CarPlay AI BOXおすすめ4選比較!そもそも何ができる!?

  • 2024年4月17日
  • CarPlay
  • 111482View

CarPlay AI BOX(カープレイ エーアイボックス)があれば、車のUSBポートに接続するだけで、カーナビ・ディスプレイオーディオの画面でYouTube含めた動画/音楽/SNSアプリなどが見れるようになります。

実は、トヨタのディスプレイオーディオ装着車などApple CarPlay(アップル カープレイ)対応の車でも、例えば、

  • ナビアプリ:Googleマップ, Yahooカーナビ
  • 音楽アプリ:Apple Music, Amazon Music, Spotify, YouTube Music

であれば、そのまま利用可能ですが、

  • 動画アプリ:プライムビデオ, YouTube, Netflix, Hulu, Disney+
  • SNSアプリ:X(旧Twitter), Instagram, Facebook
  • Webブラウザ:Chrome, FireFox

ですと、そのままだと利用不可能で、CarPlay AI BOXを接続して初めて利用可能となります。

CarPlay AI BOXおすすめ機種のイメージ

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つまりAI BOXを使えば、純正のCarPlay対象アプリの制約から解放され、スマホで使えるあらゆるアプリが車の画面で利用可能となり、同乗者にも喜ばれる快適なドライブができるのです。

そこでここでは、オットキャストPICASOU2・P3・CarlinKit V3・Tbox Plus・Ambientなど5種類以上のAI BOX私が実際に自腹購入して2年間使い倒してみた実体験を元に、

  • CarPlay AI BOXどれを選ぶのがおすすめか?
  • CarPlay AI BOXできることは何か?

について詳しく解説していきます。

  • AI BOX何ができるか知りたい
  • AI BOXどのモデルがおすすめか知りたい
  • 車の画面で動画アプリ等を使ってみたいと思われてる
  • 車のカーナビ/ディスプレイオーディオがCarPlay/Android Auto対応の方

は特に参考になるかと思います。

ちなみにCarPlay AI BOXを使う方法以外も含めたYouTube等の動画を車の中で見る方法全体について知りたい場合は、こちら”車のナビ/オーディオ画面でユーチューブ動画等を見る5つの方法“の記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。

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CarPlay AI BOXとは後付けUSB機器

CarPlay AI BOXおすすめ機種のCarlinkit V3

CarPlay AI BOXとは、上図のようなAndroid OS内蔵のCarPlay接続できる後付けUSB機器で、画面無しのスマホのようなものとも言えます。USBで接続するだけでCarPlay対応のカーナビ・ディスプレイオーディオ画面で動画/音楽/SNSアプリなどが使えるようになります。例えば下図のように、動画アプリであるAmazonプライムビデオをカーナビ・ディスプレイオーディオ画面に表示させることも可能です。

CarPlay AI-BOXでプライムビデオを車で見る方法

 

CarPlay AI BOXがおすすめの理由

まず初めに、CarPlay AI BOXがおすすめの理由について書かせていただきます。以下3つです。

  • 走行中でも動画/SNSアプリがナビ画面で見れて便利
  • 10万円前後のカーナビと比べると安く2万円から買える
  • Amazon/楽天/Yahooや一部オートバックス店舗等購入ルートが多い

 

AI BOXは走行中でも動画が見れておすすめ

CarPlay AI BOXの便利なおすすめ機能は、動画/SNSアプリがナビ画面で使えるだけでなく、走行中でも見れることです。純正カーナビでもHDMI接続端子があればスマホを接続して動画を見たりTVチューナーが内蔵されてればTVを見たりできますが、配線等の改造をしない限り、信号待ち中など停車中以外の走行中は映像が見れない場合が多いです。

しかし、AI BOXでは走行中も常に動画アプリの映像が表示可能なので、TVerなどのTVアプリを使えば、配線の改造等を行わなくても走行中にTVを見れるようにすることもできます。もちろん、AI BOXを使うと簡単に走行中に動画やTVが見れるからと言って、ドライバーが運転中に見るのは事故の危険性が高いので厳禁です。

走行中(運転中)にテレビを見る方法(安全上、助手席や後席の人のみが見る前提)については、こちら”ディスプレイオーディオでテレビを走行中も見る4つの方法”の記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。

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また、ほとんどのCarPlay AI BOXには、CarPlay/Android Autoのワイヤレスアダプターが内蔵されており、お使いのスマホを有線(USBケーブル)接続のCarPlay/Android Auto接続から無線接続に切替することもできます。各機器の接続イメージは以下の通りです。

CarPlay AI BOXの接続イメージ図

以上より、CarPlay AI BOXには様々な機能がありますが、特におすすめの機能は以下3点です。

【CarPlay AI BOXのおすすめ機能】
■使えないはずの動画/SNSアプリが使える
■動画アプリが走行中でも見れる
■CarPlay/Android Autoをワイヤレス化可能

 

AI BOXは2万円から買えておすすめ

最近ではCarPlay AI BOXを開発するメーカーが増えて価格競争が進んだ結果、以下のHerilary(ヘリラリ)C9に代表されるような2万円前後で購入可能で割安なAI BOXも発売されるようになりました。

10万円前後のカーナビと比べると、2万円前後から買えるAI BOXは価格のハードルが低くおすすめです。

2万円でもちょっと高いと思われる方は、少し難易度は上がりますが、HDMI入力対応の車限定で利用できるAI BOXを使わない動画アプリ利用方法もあります。詳しい方法はこちら”車のナビ/ディスプレイオーディオでYouTubeを見る5つの方法“の記事にまとめましたので、もし良ければ合わせてご参考にどうぞ。

 

AI BOXはどこでも売ってておすすめ

CarPlay AI BOX海外製品が多いですが、Amazon/楽天/Yahooショッピングなど日本の大手ネット通販ならどこでも売ってるので安心して買える点もおすすめです。さらにオットキャストPICASOU2などは、一部の限られた店舗ではあるもののカー用品店であるオートバックスやイエローハットでも売ってます。

また、オットキャストPICASOU2には通常品に加えてオートバックス専売モデルの類似品であるオットキャストPICASOU2 RAM8 PCS41(下図:メモリ容量以外の中身は全く同じですがケースの外観は全く違う)も存在しており、様々な機種が様々なルートで買えます。オートバックス専売モデルの方が黒いプラスチックの部分が多くややコストを抑えた見栄えの反面、RAM容量が2倍の8GBになってます。見た目よりもメモリ容量が多い安定動作を重視される方は、AUTOBACS専売モデルPICASOU2 RAM8 PCS41もおすすめです。

↓↓↓PICASOU2AUTOBACS専売モデルRAM8 PCS41↓↓↓

AUTOBACS専売モデルPICASOU2 RAM8 PCS41

まとめると、CarPlay AI BOXが売ってる場所は以下の通りです。

【CarPlay AI BOXが売ってる場所】
■ほぼ全製品※:Amazon/楽天/Yahooショッピング売ってる
■オットキャストの一部製品:オートバックス/イエローハットの一部店舗でも売ってる
※オートバックス専売モデルは除く

 

CarPlay AI BOX おすすめ3選

CarPlay AI BOXの選び方

CarPlay AI BOXの具体的な選び方ですが、注意すべき点として以下3点が考えられます。

  • 発売直後割高な機種を買わないこと(わりとすぐに価格下落や割引開始)
  • 極端に性能不足だと実際使いづらいので安さだけで選ばないこと
  • 無駄に高額にならないよう必要十分な機能/性能を見極めること

CarPlay AI BOXは、スマホと同じように性能進化のスピードが速くハードウェアの性能差による価格幅も大きいのです。

 

CarPlay AI BOXの最新全機種比較一覧

ここからはCarPlay AI BOXの最新全機種に対し、性能、機能、価格の比較を行い、おすすめ機種はどれか?について書いていきます。まずは、比較一覧表を以下の通りまとめてみました。

機種名 おす
すめ
実売
価格
SoC
(CPU)
RAM
+ROM
OS You
Tube
Amazon
Prime
SIM
対応
HDMI
対応
Herilary
C6

C9

1.7
万円

Qualcomm
QCM2290/2GHz

2+8
GB

Android
11
Herilary
C7

2.2~
4.0
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz

4+64
GB

Android
11

nano
SIM
Herilary
C8

2.6~
4.2
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz

4+64
GB
〇+
Android
12

nano
SIM

(出力
のみ)
CarlinKit
V3
mini

2.5
万円

Qualcomm
QCM2290/2GHz

3+32
GB

Android
11

nano
SIM
CarlinKit
TboxPlus
64GB

3.6
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz

4+64
GB
〇++
Android
13

nano
SIM
CarlinKit
TBoxPlus
128GB

4.1
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz
〇+
8+128
GB
〇++
Android
13

nano
SIM
【数量限定】
CarlinKit
Tbox
Ambient

128GB

4.4
万円
〇++
Qualcomm
Snapdragon
SM6225/2.4GHz
〇+
8+128
GB
〇++
Android
13

nano
SIM
KEIYO
APPCAST
AN-S109

3.0
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz

4+64
GB
〇+
Android
12
オット
キャスト
PICASOU2

4.2~
5.3
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz

4+64
GB

Android
10

nano
SIM

(出力
のみ)
オット
キャスト
PICASOU2
RAM8 PCS41

4.5
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz
〇+
8+256
GB

Android
10

nano
SIM

(出力
のみ)
オット
キャスト
OttoAibox P3
PICASOU3

6.0
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz
〇+
8+128
GB
〇+
Android
12

nano
SIM

(出力
のみ)
KEIYO
APPCAST2
AN-S109 II

4.0
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz

4+64
GB
〇+
Android
12

(入力

出力)
オット
キャスト
PICASOU2
Pro

6.0
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz

4+64
GB

Android
10

nano
SIM

(入力

出力)

※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もありますがご了承下さい。

 

CarPlay AI BOXおすすめ3選まとめ

AI BOXのおすすめモデルを3つの観点でまとめると、以下の通りです。

1つ目として、どれを選べば分からない方や特にこだわりが無い方は、CarlinKit Tbox Plus 128GBが一番間違い無いです。Tbox Plus 128GとTbox Ambientの最大の違いSoC(CPU)がQCM6125かSM6225かの違いですが、スペック的にはSM6225が上であるものの、私が実際に使ってみた限り有意な性能差は無しでした。よって、オマケ的な機能ではあるもののイルミ機能の有無と価格差でどちらか選択いただければと思います。

高性能割安な最もおすすめのAI BOX】
CarlinKit Tbox Plus 128GB(イルミ機能)
CarlinKit Tbox Ambient(イルミ機能)
2つ目に、家のTVに映しながらの設定・ダウンロード作業や後席ディスプレイへの接続で使いたい場合は、OttoAibox P3がおすすめです。しかしOttoAibox P3は最新モデルで少し割高なので、割安さを求めるなら、1世代前モデルのPICASOU2や、割安メーカー製のHerilary C8がおすすめです。どの機種も基本機能は同じです。
【TV/後席画面対応のHDMI付AI BOXのおすすめ】
OttoAibox P3(大手メーカー最新機種)
Ottocast PICASOU2(大手メーカー旧型機種)
Herilary C8(割安メーカー最新機種)
最後に、どうしても中国メーカーに不安がある方は、SIMカード非対応機種のみになりますが、日本製のAI BOXもあります。 慶洋エンジニアリング社が販売するKEIYOブランドのAI BOXがおすすめです。
日本製のAI BOXのおすすめ】
KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)

ちなみに、上記のCarPlay AI BOXはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販からの購入可能ですが、機種によっては品薄状態が続いているので、在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。オットキャストはわりと大手メーカーですが、特にCarlinKit・Herilary・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いので品薄になりがちです。ここで一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか分からず連休に間に合わないなど欲しいタイミングで買えない場合もあるので注意が必要です。

次章より各機種のおすすめ理由について、さらに詳しく説明していきます。

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高性能低価格AI BOXのおすすめはCarlinKit Tbox

ここからは、最もおすすめのAI BOXであるCarlinKit Tboxについて少し詳しく解説していきます。

CarlinKitの超高性能モデルCarlinKit TBox Plus 128GB (カーリンキット ティーボックス プラス)で、他メーカー含めて現状のCarPlay AI BOXの中で最高クラスのCPUを採用しており、量販クラスのスマホ並みの反応速度を誇る機種です。Tbox Plus 128GBはCarlinKitの以下5モデル中、上から2番目の超高性能かつ低価格(高コストパフォーマンス)モデルの位置付けです。

  • CarlinKit Tbox Ambient 128GB (8コア スナドラSM6225/8+128GBメモリ+イルミ機能) ←最高性能限定モデル
  • CarlinKit TBox Plus 128GB (8コア QCM6125/8+128GBメモリ) ←超高性能モデル
  • CarlinKit Tbox Plus 64GB (8コアQCM6125/4+64GBメモリ) ←高性能モデル
  • CarlinKit V3 (8コア スナドラSDM450/4+64GBメモリ) ←中堅モデル(売切れ)
  • CarlinKit V3 mini (4コアSoC/3+32GBメモリ) ←廉価モデル

CarlinKit Tbox Plusは、他モデルのCarlinKit V3やCarlinKit V3 miniと外観上見分けが付きにくいので、購入時には間違えないよう注意が必要です。とは言え、実はよく見ると微妙に色が違っており、

  • CarlinKit Tbox Plus:濃い青色
  • CarlinKit V3やCarlinKit V3 mini:黒色

です。見た目はほぼ同じですが、中身の性能は全く違います。

CarlinKit Tbox Plus 128GBの良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。

 AI BOXの性能として最高クラス(クアルコムQCM6125+メモリ8GB)で量販スマホ並の安定した反応速度

 ほぼ同じスペックのオットキャストOttoAibox P3より2万円安い

 本体128GB最大128GBのSD外付け対応でオフライン用コンテンツを大量に保存可能

 一部の車で必要となるUSB電源補助(Y字)ケーブル付属されておらず別売り

 HDMI出力機能が無い

 ケースの見た目がシンプル過ぎてやや安っぽい

CarlinKit Tbox Plus 128GBの最新価格は以下の通りです。

ちなみに、CarlinKit Tbox Plusには上記のメモリ8+128GB超高性能モデルと、以下のメモリ4+64GB高性能モデルがあります。

メモリ容量が異なるだけでSoC(CPU)の性能は同じなので、大量にオフライン再生用データ等をダウンロードする予定が無ければ、4+64GBモデルで十分ですが、長く使いたい場合はできるかぎり高スペックなRAM:8GB+ROM:128GBモデルを選んでおくのがおすすめです。極端な話、Herilary C6 または Herilary C9(ヘリラリと読みます)だとさらに低価格な1.7万円でYouTubeが見れますが、CPUやメモリの性能がギリギリの低スペックなので画面操作の反応速度が遅く、少しイライラする場合があります。

AI-BOXは安い買い物では無いので、私も最初は価格安めのCarlinKit V3と呼ばれる2万円程度のモデルを購入しました。しかし使ってるうちに操作のモタツキがガマンできなくなり、高性能モデルのPICASOU2や最高性能モデルCarlinKit TBox Plus 128GBに買い替え直してる状況です。ある程度長く使う予定であれば、最初から高性能モデルを買っておくのが絶対おすすめです。

私は現在こちらのCarlinKit Tbox Plus 128GB(下図)をメインで使ってますが、特にRAM容量8GBの威力が素晴らしく、操作のモタツキが全く無いです。

CarlinKit (カーリンキット) Tbox Plus 128GBとVW Tiguan

ちなみに、現在世の中で販売されてるAI-BOXの中でRAM容量8GBを搭載してる超高性能モデルは、私が知る限りこちらのCarlinKit TBox Plus 128GBCarlinKit Tbox Ambient 128GBオットキャスト PICASOU2 RAM8オットキャスト PICASOU3の4モデルです。

CarlinKitに特化したAI BOXの選び方や具体的できる事については、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較!CarPlayでYouTubeを“の記事に、さらにCarlinKit Tboxシリーズに特化した各機種の違い・設定/接続方法について、こちら”Carlinkit Tbox Plus/Ambient AI BOXの設定・接続方法と対応車種“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。

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HDMI出力付AIBOXのおすすめはPICASOU2かP3

家のTVや後席ディスプレイに映せるHDMI出力端子付が良いけどスマホや外付けDVDプレーヤーの映像入力予定が無くHDMI入力までは不要な場合OTTOCAST PICASOU2(オットキャスト ピカソ2)または後継のOttoAibox P3(オットエーアイボックスP3)もおすすめです。

PICASOU2の良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。

 AI BOXの性能として最高クラス(スナドラ665+メモリ4GB)で量販スマホ並の安定した反応速度

 HDMI出力対応後席画面や家のTVにも接続でき車内以外でもダウンロードや設定作業可能

 本体64GB最大128GBのSD外付け対応でオフライン用コンテンツを大量に保存可能

 HDMI出力機能以外は同じスペックのCarlinKit Tbox Plusと比べて1~2万円高い

 SIMカード/SDカードの入替がイジェクトピン方式なのでやや出し入れしにくい

 やや古めのAndroid OS 10各アプリのサポート終了が数年以内に来るリスク有

OTTOCASTに特化したAI BOXの選び方や具体的できる事について、こちら”オットキャスト最新おすすめ全機種の価格x性能比較!車でYouTubeを“の記事に、さらにOTTOCAST PICASOU2/PICASOU2 Pro/PICASOU3(P3)シリーズに特化した、各機種の違い・設定/接続方法について、こちら”オットキャストPICASOU2/P3/Proの対応車種と設定・接続方法“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。

ちなみに2023年、こちらのOTTOCAST PICASOU2と同じスペックのHDMI出力端子搭載にもかかわらず価格が1万円以上安いAI BOXが後発ブランドHerilary(ヘリラリ)よりHerilary C8として発売されました。OTTOCASTなど大手ブランドにこだわりが無い人にとっては、かなりコストパフォーマンスの高い注目のAI BOXです。

 

日本製AIBOXのおすすめはKEIYO APPCAST

CarPlay AI BOXの大手メーカーは、オットキャストのような中国製ですが、中国製に位置情報やGoogleアカウント情報取得の面で不安や危険性リスクを感じる方は、日本製CarPlay AI BOXである慶洋エンジニアリング社のKEIYO APPCASTがおすすめです。
KEIYO APPCASTは、SIMカード非対応機種のみになりますが、ハードウェア性能としてはスナドラSM6125搭載で、オットキャストPICASOU2と全く同じ性能です。さらにPICASOU2ではHDMI付モデルのみですが、以下の通りHDMI付モデルとHDMI無モデルが自由に選べます。

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CarPlay AI BOXでできる3つのこと

CarPlay AI BOXでできる3つのことのイメージ

では実際、CarPlay AI BOXを車にUSB接続すると何ができるのでしょうか?

簡単に言うと以下3つのことができるようになります。

  • YouTube/アマゾンプライム動画が車の画面で見れる
  • CarPlay/Android Auto非対応アプリでも車の画面で使える
  • CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続ができる

 

AI BOXではYouTube/プライム視聴OK

Apple CarPlayの純正機能では、対応アプリが非常に少なくYouTube/アマゾンプライム等の動画系アプリは使用不可能です。しかし、CarPlay AI BOXのを CarPlay接続した場合は、Android OS対応アプリは基本的に全て使用可能です。

私が過去に購入したCarlinKit V3の場合、YouTube動画アプリはプリインストールされており、下図のようにすぐに使用可能でした。

CarPlay AI BOXではYouTube動画が見れる画面イメージ

また、動画アプリはYouTubeに限らずNetflixなど、基本的には何でも見れます。

 

Google Playからインストールできないアプリでもapkで直接インストール可能

私が過去に購入したAI BOXであるCarlinKit V3の場合、プライムビデオアプリはなぜかGoogle Playからインストールできませんでした。このような場合は、パソコン等を活用してapkファイルをダウンロードし、直接インストールすれば解決できます。

apkファイルをダウンロードするには、パソコンのブラウザで以下のAPKファイルダウンロードサイトにアクセスします。

apkpureの方が簡単なので、ここではapkpureで説明します。旧バージョンのファイルの充実度はAPKMirrorの方が優れているので、旧バージョンを細かく選びたい場合は、APKMirrorもおすすめです。

  1. 下図apkpureのトップページ右上の検索BOXに「アマゾンプライムビデオ」と入力
  2. アマゾンプライムビデオのapkファイルが検索されるのでダウンロードしてmicroSDカードに保存
  3. microSDカードをCarPlay AI BOXのSDスロットに挿入
  4. CarPlay AI BOXのファイルビューワーアプリからapkファイルを探してインストール実行

apkファイルダウンロードサイトの例

プライムビデオのインストールが完了し、アプリを起動すると下図のようにプライムビデオが使用可能となります。

CarPlay AI BOXではプライムビデオ動画が見れる画面イメージ

ちなみに、CarPlay AI BOXを使った動画再生では、停車中や走行中に限らず常に動画が見れてしまいます。もちろん、安全のために運転者は走行中に動画を見るのはNGですが、助手席の人には喜ばれると思います。

CarPlay AI-BOXでYouTubeやアマゾンプライム動画を車で見るための具体的な方法は、こちら”CarPlayでユーチューブ/アマプラ動画を見る方法基本4ステップ“の記事に詳しく書きましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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動画アプリがあれば純正TVは不要ならキャンセラーキットも不要

ところで、多くの純正ナビ/ディスプレイオーディオでは、走行中にDVDやTVの動画を非表示にする規制が組み込まれており、この規制を解除するキットも販売されています。

以下は、TV KITと呼ばれるデータシステム社から販売されている、アルファード、ハリアー、ヤリス、RAV4、カローラ、カムリ等の一部グレードに適合する走行中の規制解除(キャンセラー)キット(品番:TTA611)の例です。

※TV KITは車種や年式ごとに部品が違う場合があるので、データシステム公式サイトの適合情報にて品番の確認をされるのがおすすめです。

気付かれた方もいるかもしれませんが、「走行中にTVやDVDよりもYouTube動画やアマプラ動画が見れれば十分」という方であれば、こちらのTV KITのような規制解除キットは不要で、ある意味CarPlay AI BOXで規制解除キットの役割も兼ねているとも言えます。もちろん、CarPlay AI BOXで純正のTVやDVDそのものの規制解除ができるわけでは無いですが・・・。

 

CarPlay/Android Auto非対応アプリ使用OK

さらにYouTube等の動画アプリに限らず、CarPlay/Android Autoの純正機能では非対応だった様々なアプリが使用可能となります。例えば下図は、SNSアプリのTwitterをインストールしてみた例です。

CarPlay AI BOXではCarPlay非対応のSNSアプリが使える画面イメージ

続いて下図は、CarPlay/Android Autoの純正機能でも対応済のApple Musicアプリをインストールして表示してみた例です。純正CarPlayではジャケ写と曲名くらいしか表示されないのに対し、CarPlay AI BOXでは歌詞表示まで可能です。

CarPlay AI BOXではCarPlay非対応の音楽アプリ歌詞表示が使える画面イメージ

ちなみに、ジャケ写と曲名くらいしか表示されない純正CarPlayのイメージは下図の通りです。

純正CarPlayの音楽アプリの画面表示イメージ

 

CarPlay/Android Autoワイヤレス接続OK

動画アプリやSNSアプリなんて不要で、音楽アプリとナビアプリがあれば十分と言う方でも、CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続ができるようになれば、だいぶ便利に使えると思います。下図はCarPlay AI BOX内蔵のワイヤレスアダプター機能を利用して、純正では有線CarPlayのみ対応のカーナビとワイヤレスCarPlay接続中の様子です。iPhone最下部のLightningコネクタの位置にケーブルが接続されて無いのがお分かりいただけると思います。

CarPlay AI BOXを使ったワイヤレスCarPlay接続の実例(ポルシェPCM)

ただし、CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続をメインで使われる方は、CarlinKit TboxPlusなど少なくとも中堅クラス以上の性能を持つ機種がおすすめです。

CarPlay AI BOXの接続イメージ図

CarPlay AI BOX内蔵のワイヤレスアダプターを使った無線通信では、上図の通りスマホと車の間にCarPlay AI BOXが入って通信を中継することになるので、USBケーブルを使って直接接続ができる有線通信と比べると操作の応答速度としては不利になります。

  • CarPlay/Android Autoの有線通信(USBケーブルによる直接接続):[スマホ]⇒[USBケーブル]⇒[車]
  • CarPlay/Android Autoの無線通信(CarPlay AI BOX経由接続):[スマホ]⇒[Wi-Fi]⇒[AI BOX]⇒[USBケーブル]⇒[車]

このようにただでさえ応答が不利な状況の中で、AI BOX内部の処理が性能不足でさらに遅いと、応答遅れが積み重なりストレスを感じるレベルになると考えられるからです。私が過去実際に使用した感覚としてCarlinKit V3(Qualcomm SDM450搭載)では、ワイヤレスCarPlayならほぼ普通に使えるものの、ワイヤレスAndroid Autoではギリギリ許容可能我慢できるレベルでした。

ワイヤレスAndroid Autoでも、Apple Music等の音楽アプリ再生時はほぼ問題無いものの、音楽を再生しながら同時にGoogleマップ等の地図アプリでナビ案内をした場合は、時々明らかな応答遅れを感じました。最終的には、お使いのスマホやお使いの車のナビ・ディスプレイオーディオのハードウェア性能も関係するので、上記の私の環境よりも気にならない場合もあれば、さらに気になる場合もあるかと思います。ご参考までに私の検証環境は以下の通りです。

  • 使用カーオーディオユニット:
    VW純正 Discover Pro 9インチモデル(CarPlay/Android Auto両対応)
    Porsche純正 PCM 7インチモデル(CarPlayのみ対応)
  • 使用AI BOX(ワイヤレスアダプタ内蔵):CarlinKit V3、CarlinKit Tbox Plus 128GB
  • 使用スマホ:iPhone SE2(iOS 16)、ギャラクシーS20(Android OS 12)
  • 使用アプリ:Amazon MusicApple Music、Googleマップ

ギリギリ我慢できるレベルでは不安な方は、CarlinKit V3よりもハードウェア性能が1ランク上で応答遅れの改善が期待可能CarlinKit Tbox plus(Qualcomm QCM6125搭載)がおすすめです。

 

AI BOXのメリット/デメリットまとめ

最後にCarPlay AI BOXに共通するメリットとデメリットについてまとめておきます。

まず、メリットは以下の通りです。おすすめのCarPlay AI BOXどのモデルでも共通のメリットです。

 YouTube/プライムビデオ/TV(見逃し配信含)等が見れる

 キャンセラー取付無で走行中も見れるし操作もできる

 USBで挿すだけの簡単取付なので誰でも簡単

逆に、デメリットは以下の通りです。

 毎回、起動待ち時間(+10秒程度)が必要

 CarPlayやAndroid Autoと比べて使い勝手がやや悪い(前回の続きから再生できない、たまにソフトバグ)

 最新の高性能スマホと比べるとやや動きが悪い(10万円級のスマホと比べて価格が安い分ハードスペックは劣る)

上記デメリットは、どのCarPlay AI BOXを選んだとしても間違いなく付きまといますが、デメリットを上回るメリットを感じることができるなら、使ってみる価値はあるかと思います。

 

CarPlay AI BOX対応車種

CarPlay AI BOX対応車種概要

CarPlay AI BOX対応車種は、一言で言うとApple CarPlay対応車です。ただし、最近ワイヤレス(無線)のCarPlay対応車が少しずつ増えてきてますが、CarPlay AI BOXを接続するには、有線のCarPlay対応車のみOKです。

つまり、CarPlay AI BOXの対応車種USBケーブル接続による有線CarPlay接続対応車です。ちなみに、USBケーブル接続による有線Android Auto接続でも利用不可能です。ほとんどの有線CarPlay対応車(だいたい2017年式以降)では利用可能ですが、もう少し詳しく書くと以下の通りです。

【CarPlay AI BOXの対応車種】
■1)有線CarPlay対応+画面タッチ操作対応(トヨタ, レクサス, 日産, ホンダ, VW, Benz等)
そのまま使用可能
■2)有線CarPlay対応+画面タッチ操作非対応(マツダ等)
Bluetoothリモコンを使えば使用可能

※有線CarPlay対応の一部の車または無線CarPlayのみ対応(BMW, MINI, 一部のスバル等)
使用不可能

私も実際、トヨタ、レクサス、VW、Benz、Porscheの車ではちゃんと使えることを日々確認済ですので、ほとんどの有線CarPlay対応車では利用可能なのは間違いないと思います。

 

トヨタのCarPlay AI BOX対応車種

トヨタの純正ナビは2020年頃からと、他メーカーよりやや遅れたタイミングでCarPlayに対応し始めました。具体的には、だいたい2020年頃以降にモデルチェンジした車はCarPlay AI BOX対応と考えて問題ありません。

現状のトヨタ車のCarPlay AI BOX対応車種としては以下の通りです。

  • 有線(+無線)CarPlay対応:新型アルファード/新型ヴェルファイア/新型ノア/新型ヴォクシー/新型クラウン/新型シエンタ/カローラ系(クロス/ツーリング/スポーツ)/RAV4/ハリアーなど(概ね2022年頃以降)
  • 有線CarPlay対応のみ:ヤリスクロス/ヤリス/新型アクア/カローラシリーズ(クロス/ツーリング/スポーツ)/RAV4/ハリアーなど(概ね2020年頃以降)

ちなみに車が無線CarPlay対応であってもAI BOXは無線接続できず有線CarPlay接続のみ対応です。また、Apple公式サイトにもCarPlay対応状況は記載されており目安にはなりますが、こちらは主に米国市場での対応状況となるので、例えばハリアーがVenza(ハリアーの米国での名前)と書かれてたり、モデルによっては日本向け販売モデルのCarPlay対応時期と大きく違ってたりします。

そこで、トヨタの主要車種詳細なAI BOX対応(有線CarPlay対応)時期について、トヨタの日本向け販売モデルに対する正確な公式情報の調査結果を次章より書かせていただきます。

 

トヨタアルファード/ヴェルファイアのCarPlay AI BOX対応

トヨタのアルファード/ヴェルファイアのCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay接続対応)モデルは以下の通りです。

  • アルファード/ヴェルファイア(40系:2023年06月~):AI BOX対応
  • アルファード/ヴェルファイア(30系マイナーチェンジ後:2020年01月~):2020年01月以降の改良モデルのみAI BOX対応
  • アルファード/ヴェルファイア(30系マイナーチェンジ後:2018年01月~):2019年12月以前の改良前モデルはAI BOX非対応
  • アルファード/ヴェルファイア(30系マイナーチェンジ前:2015年01月~):AI BOX非対応
  • アルファード/ヴェルファイア(20系:2008年05月~):AI BOX非対応

アルファード/ヴェルファイアは、2023年6月のフルモデルチェンジより前のモデルはモデル途中の改良で有線CarPlay対応(AI BOX対応)してるので少し複雑です。2023年6月のフルモデルチェンジ以降は、全てのモデルでCarPlay AI BOX対応です。

 

トヨタノア/ヴォクシーのCarPlay AI BOX対応

トヨタのノア/ヴォクシーのCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay接続対応)モデルは以下の通りです。

  • ノア/ヴォクシー(90系:2022年1月~):AI BOX対応
  • ノア/ヴォクシー(80系:2014年1月~):AI BOX非対応

ノア/ヴォクシーは、2022年1月のフルモデルチェンジ以降の全てのモデルでCarPlay AI BOX対応です。

 

トヨタハリアーのCarPlay AI BOX対応

トヨタのハリアーのCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay接続対応)モデルは以下の通りです。

  • ハリアー(80系:2020年6月~):AI BOX対応
  • ハリアー(60系:2013年12月~):AI BOX非対応

ハリアーは、2020年6月のフルモデルチェンジ以降の全てのモデルでCarPlay AI BOX対応です。

 

トヨタRAV4のCarPlay AI BOX対応

トヨタのRAV4のCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay対応)モデルは以下の通りです。

  • RAV4(50系マイナーチェンジ後:2021年12月~):AI BOX対応
  • RAV4(50系マイナーチェンジ前:2020年08月~):2020年08月以降の改良モデルのメーカーオプションDA装着車のみAI BOX対応
  • RAV4(50系マイナーチェンジ前:2019年04月~):2020年07月以前の改良前モデルはAI BOX非対応

RAV4は、2021年12月のマイナーチェンジより前のモデルはモデル途中の改良で有線CarPlay対応(AI BOX対応)してるので少し複雑です。2021年12月のマイナーチェンジ以降は、全てのモデルでCarPlay AI BOX対応です。

 

トヨタカローラ/カローラツーリングのCarPlay AI BOX対応

トヨタのカローラ/カローラツーリングのCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay接続対応)モデルは以下の通りです。

  • カローラ/カローラツーリング(210系マイナーチェンジ後:2022年10月~):AI BOX対応
  • カローラ/カローラツーリング(210系:2019年9月~):AI BOX対応
  • カローラ(120系:2000年8月~):AI BOX非対応

カローラ/カローラツーリングは、2019年9月のフルモデルチェンジ以降の全てのモデルでCarPlay AI BOX対応です。

 

トヨタカローラクロスのCarPlay AI BOX対応

トヨタのカローラクロスのCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay接続対応)モデルは以下の通りです。

  • カローラクロス(初代10系:2021年9月~):AI BOX対応

カローラクロスは、全てのモデルでCarPlay AI BOX対応です。

 

トヨタカローラスポーツのCarPlay AI BOX対応

トヨタのカローラスポーツのCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay対応)モデルは以下の通りです。

  • カローラスポーツ(210系マイナーチェンジ後:2022年10月~):AI BOX対応
  • カローラスポーツ(210系マイナーチェンジ前:2019年09月~):2019年09月以降の改良モデルのみAI BOX対応
  • カローラスポーツ(210系マイナーチェンジ前:2018年06月~):2019年08月以前の改良前モデルはAI BOX非対応

カローラスポーツは、2022年のマイナーチェンジより前のモデルはモデル途中の改良で有線CarPlay対応(AI BOX対応)してるので少し複雑です。2022年10月のマイナーチェンジ以降は、全てのモデルでCarPlay AI BOX対応です。

 

トヨタヤリスのCarPlay AI BOX対応

トヨタのヤリスのCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay接続対応)モデルは以下の通りです。

  • ヤリス(210系:2019年12月~):AI BOX対応

ヤリスは、全てのモデルでCarPlay AI BOX対応です。

 

トヨタヤリスクロスのCarPlay AI BOX対応

トヨタのヤリスクロスのCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay接続対応)モデルは以下の通りです。

  • ヤリスクロス(初代10系:2020年8月~):AI BOX対応

ヤリスクロスは、全てのモデルでCarPlay AI BOX対応です。

 

トヨタプリウスのCarPlay AI BOX対応

トヨタのプリウスのCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay接続対応)モデルは以下の通りです。

  • プリウス(60系:2023年1月~):AI BOX対応
  • プリウス(50系マイナーチェンジ後:2021年6月~):2021年06月以降の改良モデルのメーカーオプションDA装着車のみAI BOX対応
  • プリウス(50系マイナーチェンジ後:2018年12月~):2021年5月以前の改良前モデルはAI BOX非対応
  • プリウス(50系マイナーチェンジ前:2015年12月~):AI BOX非対応

プリウスは、2023年1月のフルモデルチェンジより前のモデルはモデル途中の改良で有線CarPlay対応(AI BOX対応)してるので少し複雑です。2023年1月のフルモデルチェンジ以降は、全てのモデルでCarPlay AI BOX対応です。

 

トヨタシエンタのCarPlay AI BOX対応

トヨタのシエンタのCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay接続対応)モデルは以下の通りです。

  • シエンタ(10系:2022年8月~):メーカーオプションDA装着車のみAI BOX対応
  • シエンタ(170系:2015年7月~):AI BOX非対応

シエンタは、2022年8月のフルモデルチェンジ以降のメーカーオプションDA装着モデルのみCarPlay AI BOX対応です。

 

レクサスのCarPlay AI BOX対応車種

レクサスの純正ナビも2020年頃からと、わりと遅いタイミングでCarPlay対応しています。よって、2020年頃以降にモデルチェンジした車はCarPlay AI BOX対応と考えて問題ありません。

ちなみに、有線+無線両方のCarPlay対応となると、2021年の新型NX以降のコネクテッドナビ対応以降のモデルとなります。現状のレクサス車のCarPlay AI BOX対応車種としては以下の通りです。

  • 有線(+無線)CarPlay対応:新型RX/新型NX/UX/LS/ES(概ね2022年頃以降)
  • 有線CarPlay対応:LX/LC/IS/RC/ES/RX/NX/UX(概ね2020年頃以降)

 

VWのCarPlay AI BOX対応車種

VWの純正ナビは2016年頃からと、トヨタやレクサスよりだいぶ早いタイミングでCarPlay対応しています。よって、2016年頃以降にモデルチェンジした車はCarPlay AI BOX対応と考えて問題ありません。

ちなみに、有線+無線両方のCarPlay対応となると、2021年頃の各社イヤーモデル切替以降となります。現状のVW車のCarPlay AI BOX対応としては以下の通りです。

  • 有線+無線両方のCarPlay対応(Discover Pro/Discover Media):全車概ね2021年式以降
  • 有線CarPlay対応のみ(Discover Pro/Discover Media):全車概ね2016年式~2021年式

 

USB電源補助ケーブルでAI BOX対応になる車種

Carlinkit TboxとY字電源ケーブル

VWやPorscheなど多くの輸入車の場合、通信用のUSBポートに接続するだけで、CarPlay AI BOXを起動できます。これは通信用のUSBポートの供給電流(バスパワー電源)の量と供給タイミングが適切で問題が無いからですが、特に2022年以降の新型の一部のトヨタ/レクサス車では、通信用USBポートのバスパワー電源だけではAI BOXへの駆動電流の量と供給タイミングが合わないようで、うまく接続・起動できない場合があります。

このような場合、上図赤枠のUSB電源補助ケーブル(Y字型)を使い、上図のように通信用USB接続(通信用USBポートへ)に加えて電源供給用USB接続(シガーソケットUSB充電器等へ)を行うことでAI BOXがうまく接続・起動できるようになります。実際に、Carlinkit Tboxをレクサス新型NXのナビに接続してみた場合、バスパワー電源接続のみでは電源ランプは点灯するものの下図のように画面が起動できず、以下のUSB電源補助ケーブルで追加電源供給を行ったところ無事に接続できました。

Carlinkit TboxとレクサスNXとを通信用USBのみで接続した状態

また、レクサス新型NXに限らずレクサス新型RXやトヨタ新型クラウンでも試してみたところ、USB補助電源ケーブル無しではAI BOXを接続・起動させられませんでした。よって、トヨタやレクサス車の場合は基本、USB電源補助ケーブルを使うのが間違いなさそうです。

ちなみに、Carlinkit Tbox等には一般的にUSB電源補助ケーブルが付属されて無いので(付属されてるオットキャストより価格が安いので仕方無いかもですが・・・)、以下の汎用品のUSB電源補助ケーブルをお使いいただくのがおすすめです。

USB電源補助ケーブルを使う場合は、下図赤枠の

  • 通信用の太めのケーブル側のUSBコネクタ(下図の上側):通信用のUSBポート
  • 電源用の細めのケーブル側のUSBコネクタ(下図の下側):充電用のUSBポートやシガーソケットUSB電源ポート

に接続して下さい。(少しヤヤコシイので逆に接続しないようお気を付け下さい)

Carlinkit TboxとY字電源ケーブルのコネクタ接続先

もしもUSB電源補助ケーブルで電源供給を行ってもCarPlay接続できない場合は、こちら”CarPlay繋がらない問題へのiPhone/カーナビの7つの対処方法“の記事にCarPlay接続エラー対処方法をまとめてありますので、合わせてご参考にどうぞ。

 

CarPlay AI BOXのおすすめ機種まとめ

CarPlay AI BOXがあれば、以下のいろいろな機能が使えて便利です。

【CarPlay AI BOXのおすすめ機能】
■使えないはずの動画/SNSアプリが使える
■動画アプリが走行中でも見れる
■CarPlay/Android Autoをワイヤレス化可能

一方で、以下の注意点もあるので、良い点ばかりではありません。

【CarPlay AI BOXの注意点】
CarPlay非対応カーナビでは使えない
スマホとは別に2~5万円の追加機器が必要
製造元が大企業じゃ無いので在庫切れが多くて買いにくい
■最新高性能スマホと比べ反応速度がやや遅い
ダウンロード済データの再生以外は追加のネット接続環境が必要
カーナビ起動時間に加えAI BOX起動時間(+約10秒)の待ち毎回必要

これらの問題に対しては根本的な対処方法は無いので、CarPlay AI BOXは以下にあてはまる方にだけおすすめです。

【CarPlay AI BOX利用に向いてる人】
車がCarPlay対応(トヨタのDA搭載車等)
事前ダウンロード作業または格安データSIMを抵抗無く利用できる
動画/SNSアプリが見れるなら2~5万円はOK
自分に合う機種早めに見定め購入決断できる
■最新高性能スマホより反応がやや遅くてもOK
■エンジン始動後、動画/音楽が始まるまで約10秒遅くても我慢できる

2つ目に書かせていただいた格安データSIMについては、データ通信専用の以下のSIMがわりと低価格でおすすめです。迷う場合は、一番安いHISモバイル ビタップランを選んでおけば間違い無いです。もちろん、事前ダウンロード作業を徹底できればアプリにもよりますがSIM無しで使うことも可能です。

【格安データSIMのおすすめ】
HISモバイル ビタップラン (月額税込198円)
b-mobile 190 Pad SIM X (月額税込209円)
ロケットモバイル神プラン (月額税込328円)

どのプランも月々200~300円程度で、困った時だけでもちゃんとネット接続できるのであれば、十分お買い得かと思います。ちなみに私はシンプルに安さで選び、実際にHISモバイル ビタップランを利用しています。ネット接続環境について、格安SIMカード・テザリングWi-Fi・車内専用Wi-Fiなど様々な接続方法の中でどれがコストパフォーマンス良いか?について、こちら”オットキャスト等にSIMカードは必要!?4つの接続方法と通信料節約術“の記事に詳しくまとめてみましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

最後に、CarPlay AI BOXのおすすめ機種について3つの観点でおさらいすると以下の通りです。

高性能割安な最もおすすめのAI BOX】
CarlinKit TBox Plus 128GB(イルミ機能)
CarlinKit Tbox Ambient(イルミ機能)
【TV/後席画面対応のHDMI付おすすめAI BOX】
OttoAibox P3(大手メーカー最新機種)
Ottocast PICASOU2(大手メーカー旧型機種)
Herilary C8(割安メーカー最新機種)
日本メーカー製のおすすめAI BOX】
KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI有)
KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)

これらのAI BOXはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販からの購入可能ですが、機種によっては品薄状態が続いているので、在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。

オットキャストはわりと大手メーカーですが、特にCarlinKit・Herilary・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いので品薄になりがちで、一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか不透明なので要注意です。欲しいタイミングで手に入らない事態を避けるためにも、特に連休前などは早めの確保がおすすめです。

一方で車の画面で動画を見る方法としては、CarPlay AI BOXを使った方法以外にもスマホからのHDMI出力やカーナビのブラウザ機能を使った方法など他の方法もあります。CarPlay AI BOXを使う方法も含め、車でYouTubeなどの動画を見る様々な方法について、こちら”車のナビ/オーディオ画面でユーチューブ動画等を見る5つの方法“の記事にまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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