刑事コロンボ②2話「死者の身代金」あらすじ以外徹底解明! | 本の匠 ビンテージコミック探検隊

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大好評だった「殺人処方箋」
から3年…



コロンボ生みの親
レビンソン&リンクは

シリーズ化に向けてのパイロット版
の制作を要求された

(テレビ局の上層部はコロンボは
まぐれ当たりだったのでは?
と思ってる人もいた)


それで完成したのが本作
「死者の身代金」である


原案はレビンソン&リンクで
脚本はディーン・ハーグローヴ
が書き上げた!





という事で、今回は
この作品のあらすじ以外を
徹底解明してみよう



(ネタバレしないように気を付けます)




第1話の犯人は精神分析医だったが

今回の犯人は弁護士
レスリー・ウイリアムス





演じるのはリー・グラント


「探偵物語」の万引き女役がデビュー。
「夜の大捜査線」の殺された富豪の奥方
「オーメン2ダミアン」では、会社社長
( ウィリアム・ホールデン )夫人と、
金はあるのに心が満たされてない役を
演らせたら、天下一品の人


ちなみにリー・グラントは
この作品でエミー賞にノミネートされた



被害者は夫のポール



なんと!登場してから
45秒後に殺されてしまう
可哀そうな役…


殺害シーンは直接には見せずに
ストップモーションで効果的に
見せる!


撮影はアカデミー色彩撮影賞を受賞
したライオネル・リンドン




後に、このストップモーションは
「木枯らし紋次郎」「犬神家の一族」
などで市川崑監督が好んで使用
した事で有名になる
(犬神家なんて「えー!なんでここで
ストップモーション?」と言うシーン
がありますから(笑)






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犬神家の一族(1976)






個人的には
笑ってはいけない名探偵の
犬神家の板尾が一番笑えた!




彼女(レスリー)は夫を殺して
おいた上で、さも夫が誘拐された
ようにふるまう



誘拐という事でFBIが捜査の中心

万が一に備えて

殺人課のコロンボも呼ばれるのだが



髪の毛もじゃもじゃ、
よれよれのレインコート


事件そっちのけで、玄関先で落とした
ボールペンを探している…


と言う情けない登場







今回のトリックは

自動音声送信機で自宅に電話させて
夫がまだ生きていると思わせて
アリバイを作るのだが




レスリーが電話中
「あなた!大丈夫?」の一言が
なかったのでコロンボが怪しむ



今回、コロンボの意外な
弱点が判明


高所恐怖症で飛行機嫌い!



それを見抜いた
レスリーは意地悪でコロンボを
自分のセスナに誘い

操縦かんを握らせる

青くなるコロンボ




逆にコロンボの意外な特技と
好きな物



ここはコロンボ行きつけの
バニーの店(BERNY'S BEANARY)


(実際に、ロサンゼルスにある店
だそうなので近くに行ったら
お立ち寄りしてみてください)





中は、広くビリヤード台が置いてある

コロンボはノーカットで
次々とポケットに玉を沈めていく

実はコロンボのピーターフォーク
プロ級のビリヤード・プレイヤー
なのである







このバニーの店の主人バート




彼の作るチリがコロンボの大好物



メニューを頼むコロンボに対して
「どうせチリしか頼まないだろう」
と言うバート



結局チリを頼むコロンボ








今回の親戚話は

いとこのラルフ

頭の回転が速くて男前
でコロンボと比べて
月とすっぽんだそうだ


最後にコロンボが頼んだのは
グレープジュースと訳されたが




実際はルートビア(root beer)

アルコールを含まない炭酸飲料で
アメリカでは、飲料市場において
3%のシェアを持っており、
市民にとってなじみ深い飲料だそうで


飲んだ人の意見を聞いたら


サロンパスの味がするそうだ(笑)





A&Wのルートビア 355ml



サロンパスの味がする飲み物って?




と言うようなところを注意して
観てもらえればコロンボを
200%楽しんでもらえると
思います


(あくまでも個人的な感想です)




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