俺、隠岐に立つ

11年間の島暮らしを終え、ワイン農家を目指して岡山へ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

新しいブログを始めました(修正)

2023-03-13 | 島暮らし術

いつも「俺、隠岐に立つ」をご覧いただきありがとうございます。

約1年間更新もほとんどないブログにもかかわらず、毎日500~600ものアクセスをいただいており

なんだか申し訳ない気持ちと、ありがたい気持ちと。

それだけ魚や隠岐での暮らしに関心を寄せていただいているのでしょうか。 

 

2010年に横浜から隠岐・海士町へ移住したのをきっかけに始めたblogも11年目を迎えました。

当初は両親や友達への近況報告を目的に始めたのですが、いつしかblogをきっかけに

新しいご縁に恵まれるのが嬉しくなりここまで続けてきました。

 

2022年4月よりワイン農家を目指して岡山県に移住し、新しいチャレンジを始めています。

それに伴ってblogも新たに立ち上げましたので、のぞいていただけると幸いです。

 

新blog「ハレノクニでワイン」

 

 

 

 


岡山の市場から送られてきた魚はこれだ!

2022-10-14 | 魚食

前回ご報告したおかやまの市場インフルエンサー就任の副賞として、豪華な魚の詰め合わせが送られてきました。

真鯛!

ウマヅラハギ×2尾。

ワタリガニ(ガザミ)×2ハイ。

アコウ(キジハタ)×3尾。

いずれも鮮度はもちろん、血抜きや脳締めなどきちんと処理されており安心していただくことができました。

やっぱりプロが扱う魚はいいなー。

ワタリガニはパスタにして食べました。

4人前に大ぶりなワタリガニ2ハイ分のほぐし身を投入して贅沢なランチとなりました。

ワタリガニとアコウのアラでこれまた豪華なあら汁。

真鯛とアコウはお刺身でもいただきました。

皮が綺麗な色だったので湯霜づくりで。

アコウは清蒸。

中華風の蒸し魚料理なんですが、オイスターソースのコクとハタ科の魚のプリッとした歯ごたえがたまらないんですよね。

鯛の立派な頭は兜焼きで。

子どもに一番人気のほほ肉が美味しく食べれます。

鯛の半身はいただきもののすだちを使って幽庵焼き風に。

お弁当のおかずにも大活躍です。

ウマヅラハギは煮付けに。

付け合わせの野菜(このときは長ネギ)がまた美味しいんだ、これが。

 

という感じで、1週間ほど魚三昧の食卓を楽しむことができました。

 

これからも岡山の旬の食材や美しい花などが送られてくるそうなので、

またご紹介したいと思います。


(近況報告)おかやま市場インフルエンサーに任命いただきました!

2022-09-21 | 魚食

海士町を離れ、岡山に居を移して約半年が過ぎました。

新たな挑戦であるワイン造りに邁進する日々ですが、

やっぱり魚にも何かしら関わっていたいとの思いを抱いていたところ、

ご縁をいただいて岡山市中央卸売市場のPRを手伝わせていただくことになりました。

 

地元紙である山陽新聞さんの記事にもあるとおり、

一緒に並んでいるお二人(はな@岡山グルメ探訪さん/佐々木由真さん)と

旬の食材のご紹介やイベントのお手伝いをさせていただきます。

 

勝手に「魚担当」として選んでいただいたと思い込んでおりますので、

これまであまり出会ってこなかった瀬戸内海の魚などを味わってその魅力をお伝えしたいと思っております。

 

そんなこんなで任命式に参加すべく、久しぶりに市場へ行ってきました。

岡山の市場は、岡山駅から南へ20分ほど車で行ったところにあります。

10年ほど前にも海士町の漁師さんたちと一緒にセリを見に来た日のことが思い出されます。

一般の方々にはあまり知られていないことですが、中央卸売市場と呼ばれる消費地にある市場は

だいたい水曜日と日曜日が休みです。

(詳しくは各市場の営業日カレンダーをみてね)

市場に貼ってあった岡山の海の幸。

食べたことないのは「ベイカ」と「ヨシエビ」。

個人的にはローカルな食材って特によだれが出ますね~。

任命式が午後からだったので、ちょっと早めに到着して一般のお客さんが入れる「ふくふく通り」に突撃。

ごちゃごちゃした通路から市場の香りと昭和の香りがプンプンしますね。

お昼はこちらでいただくことにしました。

この日は台風明けで魚の水揚げがなかったため、魚介類は捨ててローカルなラーメンに狙いを定めました。

お店の中には瀬戸内海らしいものを発見しましたよ。

そしてこちらがお店のおすすめ「ハンチャン」セット。

醤油とんこつのスープに中細ストレート麺。

チャーハンというより、焼きめしな感じで期待通りでした。

そして他に気になったグルメとしてはこちらのお肉屋さん。

店内にはモツ系の部位も充実していて、牛タンもリーズナブル。

手作りの鶏ハムが美味しそうだったので、帰りに買って帰るぞと心に決めていたのにもかかわらず

任命式が終わって緊張の糸が切れた瞬間に完全に忘れて家路についてしまったのでした。

次こそは。

 

今後は旬の食材や果実、花を送っていただけるようですので、味わい尽くしていきたいと思います。

最後に、ユルさにドキドキする市場のマスコット「おかいちちゃん」をご紹介します。

今後とも御贔屓に。


仕事の振り返り⑧(終) 最も印象的だった出来事

2022-04-27 | 漁業

今回がいよいよ振り返りの最終回。

今までの仕事を通じて最も印象的だった出来事について書きたいと思います。

それはやっぱり巨大なカジキを捌いて島のみんなで食べ尽くしたことでした。

詳しくは下の記事をご一読いただけると幸いです。

シロカジキが獲れたらどうするか?地産地消の夢

魚の命をいただくからには ~シロカジキをみんなで食べたい

 

島に来るまではろくに魚を捌くことができなかった自分が、漁師さんのお裾分け千本ノックをこなすうちに

魚を無駄なく美味しく食べる技術を身につけ、それを活かして美味しい魚を届けることができた。

しかも、こんな大きな魚を捌くなんて考えもしなかった。

シロカジキは本当に美味しくって。

西京漬けも、幽庵焼きも最高だったなぁ。

 

こうして振り返りながら思い出してみると、11年間ずっと「魚の美味しさ」を伝えたいという

一心でこのブログもやってこれたように思います。

多くの人にご縁をいただき、魚に関してはある程度わかると言えるくらいにはなれたかな。

それもこれも「島」に暮らせたからこそ。

さて、次はどんな暮らしが待っていて、どんな美味しいものを食べて生きてくのか。

ごちそうさまでした。

 

 


仕事の振り返り⑦ まるどマーケットを立ち上げました

2022-04-19 | 漁業

まるどマーケットとは、海士町で毎月第一土曜日に開催される島のマルシェです。
名前の由来をよく聞かれるのですが、土曜日のマーケットだからまる土です。

(雪の日に散歩していたらたまたま見つけた何かの標。まる土)

 
そして始まった経緯などはコチラの記事を読んでいただければすごくよくわかると思いますので、よろしければご一読ください。

 


フランスに行ったときに気がついたのですが、自分が「食」に関して一番楽しさを感じるのは、
地域の気候風土の中で自らが作り出した美味しいものを誰かに味わってもらいたい、
楽しませてあげたいと思う作り手の気持ちだということ。
そして、その想いをつなげ合わせることで地域がもっと美味しく、楽しくなるんじゃないかと思いました。
 
そのころ、海士町の中でもすでにいくつかの動きがありました。
オーガニックファームだったりベイクショップだったり、コーヒーの焙煎だったり、
自分の好きが高じて誰かの暮らしを豊かにできるサービスを始める人が増えてきました。
そして、自分自身も水産加工を始めて作り出した商品を直接お客さんに届ける場所が欲しいと思っていました。
直売所に並べる前に試作品を販売してフィードバックを貰えるような場所が。
 
まるどマーケットがその舞台になれば、今後もっと多くの人が気軽に始められるように
なるんじゃないかという気持ちもありました。

マーケットを通じて生産者同士もつながり、そこにコラボレーションが生まれていく。 
 
そんな場を目指していました。

まだ一年ちょっとだけど、毎回手作りで続けている運営メンバーを始め出店者との関係もとても素敵です。
 
covid-19の影響で一度だけ中止になりましたが、自分たちの暮らす島の日常を豊かにするために頑張っています。
 
 
次回は5月7日(土)の予定。
 
公式facebookページはこちらです。
ぜひその時の島を感じられるマーケットに足を運んでみてください。
 
 
そして、いよいよ次が仕事の振り返り最終回となります。