日記主体に書いてゆきます宜しく

『独去独来』『全ての人は秋の木枯らしの吹く寂しい荒野を一人で旅する旅人である』(お釈迦様)

【水良く石を穿(ウガ)つ】蓮如上人御一代記聞書

2022年05月29日 | 仏教・親鸞聖人

 我が家の仏間に【石穿能水】の大きな額がありその意味は

蓮如上人が『至りて硬きは石なり、至りて柔らかなるは水なり、水よく石を穿(ウガ)つ、心源もし徹しなば菩堤の覚道なにごとか成らざらん』と教えてくださった。

軒からの雨だれが石に穴をあけている事がある、雨だれの力はどれほどもないと思うがあの硬い石に穴があく力があるのだ。聞法を聞きとおせばいつかわ【絶対の幸福】の身になれるのであるから世間の仕事を忘れても聴聞に励みなさい、聴聞と言っても僕たちが聞いているのではなく自分の姿を知らせてもらうのが肝要なんだよ。僕たちの煩悩で凝り固まった固い石に飽くことなく法の水を垂らしてくださるのが阿弥陀仏の大慈悲の働きなのです。

私の故郷の仏間にはこんな大きな額が100年以上前からかかっている、最近になってその深い意味が分かるようになりうれしく思う今日この頃です。          合掌

【石穿能水】

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