この世は残念ながら何かの枠に入っていないと自分を定義できない。

 

 

 

私は日本人で、東京都民で、４０代の女性で、寅年の乙女座のＡＢ型で、自営業者で、夫がいて、肉と貝とコーヒーと孤独が好きで、体に痣がある。

 

 

 

でもこれってすでにあるなんらかの枠においての話だ。

その枠にあてはめるとするならばコレ、という話でしかない。

 

 

 

その枠を飛び越えてはいけないなんて本来はないのだ。

自由ってそういう話じゃないか。

 

 

 

例えば私はここでは日本人と呼ばれているが、住まいは太陽系ですって言ったってかまわないだろうし。

ここでは女性と言われているが、性質としては男性でも女性でもないしそもそも性を感じていないと言ったっていいだろうし。

ＡＢ型らしいが私の血が他人の血と同じとは思えないと考えてたっていいだろうし。

 

 

 

既存の枠にあえてあてはめるならソレだというだけの話で、既存の枠なんか時代と環境でいくらでも変わるし、枠がなかった頃もあれば、枠が消える時もある。

平安時代の人が国籍とか血液型とか考えて生きてるわけがないしな。

 

 

 

おそらくここからの時代は、自分が何者であるかを自分で定義していく感じになると思う。

そうだな、例えばアイデンティティが情報空間にかなり入り込んでいくと思うのでそうなると自身で自身を先に決めるというのは要素のひとつになりそうだしね。

実際、すでに仮想空間の売買が投資系では活発にやり取りされてたりするじゃないすか。

 

 

 

で、ゼロから自分を定義していいと言われたらなんと答えるか。

 

 

 

既存の枠になんかとらわれずに、新しい時代の新しい概念を得ていこうじゃないか。

自分の物語は自分で作ればいい。