『口に出してはいけない嘘』 

 

めちゃくちゃに叫びたい そんな夜もある

あなたから 別れを切り出され

どこからか笑い声 聞こえた気がして

闇の中 孤独がすがりつく

口に出してはいけない 

嘘に縛られ愛に戸惑った

小さく吐き出す 息が苦しくて

言い訳なんか もう聞かない

 

ぐちゃぐちゃな心だけ いつも弄び

剥き出しの馴れ合い 疲れたの

人並みに恋愛は してきたけれども

いつだって 淋しさ感じてた

口に出してはいけない 

嘘と知りつつ愛を信じたの

嫌味な視線で 私を見ないで

思い出なんて もういらない

 

はちゃめちゃに酔い潰れ 自分を無くして

真実が知りたい だけだった

愛したり憎んだり それの繰り返し

意味深な 言葉に傷ついた

口に出してはいけない 

嘘に遊ばれ夢と踊ったの

やきもち妬かない 涙は見せない

泣き言なんか もう言わない

 

 

 

新年早々、失恋の詩ですか〜なんて思わないでください(笑)。

僕が最近、失恋したとかではないんです。恋愛もしていないので失恋のしようがありません。トホホ(笑)。

 

めちゃくちゃ、ぐちゃぐちゃ、はちゃめちゃ…って言葉が浮かんで、日本語って面白いなぁって思っていたら浮かんだ詩です。

 

僕もそれなりの年齢ですから、それなりの恋愛を重ねて、出会いと別れを何度か経験し、人を見る眼も多少は鍛えられました。

 

僕のような同性愛者は恋愛に関しては異性愛者の方のように、職場の同僚を好きになっても告白できないし、街を歩いていて「いいな」と思った人に声をかけるなんてこともできません。

 

だからこそ、僕は出会いを大切にしたいと思っているのです。どんなきっかけで出会った相手だとしても、それには何か意味があるからだと思いたい…。そう言う人間なんです。巡り合わせで、人の運命は大きく変わるものでしょ?

 

だから好きになった人はとことん愛し抜きます!(笑)。

後悔したくないからです。

 

愛した人に嘘をつかれ、傷つけられて、もし別れることになっても、自己満足かもしれませんが「僕は愛に対して誠実に向き合ったんだ」「仕方ないじゃないか」と納得できるのです。

 

僕の方にも何か嫌われる理由があったのかもしれませんが、また振り出しに戻っただけ、また新しい出会いがあるさと思うようにしています。

 

『やきもち妬かない 涙は見せない 泣き言なんか言わない』

 

これが僕の恋愛についてのモットーです。

今年こそ、いい彼氏できるかなぁ〜(笑)。