復刻色の京成3600形で、京成上野から京成津田沼へ【京成&新京成 復刻色に乗る①】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

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(京成電鉄3600形   @京成津田沼駅)



京成上野駅(東京都台東区)

成田空港方面に向かう特急列車も発着する京成電鉄のターミナル駅

上野恩賜公園に隣接する。

2面4線の地下駅

1番線ホーム

午前10時40分発・京成津田沼行き普通列車

京成3000形電車


乗務員室背面



2016年(平成28年)日本車輌製造製






2番線には、京成電鉄を代表する特急スカイライナー、AE形(2代目)電車。
午前10時37分発「スカイライナー131号」成田空港行き。

京成上野駅と成田空港駅を成田スカイアクセス線経由で結ぶ。運転最高速度は160km/h。


午前10時40分発 普通 京成津田沼行き発車



リバイバルカラーの京成3600形
次に1番線にやって来たのは、リバイバルカラーの3600形

3688F電車。


午前10時46分、京成上野駅入線









京成上野駅に到着した3600形リバイバルカラー車両。

折返し、午前10時57分発、京成津田沼行き普通列車になる。

前面の方向幕を回す。「成田」の標示。

「佐倉」

「大和田」

「津田沼」

京成電鉄3600形3688Fリバイバルカラー(6両編成)。

京成電鉄の3600形電車は、現在2編成だけ残存する希少車両。
 チョッパ制御でファイヤーオレンジカラーに復刻されたこの3688F(6両編成)と、VVVFに換装され「ターボ君」の通称で呼ばれる3668F(4両編成)の2本。

車内へ。

車内化粧板のカラーは、昔の京成電車のまま。

乗務員室背面

先頭は、3600形3681号車

運転台。ハンドルはT型ワンハンドル。


前面の貫通扉




平成元年(1989年)、日本車輌製造で製造。登場から35年が経過。

車端部

天井には扇風機も設置

車両間の渡り板

車端部妻面にも窓がある。




車内はオールロングシート

一昔前の京成電車の通勤型電車の面影を残す。





 


京成上野から京成津田沼へ

京成本線 普通 京成津田沼行き、
10時57分、京成上野(けいせいうえの)駅を発車


京成上野〜日暮里間は地下区間を行く。かつてこの区間には、博物館動物園(はくぶつかんどうぶつえん)駅と寛永寺坂(かんえいじさか)駅があったが、今は廃駅に。

日暮里の手前で地上に出る。

JR東北本線(宇都宮線、高崎線、山手線、京浜東北線、常磐線)の線路を跨ぐ。

10本の線路がずらりと並ぶ「複々々々々線」







日暮里(にっぽり)駅


新三河島(しんみかわしま)駅を過ぎ、

町屋(まちや)駅


ホームの下を線路が通る。

これは都電荒川線(東京さくらトラム)の複線線路



千住大橋(せんじゅおおはし)駅


荒川を渡る。


荒川に隣接する綾瀬川も渡る。



京成関屋(けいせいせきや)駅、堀切菖蒲園(ほりきりしょうぶえん)駅、お花茶屋(おはなぢゃや)駅を過ぎ、

 青砥(あおと)駅


11時18分〜11時21分まで3分間停車
 

青砥駅からは、京成押上線(押上〜青砥)が分岐し、都営地下鉄浅草線を介して京浜急行電鉄まで相互乗り入れを実施している。


回転式の方向幕



青砥駅を発車

中川を渡る。





JR総武本線の支線「新金(しんかね・しんきん)貨物線」を跨ぐ。

JR総武本線の小岩と、JR常磐線の金町8.9kmを結ぶ単線電化の貨物線。将来的旅客路線化も検討されている。

妻面


京成高砂(けいせいたかさご)駅


京成金町線(京成高砂〜柴又〜京成金町)の高架線が左へ。

車両基地(高砂車庫)





京成高砂駅から、京成成田空港線が左へ分岐。

都心と成田空港を結ぶ京成特急スカイライナーは、京成成田線(北総鉄道、千葉ニュータウン鉄道、成田高速鉄道アクセス、成田空港高速鉄道が線路を保有)、通称「成田スカイアクセス線」経由で、最高速度160km/hで走行する。


京成電鉄の様々な作業用車両が留置


車両側面には、京成のゆるキャラ、「京成パンダ」のイラストも。

乗車中の3600形妻面


京成小岩(けいせいこいわ)駅を過ぎ、

江戸川(えどがわ)駅



江戸川を渡る。


東京都江戸川区から千葉県市川市に入る。




国府台(こうのだい)駅



車両妻面

梯子も設置されている。

沿線は、下町の雰囲気




普通列車は、短区間の乗客が多く、優等列車と異なり空いている。




レトロな扇風機が残る。







市川真間(いちかわまま)駅、菅野(すがの)駅、京成八幡(けいせいやわた)駅、鬼越(おにごえ)駅、京成中山(けいせいなかやま)駅を過ぎ、

東中山(ひがしなかやま)駅


午前10時38分〜10時43分まで5分間停車

普通列車は、途中駅で特急、快速などの優等列車に道を譲り、先を急がない。

京成電鉄のロゴマーク

アナログな方向幕













京成西船(けいせいにしふな)駅


JR武蔵野線の高架線をくぐる。


発海神(かいじん)駅




JR総武本線を跨ぐ。






京成船橋(けいせいふなばし)駅

JR総武本線・東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)の船橋駅に程近い。


JR総武本線と並ぶ。



大神宮下(だいじんぐうした)駅を過ぎ、

船橋競馬場(ふなばしけいばじょうまえ)駅





谷津(やつ)駅


ドアが閉まる。





新京成電鉄の新京成線(松戸〜京成津田沼)と合流

新京成電鉄は、2025年(令和7年)4月1日(火)付で、親会社の京成電鉄に吸収合併され、78年の歴史に幕を下ろす。

新京成電鉄線は、京成電鉄合併後、京成松戸線に名を変える。



午前11時56分、終点の京成津田沼(けいせいつだぬま)駅到着


向こうのホームには、新京成電鉄のリバイバル塗色車(8800形京成千葉線直通色)が停車中。


京成上野駅からの所要時間は59分。


到着した3600形は回送に。




向こうのホームは新京成電鉄線が発着。京成津田沼駅からそのまま京成千葉線・千原線に乗入れ、千葉中央駅、ちはら台駅まで向かう。

乗車してきた3600形電車は、いったん引込線へ。













折返し12時16分、京成津田沼始発・京成上野行き普通列車となる。それまで引込線で待機。


この3600形3688Fリバイバルカラー編成は、引退も危惧されたが、新型車両の登場が遅れているためか、2024年(令和6年)12月に全般検査を終え出場したばかりで、もうしばらく活躍する姿が見られる。



★動画↓


※2025年(令和7年)1月上旬