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クシュナーが30億ドルのイスラエル投資ファンド設立 このうち20億ドルはサウジ王室からの出資 (宮崎正弘国際情勢解題)

2022-05-09 | アメリカ情勢

ウクライナに目を奪われている間に、中東地図が変貌を続けている。

ジャレッド・クシュナーはトランプ前大統領の女婿。長女のイバンカは、ユダヤ教に改宗して、クシュナーと結ばれ、ふたりはホワイトハウスで実権を振るった。

 

ふたりの資産は7億4000万ドルといわれる。

とくにクシュナーは上級顧問として無給でトランプ政権の幹部スタッフに加わり、密使として中東を訪問すること数回。モロッコ、バーレン、UAEなどが次々とイスラエルを外交承認してきたが、つねにその舞台裏で活躍した。ちなみにトランプ一家は全員が無給だったが、

大統領自身は報酬をすべて慈善事業に寄付し続けた。左翼メディアはこのことには触れたがらない。

ワシントンを離れて政治世界と縁を切ったとされるクシュナー夫妻はフロリダ州の豪邸にうつり、「アフィニティ・パートナーズ」というベンチャー・キャピタル・ファンド(VC)を立ち上げた。

ファンドは30億ドル、うち20億ドルがサウジ王家。クシュナーはサルマン皇太子と親しい間柄である。

クシュナーのファンドは、イスラエルの二つのハイテク企業に集中して投資する予定とウォールストリートジャーナルが伝えて居る。

サウジとイスラエルは外交関係がない。つまりサウジの間接的なイスラエル投資というかたちになる。


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