舞台『千と千尋の神隠し』観劇感想キャスト編

書けていなかった舞台『千と千尋の神隠し』キャスト感想です。

この作品も主要キャストがWキャストになっています。

前回、本当は上白石萌音さんの回を観たかったけど願い叶わず橋本環奈の回を観劇しました。と書きましたが、予想以上に（失礼）とても良かったです！

○千/千尋(橋本環奈)

自然な台詞と演技が「千尋」という少女が本当は固定化された人物では無く、多くの人が投影された姿で、

小学生の時に抱く、両親への想いや、現実と夢、冒険への憧れ、勇気が描かれているのがジブリの主人公だったのかなと感じさせて貰いました。

第一声から演技がお上手で、さすが女優さんでしたね。舞台初挑戦との事ですが、声も明瞭で自然な演技とも思えない純粋な思いが伝わって来てとたも良かったです。

映画『かぐや様は告らせたい』のイメージしかなかったので完全に見くびっておりました。大変失礼いたしました🙇‍♀️素敵な女優さんでした。

○ハク(醍醐虎汰朗)

声が篭る感じがあるのが少し気になりましたが、美少年で品と神々しさ（ちょっとした存在感）があり、見目麗しく、仕草や姿勢も良く、正しくハクでしたね。

個人的に千尋に🍙をあげる場面と、『私の事はハクさまと呼べ』って場面が好きです🍀

○カオナシ(菅原小春)

この役をダンサーさんが演じているのが素晴らしい！！舞台俳優・女優さん達の中で、少しだけ雰囲気が違う存在で、台詞（？）の声もとっても上手に表現されていて良かったです。

○リン／千尋の母(咲妃みゆ)

存じていたつもりですが、、、ゆうみちゃん（咲妃みゆ）の演技レベルが凄すぎて。。。💦

最初、母役で出てこられた時、3階席からはどなたなのか判別出来ず、

『嫌な感じのお母さんやなぁ。この人、美人で演技上手な人やなぁ。』と感じておりました。

そしてリン役→母役で、同一人物と判明！

マジか、咲妃みゆ恐るべし。。。。

さすが菊田一夫演劇賞受賞者でした。元宝塚娘役さんが活躍されて嬉しい。なんて次元の話じゃなかったです。

もうリン役は原作のアニメを超えるレベルで、より美人で強く、世話焼きな姉御でした🌸😊

○釜爺(橋本さとし)

幕前のアナウンスが、劇場係員では無くて、釜爺の声になってます。（は！ネタバレしてしまった）

演技ももちろん良いのですが、釜爺の手足（虫なので脚が長い）が上手に表現されていて、色んな所が気になってしまいます。

その6本の脚に気を配り（動かし）ながらの演技なのに自然でしたね。

色んな名言もちゃんと言ってくれて、満足でした。

○湯婆婆/銭婆(夏木マリ)

いや〜。(アニメの)本役さんなんて言う事ない！

着替えたり動いたり、飛んだり（？）、この役も動きが多くてタイミングが大変かと思いますが、世界観を確実に捉えて表現されていらっしゃいますので、集中して見れました。

皆んなをまとめ上げるボス的な感じが良かったです！

○青蛙(あばたのお兄さん)

以前、舞台『ウェイトレス』で、その舞台根性ひこの人凄い！😵って度肝を抜かれた人。

油屋では、なかなか重要な役どころですよね。1番先に食われるし（笑）声も特徴があって、面白かったです！この配役凄いですよね。

今回の作品は、ミュージカルでは無いのですが明るく楽しく、舞台出身の方もそうで無い方も色んな分野から選出されたスペシャリストで、

役のイメージをきちんと捉えて表現出来る方ばかりなので、それが更に作品のクオリティを高めていました。

バラバラなんだけどチームになってるって、油屋で働く人達そのものですよね。

そして、何よりも計算尽くされた素晴らしい演出技法が細部に見られて、本当に満足度が高かったです✨

もう14,500円払っても価値ある！😆

（それ以前にS席、当たって無いねんけど💧）

huru独占でライブ配信が7/3(日)・7/4(月)に予定されていますので、ご興味ある方は是非ともご覧ください💓