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★岸田カラー(後編):包囲網

2021-12-23 08:11:03 | 日記・エッセイ・コラム
 アベノマスクの廃棄は、安倍政権の目玉政策を否定することになるので、遠慮していた岸田首相が、これ以上、放置できないと判断したからだろう。

 しかし、無駄の垂れ流しを口実にすれば、「脱安倍」路線を推進することにも役立つ。

 さて、一般的に「トロイカ」とは、3人の実力者による組織運営を指すが、岸田首相、麻生副総裁、茂木幹事長、松野官房長官による「新トロイカ方式」と、変則的になった背景が興味深い。

 当初、松野官房長官(安倍派)を除外したが、安倍さんの推薦で4人になったと巷間で噂される。キーマンは、自派閥に財務大臣を抱える麻生副総裁で、財政健全化の動きが出てきそうだ。

 また、首相肝いりの「新しい資本主義実行本部」の会合に、アベノミクス推進派の高市政調会長の姿が無かった。物腰が柔らかく、丁寧な発言で好印象を与える岸田首相だが、着実に、安倍カラーを脱却する包囲網を敷いている。

 次回更新は、25日の予定。


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