前回は理学療法士の給与について少し書きましたが、

社会的な認知をもっともっと高めないといけないことがよく分かりました!

⇒ 日本の給料 職業図鑑 理学療法士の月収・年収


唐突ですが、腰痛を感じたことがない方っていらっしゃいますか?

原因は様々で、椎間板ヘルニアから女性の生理、あるいは脳の影響等・・・

それぐらい社会的ニーズの高いもの 「 腰痛 」 について

本日から少し考えてみたい思います。

(皆さんで理学療法士の社会的認知を高め社会貢献しましょう!)


理学療法士として皆さんは

「腰痛」 のある患者さんのニーズに応えられていますか?

とりあえず腹筋を鍛えたらいいと言われているので

どんな方にも腹筋運動・減量指導に終始していませんか?

そもそも理学療法士が対応できる腰痛にはどんなものがあるのでしょうか?


まずは知っておきべきことに

『 Red flags を除外する! 』

ということが挙げられます。

日本の腰痛診療ガイドライン2012版では

腰痛の診療は以下の通りに示されています。

腰痛診断


この中で 「危険信号あり」 という部分がありますが

これがいわゆる 『red flags(赤旗)』 と言われるものです。

具体的にガイドラインが示すのは以下の通り。

red flags

・・・どれも大事なことが書いてあるんですが

教科書的で当たり障りなく書いてあって

なかなか頭に入ってこないですよね。

ということでここで覚えておくべきことは、


「安静時痛」 あるいは 「顕著な腰痛」 

理学療法士が介入する前に早期に整形外科医に診断を仰ぐ!



当たり前のことですがこれが絶対です。

あまりに痛がられると理学療法が介入できないと思いますが、

安静時から痛みがあるもの も要注意です。

万が一、内臓疾患が隠れていたり、癌が隠れていたり。

例として、

・大動脈解離や大動脈瘤破裂によって命を落とす

・癌の骨転移があって運動したせいで病的骨折させてしまう

・脊髄圧迫部位があって運動方向によって脊髄損傷を引き起こす

という可能性も十分にあり得ます!

たかが腰痛、されど腰痛!

本日はred flagsというものがあるということをしっかり理解しておき、

『安静時痛、顕著な腰痛は必ず整形外科医師に相談する!』

そのためにも医師とは常日頃から

風通しをよくしておきましょうね。


☆ 読んで頂きありがとうございました!

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