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★衆院選の結果(後編):成長戦略

2021-11-04 07:22:13 | 日記・エッセイ・コラム
 多くの有権者が、自民党政権を望んだ背景には、野党の政権担当能力に対する不信感がある。

 従来の選挙協力ではなく、与党に対峙する「国家ビジョンや政権構想」を明確にして、国民にアピールしない限り、支持を得られないと思い知るべきだ。

 さて、岸田首相は、成長と分配の好循環を目指す「新しい資本主義」の実現会議を立ち上げたが、まず、アベノミクスの総括をすべきだ。

 アベノミクスは、「大胆な金融政策」と「機動的な財政出動」の2本の矢が功を奏し、企業収益の向上や失業率を改善したが、肝心の第3の矢「成長戦略」が不十分だったので、所得格差を生んだ。

 岸田政権の「分配と成長」もアベノミクスと同質であり、「成長戦略」をどの分野に求めるのかが喫緊の課題だ。同時並行的に、徹底した行政改革を断行しないと、「分配」が望めず、財政再建は露と消える。


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