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TVプロデューサーの佐久間さんが好きで、よくYouTubeを拝見している。
NOBROCKTVだ。
むちゃくちゃおもしろいチャンネルなので皆様もぜひ。
で、先日アップされたインパルス板倉さんとの動画が最高に学びだらけだったので紹介したい。
コレ。
この「芸人が嫉妬する芸人シリーズ」はどれも非常に秀逸なのだが、今回もまたガツンときた。
ちなみに私はインパルスどっちもYouTubeが好きで、板倉さんも堤下さんも地味に動画をチェックしている。
で、この板倉さんが嫉妬してきた芸人たちをベスト10形式で発表するのだが。
ちょっと事前情報として知っておくとよい話があって。
彼は以前、ロバート秋山さんとトリオを組んでいた。
ボケたくなったという理由で彼とのトリオを自ら脱退している過去がある。
で、板倉さんの嫉妬する芸人として名前が挙がってくるメンツが。
東京03とか、野生爆弾くっきーとか、おぎやはぎとか、狩野英孝とかバカリズムとかまあ実際その辺は動画見てくださいなのだけれども。
そこに対して「なぜ嫉妬するのか」という理由をエピソードを交えてコメントしてくださる。
コレがもう、刺さる刺さる。
グサグサくる。
板倉さんの嫉妬するポイントは大体一貫して、自分の中にあった「言い訳クリスタル」を破壊していったというところにある。
この言い訳クリスタルとは、板倉さんの造語みたいなものだ。
彼は、同期や後輩たちがバカ売れしていく最中、爆発的に飛びぬけて売れるわけではない自分を守るために、あらゆる言い訳を自分の中に立てて、それを結界としていたという。
「本当に自分のやりたいことだけやったって売れない」
「素のままでやったって売れない」
「このスタイルでやるには売れない時期だ」
「人生には限られた時間しかないんだからやれることも限られてる」
自分ができないこと、がんばってもウケなかったことなんかに自分なりの正当な理由をつけて、自分を慰めてきた、そんなところがあったという。
しかし、このランキングに出ている芸人たちは、そんな板倉さんの大切にしていた結界の一部である、言い訳クリスタルを軽々と破壊していった。
本当に自分のやりたいことだけやって、素のままの自分で、時代の流れなんか無視して、いつ寝てんのかわからないようなスゴい量の仕事をこなして。
そして、紆余曲折の末、彼は今、本当にフラットな気持ちで自分の行きたい道を進めている気がすると話している。
ああ、とても壮大だ。
ロバート秋山さんに対する思いの複雑さは想像に難くない。
自分から抜けて離れたのに、枯渇することのない才能と売れ方をずっと見せつけられているのだ。
苦しい思いをなさったことだろう。
でもなあ。
この「言い訳クリスタルの破壊」という経験ほど、人として重要な経験はなかなかない。
自分を自分の真ん中に戻してくれるとんでもなくありがたいものである。
普通に生活していると、こういった経験はなかなかできない。
本気で仕事として向き合っているからこそ経験させられる、貴重過ぎる体験だ。
私には私の言い訳クリスタルが当然ある。
そして、多くの人がこの言い訳クリスタルを破壊されないように、わざわざ遠回りをしたり、会うべき人に会わないようにしたり、何かを後回しにしているものだ。
言い訳クリスタルを破壊しよう、されよう。
自分と本当の意味で向き合い、道を得るために。
そのために、いいライバルや仲間と出逢っていくのだ。
確かにキツい体験ではあるのだが、むちゃくちゃ磨かれるんだ、これは。
ところで、全然関係ないのだが。
別に全然好きというわけではないのだけど、いつもいつも狩野英孝氏には感心させられる。
なんというか、どんな場所にも神っているんだなあと思わせてくれるというか。
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