Cappun Magru カップン・マーグル


世界遺産「チンクエ・テッレ」の5つの村のひとつ「マナローナ」。

チンクレテッレの写真なんかでよく使われる、きれいな、かわいらしい街です。

そんなマナローラの街中から、村のコミュニティーバスに乗って、

山の中の何もないところで降りて、

そこからさらに、歩いて山の中に入っていたっところにある

レストラン「カップン・マーグル」。

まず、普通の観光客は絶対にいけないところです。

店の名前も、チンクエテッレのあるリグーリア州の名物料理の名前そのものです。


普通の建物で、ここがレストラン?という感じですが、

中は綺麗にリノベーションされていて雰囲気がいいです。


料理の方ですが、

地元の食材、料理をベースに、

洗練されたものに進化させています。

決して変なフュージョンではなく、

そもそものイタリア料理を尊重したものです。


お値段の方も、

前菜、プリモ(パスタ等)、セコンド(メイン)、ドルチェ(デザート)で

45ユーロ。

ローマやミラノあたりだと、最低でも倍は取られるとおもいます。



○前菜 カップン・マーグル
写真 4

リグーリアの伝統料理。

本来は、魚介類と野菜を重ねて、ジェノベーゼソースを和えた

漁師の伝統料理なのですが、

ここでは、あえて重ねることをせず、ジェノベーゼも控えめです。

ただ、素材がよく、そのものの味を活かすため、

あえてこういうスタイルにしているだと思います。


○前菜 5 terre & mare
写真 3

チンクエテッレの大地と海の5つの味

という副題がついたメニューです。

こっちも素材の味をそのまま活かした料理です。


○プリモ スパゲッティ
写真 1-2

ズッキーニの花のソースに、サフラン、ヒメジのスパゲッティ。

メニューを見て、料理を出された時、何となく「くどい」感じのイメージを持ったのですが、

意外にあっさりしつつも、コクがあって、なかなかの味でした。

ヒメジも鮮度がよくて、白身のうまさが出てました。


○プリモ Bagnun
写真 5

バニュンというなのリグーリアの魚介のスープ。

チンクエ・テッレの村のひとつ「モンテロッソ」で獲れたイワシをベースに。

うまさが濃縮されています。


○セコンド
写真 2-2
 
タイの焼き物。

イタリアのタイ、処理が下手くそで美味しくないのが多いのですが、

ここは違います。タイの上品な美味しさが出ています。


○お店の外観
写真 1

○お店の内観
写真 2

 
ちなみに、帰りはコミュニティーバスがなくなってますが、

店の人が街中まで送ってくれます。


おすすめ★★★★★

Cappun Magru
LOC. GROPPO, Via Volastra 19, Riomaggiore
tel:+39 0187 920563