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太平洋上の離島・利島上陸。ゆり丸、高速船、さるびあ丸出入港風景【在りし日の貨客船ゆり丸乗船記③】
1435大島発東京行き高速ジェット船(神津島〜式根島〜新島〜利島抜港〜大島〜久里浜〜東京)
1445大島発東京行き高速ジェット船増発
伊豆大島 岡田港入港
12時50分伊豆諸島(東京諸島)の利島から乗船した東海汽船の大型貨客船「さるびあ丸」は、間もなく伊豆大島(東京都大島町)に到着
右側の三角屋根の大きな建物は旧・岡田港船客待合所。左側のビルは新しい岡田港船客待合所。
14時10分、大島岡田港到着
接岸と同時に、船首ではコンテナの積込作業開始
たくさんのコンテナを積んでいく。貨客船ならではの光景。
他の島から乗船し大島で下船する客は少ない。
大島から横浜・東京へ向かう乗船客は多い。
「さるびあ丸」はカーフェリーではないため、物資はコンテナに詰めクレーンで吊り上げ、船に積載する。
船内
素早い作業
コンテナの四隅にフックを引っ掛け、掛け声を合図に船側のクレーンでコンテナを吊り上げる。
大島では20分間停泊するが、コンテナ積載数が多いときは出港が遅延することもある。
岡田港は入り江になっており、波は比較的穏やか。
伊豆大島停泊中
のんびりした時間が過ぎる。
14時30分、大島岡田港出港
出港時は汽笛を1回鳴らす。
船内に「蛍の光」のメロディーが流れ、岸壁をゆっくり離れていく。
「アンコ灯台」
大島岡田港を出港した旨の船内放送がかかる。
太平洋の相模灘を航行
島の北側に位置する岡田集落が遠ざかる。
6階にある展望レストラン「ミルキーウェイ」
レストランの窓から大海原を眺める。
この日の相模灘は波穏やか。船は微妙に揺れを感じる程度。
レストランというより食堂の雰囲気
メニューも庶民的(東海汽船公式HPより)
島海苔塩ラーメン
14時35分に大島岡田港を出港した東海汽船高速ジェット船「セブンアイランド大漁」東京行きが、さるびあ丸を追い抜いていく。
東京行き高速ジェット船は、神津島→式根島→新島→利島(海況不良により抜港)→大島→久里浜→東京のルートを時速約80kmで翼走する。
太陽が輝く外部デッキへ。
相模灘と伊豆半島
遠ざかる伊豆大島
前方に房総半島(千葉県)の南端・野島崎が見えてくる。
船内モニターに映し出されたリアルタイムの前方映像
14時45分に大島を出港した高速ジェット船増発便・東海汽船高速ジェット船「セブンアイランド愛」東京行きが、さるびあ丸を追い抜いていく。
進行方向右側には、房総半島(千葉県)
南房総の洲崎
南房総・館山(たてやま)の街を遠望
「さるびあ丸」は、太平洋(相模灘)から東京湾に向かう。
進行方向左側には、神奈川県の三浦半島
三浦半島の先端の城ヶ島(じょうがしま)
東京湾を出入りする船舶の数が増えていく。
船内
5階外部デッキの自転車置き場
南房総の鋸山(のこぎりやま)
鋸山の正式な名称は乾坤山(けんこんざん)。標高は329.4メートル。
山は良質な建築石材の「房州石」の産地だったため、江戸時代から盛んに採石が行われ、石切場跡があり、山頂が鋸の歯のようなギザギザの形状をしている。