生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2022年08月16日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
福島原発事件がもし無ければ私は非常に幸せです。こんな事件はあべきではない、と考えています。しかし現実にはあるのです。このギャップを心理療法の世界ではストレス曲線(不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ)と言います。ストレスは無限にあるのですが、その無限のストレスをたった5つに分類しています。もともと人間の本質は平安感ではなく不安感だと言われています。宇宙誕生のビックバン以来、宇宙そのものも安定しているわけではなく、何とか秩序を保つているかのようですが、絶対の安定はありえません。まして地球の運命は先がすでに見えています。地球の運命は信頼のおける科学者の書いた無数の名作に書かれています。心理療法の原理によると人間がまず感じた感情の第一段階が<不安>、その不安を解決しないで放置しておくと<怒り>になり、更に放置しておくと身体症状が出てきます。それをまた放置すると鬱状態になり、最後は錯乱状態になる、と段階説を唱えているのです。ですからストレス曲線とは理想と現実のギャップと定義されます。この理想にも健全な理想と病的な理想像があり、現実の解釈にも病的な解釈と健全な解釈があります。何が病的か、と言いますと80億の人類がいるとすると、その健全さはその人の成育史が決めていきます。精神病理学が色々と定義していますが、親切に治療する時は解釈の仕方をその人の成育史に合わせて解釈していかないと不安から解放されません。どう成育史に合わせて解釈すべきか、その為には、その人がストレスを感じない方法を探り当てる必要があります。どうして探り当てるか、それは面談の中で探し出します。ストレスを感じないようにアイデンティティーの統合を図らせます。例えば臨終の終末治療の患者が解釈を変えることで安心して死んでいくような治療をしていくわけです。簡単にはいきませんが、時間をかければ成功します。
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