【新潟・山形ローカル紀行①】東京から新潟へ。快速「べにばな」の旅(白新線編) | 湘南軽便鉄道のブログ

湘南軽便鉄道のブログ

「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。


(JR白新線 阿賀野川橋梁の車窓・快速「べにばな」)



東京駅新幹線ホーム
JR東日本 東京駅新幹線ホーム

数少なくなったE2系

E2系は、かつては東北新幹線「はやて」や北陸新幹線(長野新幹線)「あさま」で活躍、
今は主に東北新幹線「やまびこ」などで最後の活躍。

JR東日本によると、鉄道開業150年を記念し、E2系1編成を懐かしの200系新幹線リバイバルカラー(クリーム10号+緑14号)にし、車内では、かつて停車駅ごとに使用されていた「ふるさとチャイム」を復活させ、東北新幹線や上越新幹線を、定期列車や団体臨時列車で運転させることが、JR東日本から発表されている。

★リバイバルカラーE2系イメージ(JR東日本HPより)






横長の大型窓の新幹線車両は今では希少な存在に。


E2系グリーン車


E2系(左)とE5系(右)

東北・北海道新幹線E5系「はやぶさ」(左奥)と、
秋田新幹線E6系「こまち」(右手前)

秋田新幹線は在来線乗入れ用ミニ新幹線で、車体が一回り小さい。









上越新幹線で新潟へ
朝6時08分東京発の上越新幹線「とき301号」新潟行きに乗車

JR東日本上越新幹線E7系「とき」新潟行き(右)
隣には、JR東海 東海道・山陽新幹線「のぞみ」(左)が停車中。

東海道・山陽新幹線N700系「のぞみ」博多行き

西へ向かう新幹線と、北へ向かう新幹線が発着する東京駅

E7系の新潟寄り先頭車の客室は、グリーン車より格上のグランクラス

グランクラスのデッキ




午前6時08分東京(とうきょう)駅発車
大宮駅までは騒音対策等のため減速走行。
京浜東北線などの在来線と並走(東京都内)。


熊谷を過ぎると、秩父鉄道の貨物線・三ヶ尻線を跨ぐ。(埼玉県)



妙義山を遠望(群馬県)




烏川を渡る上信電鉄の線路(群馬県)


高崎駅(群馬県)

上信電鉄の車両たち

高崎地区で活躍していた元・JR107系は、上信電鉄に譲渡され、今も引き続き高崎地区で活躍



上信電鉄本社社屋



高崎辺りでは浅間山を遠望(群馬県)


JR吾妻線を跨ぐ。(群馬県)

渋川〜大前を結ぶJR吾妻線

吾妻川を渡る。



太平洋側地方と日本海側地方を隔てる長い大清水トンネルを抜けると越後湯沢(新潟県)

駅前は越後湯沢の温泉街。山々には残雪。

スキー場に残る雪


やがて新潟平野(越後平野)へ。弥彦山を遠望。



新潟市街に入る。


終点・新潟(にいがた)駅、午前8時12分到着




新潟駅

高架化された新潟駅の在来線ホームへ。

新潟地区の今の主力電車、E129系。新潟地区に僅かに残存していた115系は、2022年(令和4年)春のダイヤ改正で静かに引退した。


新潟駅4番線ホーム

新潟発・米沢行き快速「べにばな」号が間もなく入線


JR白新線区間運転の新崎発新潟行き普通列車が午前8時31分新潟駅に到着。
この新崎〜新潟間の普通列車は快速「べにばな」の間合い運用のキハ110系気動車を使用した列車。白新線内では希少な気動車列車。

この列車が折返し快速「べにばな」米沢行きになる。

米沢寄りから、キハ112 202(片運転台)+キハ111 202(片運転台)。気動車2両編成。


現在、快速「べにばな」は、全区間車掌が乗務しないワンマン列車

車両略号は「新ニツ」。JR東日本新潟支社新津運輸区所属車両。

新型のGV-E400系電気式気動車の登場により新潟地区で数を減らしているキハ110系気動車

平成5年富士重工製


キハ110系気動車の側窓は固定式





新潟県と山形県の都市間輸送を担う快速「べにばな」であるが、米坂線内は全駅に停車し、実態は限りなくローカル輸送。

車両間の渡り板


セミクロスシートの車内

キハ111側にはトイレ付き






運転台

乗務員用扉




白新線を走る快速「べにばな」号
新潟駅、午前8時40分発車



快速「べにばな」号の後方展望
新潟駅を後に。




高架から地上へ。

新潟駅から新潟新幹線車両センターまで続く上越新幹線末端区間の高架線と並走



信越本線と分かれ、白新線(はくしんせん)に入る。



新潟駅へ向かう上り特急「いなほ」E653系とすれ違い

後方に過ぎ去る特急いなほ号


新潟貨物ターミナル駅

貨物ターミナルに隣接する、東新潟(ひがしにいがた)駅を通過



電気機関車やディーゼル機関車が留置


大形(おおがた)駅を通過


新潟平野に延びる白新線を快走。新潟〜坂町間は特急「いなほ」号と停車駅が同じで、特急列車並みの走行。


日本海に注ぐ大河・阿賀野川(あがのがわ)

全長1200mの阿賀野川橋梁を渡る。川の真ん中に木々が生い茂る中洲がある。

長いトラス橋








E129系普通列車とすれ違い


新崎(にいざき)駅を通過


新崎駅を過ぎると複線から単線になる。


潟湖である福島潟(現在は大部分が干拓)に源を発する新井郷川を渡る。



住宅街の間に田園が広がり始める。




早通(はやどおり)駅を通過



単線ながら特急列車も通る幹線であり、線路もしっかりしたPC枕木を使用。







午前8時58分、豊栄(とよさか)駅に停車

新潟市北区(旧・豊栄市)に位置する豊栄駅は、白新線の拠点駅。特急「いなほ」をはじめ全列車が停車する。豊栄駅折返し列車も設定されている。

豊栄駅の開業当初の駅名は、当時の自治体名と同じ葛塚(くずつか)駅だった。






豊栄駅を発車。乗車中の快速「べにばな」は、全線電化の白新線を走る数少ない気動車列車。






福島潟から新潟東港まで流れる新発田川を渡る。




黒山(くろやま)駅を通過

かつては黒山駅から貨物専用の新潟臨海鉄道が分岐し太郎代駅までを結んでいたが会社は解散。
現在は、黒山駅分岐新潟東港専用線(通称︰新潟東港専用線)として、黒山駅から藤寄駅を結ぶ貨物専用線。新潟トランシス(元・新潟鐵工所)で製作した鉄道車両の輸送も担う。



新潟東港専用線が分岐




佐々木(ささき)駅を通過




通過駅の西新発田(にししばた)駅に運転停車

E129系電車と行き違い。






新津駅方面からのJR羽越本線と合流

羽越本線は日本海側を縦断する貨物列車も走るが、羽越本線の新津〜新発田間は旅客列車の本数が少なく、ローカル線そのもの。





午前9時12分〜9時13分、新発田(しばた)駅に停車

新発田駅には全列車が停車

かつては新発田から国鉄・赤谷線(新発田〜東赤谷)が分岐していたが、1984年(昭和59年)廃止。



※2022年(令和4年)4月


(続く)