児のようにね。

標高が下がるとどんどん気温が上がっていきます。
鬼ヶ作林道に出たあとは舗装路を下ることにしました。クールダウンにはちょうど良かったです。

下山は8時過ぎでした。
Tさんお疲れ様でした。そしてお付き合いいただいてありがとうございました。


歩行距離 11.1km
所要時間 6時間
累計登坂標高差 902m
21,000歩

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2 コメント

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良いアイデアですね (手賀沼日記)
2022-08-03 19:42:22
夜登るとは良いアイデアですね。
筑波山は正面からの上りがきついので、このところ敬遠です。歩いて回る人も少なかろうと思い、霞ケ浦をあるいて1周、10回くらいやっています。我孫子から日帰りですと、1周140キロくらいに3-4日かかります。平坦だから楽ですよ。
Unknown (3104109)
2022-08-03 20:12:03
相変わらず歩いていらっしゃるようですね。
霞ヶ浦一周はやってみたいのですが⋯
さすがに140kmとなると⋯
10回とはすごいですね!

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