Rabbitt- "Morning Light" 1977
イエス復活劇の立役者で、現在も、ジョン・アンダーソン、リック・ウエイクマンと活動を共にするマルチ・ミュージシャン、トレヴァー・ラビン。
彼は南アフリカ出身で、70年代は地元で、ややアイドルっぽいポップ・ロックをやっていたそうです。
それが、このバンド。
アルバム2枚を出した後は、ソロに転向し、イギリスに渡って、天才マルチ・ミュージシャンとして、有名になります。
私も、70年代、雑誌等で彼の名前は知ってました。音は知らなかったけど。
それが、ロンリー・ハート・イエスで一気にブレイク。
新生イエスの頭脳となったわけです。
イエスのギターといえば、スティーブ・ハウですが、総合的なテクニックと音楽的素養で言えば、この人、スティーブの倍以上のものを持ってます。でも、悲しいかな、この人は単独だと、イマイチ面白みがない。やはり、イエスのメンバーになって、輝いたということでしょうね。
あ、スティーブ・ハウはトレヴァーほど上手ではないし、ミスは多いし、リズムは悪いけど、彼にしかない強烈な個性があります。変態ギターです。それが、全盛期のイエスを面白くしたのは間違いありません。音楽を面白くするという点では、トレヴァー以上でしょう。トレヴァーはお利口さん的なきれいな音が多いです。
トレヴァー・ラビンがラビットというバンドに在籍していたことは知っていましたが、音は初めて聴きました。アイドル・ポップっぽい。
同じバンドに在籍していたダンカン・フォール、どっかで聞いた名前かと思ったら、ベイシティローラーズに一時期居たんですね。しかもレスリーの後釜に。
ラビットが南アフリカで結成されたバンドっていうのも初めて知りました。
トレヴァー・ラビンはイエス加入前から、ロック雑誌によく出てくる名前で、マルチ・ミュージシャンとして、取り上げられてました。でも、ラビットとかソロ作品とか私の周りの人でも、全然聴いたことなかったと思います。名前だけ有名だったんですね。
ベイ・シティ・ローラーズとのつながりは意外ですよね。