はじめの戦車模型づくり

老眼に悩みながらもとにかく完成させることを目指します! 2009年3月8日開設

T-90A MENG MODEL 1/35 #1 組立開始

2021-11-26 00:08:29 | 現用 ロシア

▲中国のモンモデルのキット、T-90Aに手をつけました。
この箱絵のイラストがとてもカッコよくて、購入動機はこのイラストにあると言っても過言ではありません。
ソ連、ロシアと続く共産圏のMBTは、まさに兵器としての割り切った設計から醸し出されるスタイルにすごく魅力を感じます。
そして何か共産圏特有の冷たさを感じるのは私だけでしょうか。
もちろん、キットの精密度、連結可動履帯の魅力も購入した理由です。

 

▼インストの表紙。カラーです。お金かけてますね。
箱絵と同じイラストを使い、ちゃんとデザインしてます。

 

▼表紙をめくると、各部の名称、実車の説明文があります。

 

▼AFVは足回りから組立が始まるのが定番ですが、このキットもそうでした(笑)
ご覧の通り、サスペンションは可動します。これで可動連結履帯であることがうなづけます。

 

▼ポリキャップを内蔵するタミヤ式?の起動輪(ドライブスプロケット)、誘導輪(アイドローラーホイール)、転輪(ロードホイール)。
ポリキャップタイプは塗装がしやすくて助かります。

 

▼足回りができました。
完成するとほとんど見えない車体下部ですがサスペンションの表現、車体のプレス構造などがよくわかります。

 

▼サスはこんな感じで可動します。

 

▼いよいよ可動の連結履帯を組み立てます。履帯は片面81枚の指示です。

 

▼ランナーからギリギリで切り離したつもりの履帯ですが、やはり少しランナーが残っています。
可動には影響はないと思ってはいましたが、見た目と万が一を思って修正します。
一つの履帯に対して2箇所、片方の履帯を組み上げるには162箇所の修正となります。

 

▼修正していきます。

 

▼組立用の治具があり、6枚ずつセットしていくようになっています。
写真は5枚ですね、この後気づいて6枚にしてセットしています。

 

▼6枚繋いで治具にセットしました。
このあと両側の連結ピンを治具にセットして片方ずつ押し込んでいきます。

 

▼ランナーに付いたまま治具に入れた後、ランナーを切り離します。
写真はランナーから切り離した状態です。

 

▼連結ピンの入った治具を、履帯本体をはさんである治具のピンに合わせて押し込むと連結ピンが履帯にはまります。
写真は治具を押し込んだ後に外したところ。連結ピンがはまっています。

 

▼治具を使って完成した6枚の履帯。こうして作った履帯を繋げ合わせて81枚にします。
接着剤は全く使いません。すべてスナップキットのようにはめるだけで組み立てています。

 

▼指定通りの81枚でOKでした。なおまだマスキングテープで仮止めの状態です。

今回はここまでです。次回はもう片方の履帯の組み立てを済ませ、車体、砲塔の組み立てに進みたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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10 コメント

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可動履帯!! (くう)
2021-11-26 08:49:22
大変な手間をかけただけの効果がありますね。
たるみ具合が素晴らしいです。
サイドスカートで隠れてしまうのがもったいない・・・
Unknown (Ganpon)
2021-11-26 12:05:39
T-90A、かっこいい戦車ですね!
結構お高いのでどうなのかと思っていましたが、サス稼働、連結可動履帯など、理由が判りました。
接着剤無しで組上げることができるのも素晴らしいですね。
強度的に不安が無ければ、走らせたいですね。
各部の名称を説明した資料は嬉しいですね。
塗料はファレホの番号の様ですが、クレオス互換表が有るようなので問題なさそうですね。
今後のブログが楽しみです。
連結可動~! (Choro-Poo)
2021-11-26 12:33:00
こんにちは。来ました!憧れの連結可動!(笑)。
T-72以来、半世紀以上基本形状が変わらないというのは、やはり究極の形状だというのが一面の真理なんでしょうね。
ERAてんこ盛りのゴテゴテゴチャゴチャ感がIDFセンチュリオン同様に超魅力的です。
兵器として有無を言わせぬ迫力と威圧感がありますね。

スカートで半分隠れてしまう履帯がもったいないですが、ディスプレイモデルとして考えた時にベルト式に対する最大のアドバンテージは可動かどうかよりもエンドコネクターのリアルさだと思います。
凄い贅沢なキットです、貧乏性の私は購入にちょっとばかし躊躇しちゃいます。
これを作れるなんて、羨ましい~(笑)。
完成が超楽しみです~♪。
Unknown (hajime)
2021-11-26 13:02:46
くう様、コメントありがとうございます。
実はこの可動履帯の組立が不安でビビっていました。
でも押入れの肥やしにするのはもったいなく、えいやと手をつけた次第。
やってみたら、危惧していたのが嘘のようでした。
そうなんですよね、確かに「たるみ」がサイドスカートに隠れてしまうのはちょっと残念です。
Unknown (hajime)
2021-11-26 13:15:01
Ganpon様、コメントありがとうございます。
ご存知の通り、T-90のベースはT-72で年々改修を繰り返してこの姿になりました。
機能優先、カッコなんて二の次の共産圏製造兵器なのでしょうが、それがまた冷徹な凄みのカッコ良さを出している気がします。
履帯のパーツには一部細い支柱があり、戦車の可動化には少し不安がある気がします。私はランナー跡の修正時に3個ほど折ってしまいました。
サスと連結可動履帯は恐らく、ジオラマへの対応を考慮しているのでは、と思います。
Unknown (hajime)
2021-11-26 14:25:02
Choro-Poo様、コメントありがとうございます。
連結可動の履帯は、戦車が戦車である所以の魅力を大いに引き上げてくれます。
そうなんです、サイドスカートは、ちょっとその目玉を隠してしまうので確かに残念です。
改良を重ねて取り付けられた複合装甲のゴチャゴチャ感は、確かにセンチュリオンと共通した魅力がありますね。
私は、ゴチャゴチャ感フェチなのかもしれません(笑)。

キットはいいお値段です。現在は定価で税込だと10K超えです。
中華系は軒並み8K超えがザラです。モンモデルは特に高い気がします。
このキットは、買うのを迷って迷って清水の舞台から飛び降りる覚悟で買いました(ちょっとオーバーかな)。
私はヨド○シで確か定価の10%か15%引きだったのを、貯めていたポイントを補充して約半額で手に入れました。一応、定価より安く買う工夫をしました(笑)。

中華系キットはすごく高くなった印象ですが、今回の様な可動履帯、エッチングパーツ、サスペンション可動形式はタミヤにない魅力、金属砲身(T-90はなし)をタミヤのキットをベースにして同じようにすると、
可動履帯(モデルカステン、フリウルなど)、エッチングパーツ(タミヤ純正かパッションモデルズ、アベールなど)、金属砲身(タミヤ純正かパッションモデルズなど)を付けていくと中華系とほぼ近い金額になりそうです。
そう考えるとフル装備の中華系を安く買えればお得かもしれません。
もちろん、お金をかければキリがありませんので、私の場合はタミヤがあればタミヤ優先にし、ケースバイケースで欲しいものを付けていくことになりそうです。
Unknown (クラキン)
2021-11-26 14:37:38
ロシアの最新型の戦車でしょうか。
確か色んな国に輸出されていますよね。
お値段が張るだけあって、治具付きの連結式可動履帯が奢られていて、組み立ては大変そうですがその分リアルさは凄いです。
連結部分のリアルさや垂れ下がり具合が何とも言えません。
hajimeさんの手に掛かれば素晴らしい作品になること間違いないですね。
この先が楽しみです。(ワクワク・・・)
Unknown (hajime)
2021-11-26 16:15:52
クラキン様、コメントありがとうございます。
そうです。最新型のT-90Aです。他に開発していた試作もあったのですが、ロシアの財政難から費用を下げるため、既存のT-72を改良して採用されました。
以前はT-72のように自国使用より性能の劣るモンキーモデルを輸出していましたが、西側(主にエイブラム)に負けることが多く評判を落としたため、今は輸入国の状況に合わせた仕様にし、場合によっては自国使用より性能が高くして輸出することもあるようです。
サイドスカートで履帯のたるみが隠れるのは残念ですが、車両のスタイルをとても気に入っているので私も完成が楽しみです。
突然の?ロシアンタァ~ンク! (黒猫2号)
2021-11-26 20:11:55
こんばんは、hajime様
展示会ご苦労様でした、レポートも皆さんの作品が違う視点で拝見出来、
大変参考になりました、ありがとうございました。
そして、いきなり最新の現用ロシアMBTですか!
連結可動覆帯だけでなくサスペンションも可動とは恐ろしい(^^;
専用治具付きで、覆帯がスナップ組み立てと云うのが素晴らしいですね
価格も素晴らしい?ですが、過去のドラゴンブラックラベルに比較すれば、この内容では安いものかも知れません。
この足回りを生かすには、もうこれはジオラマを作るしかない(^^)。
Unknown (hajime)
2021-11-26 21:41:16
黒猫2号様、コメントありがとうございます。
展示会はとても刺激を受けました。
クラキンさんとChoro-Pooさんとの会話の中で、黒猫2号さんのフィギュア製作も話題になりました。
どうしたらラッカーオンリーであれだけの素晴らしい顔の塗装ができるんだろう、塗装もすごいけど改造もすごいよねえ、知識もすごいし、などなど3人で盛り上がりました。みんなでお会いできたらきっと楽しいだろうねと話しておりました。
このキットの連結可動履帯は接着剤を使わず、専用治具のおかげでスムーズに組み立てられました。この方式を使って履帯だけでも商品として十分に売れるのではと思うくらいです。
履帯の組立が終われば、車体を組立て、いよいよゴチャゴチャ感満載の楽しい砲塔に進めます。
塗装は3色迷彩にするつもりです。ジオラマは難しいですが、簡単な展示台は作りたいと思います。

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