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伊奈利短歌 ツイ短歌 小説…伏見稲荷大社の物語 小説西寺物語 小説盆栽物語 小説鯖街道 小説老人と性 音川伊奈利

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2021年07月19日
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​小説老人と性 里坊さくら苑 20話 さくら19歳、母親の浴衣、振り袖を着て祇園祭宵山、成人式へ​

 さくらが京都看護大学に入学と同時に爺ちゃんの恋人の泰子ママが居酒屋を店仕舞して毎日のように爺ちゃんとさくらの夕飯を作りに来てくれた。そして毎日のように3人は楽しい夕食を食べていた。泰子ママの料理はいわゆる「おふくろの味」という居酒屋風料理で爺ちゃんの口にもさくらの口にも合った。さくらは大いに感謝して使った食材や爺ちゃんの飲む焼酎、掃除洗濯などの消耗品などは領収書もいらないから私に請求してほしいというが、泰子ママは、
「そんなん、私もここで食べ飲んでいるのですから、それに和ちゃんにもお金を貰っていますから」
「でもね~こういうことはルールを決めたほうがお互いいいと思うの…それに毎日ここに来るのも大変だったらここに泊まって下さい。私はニ階に引っ越ししますから一階は泰子ママが自由に使って下さい」
「でも~私ももうすぐ79歳でこのまま何歳まで元気でいられるかは分かりませんが…」
「私は看護大学を卒業すれば病院勤務になり夜勤も当直にもなり毎日爺ちゃんの世話は出来ません。もし、泰子ママがこの家に入ってくれれば安心になります」

 こうして泰子ママと爺ちゃんは一つ屋根の下で住むようになったが、それは結婚とかという概念ではなく気の合う男女の同居でそれブラス爺ちゃんの孫のさくらも加わった共同家族となった。さくらは二階に引っ越しをしたが、二階の奥の八畳の間は爺ちゃんの娘でさくらの母親の尚美が二十歳まで住んでいた部屋でベッドや子供の頃習っていた電子ピアノやコンボもそのまま置かれてあった。この部屋をそのまま保存しているのはいずれ尚美が帰ってくるという爺ちゃんとさくらの暗黙の了解になっていたからだ。

 その部屋はそのままにして表側の八畳の部屋でフローリングの洋室をさくらの部屋に決めていた。さくらはネツトで手元で照明が調節出来るセミダブルベッドや洋服ダンス、それにピンクのカーテンと黒の厚手のカーテンを購入していた。さらに明るい壁紙を購入して何日もかけて器用に貼っていたが、これにはさくらの小学時代の恩師で今はさくらの恋人のまりえ先生も手伝いに来てくれてその夜は泰子ママの手料理で爺ちゃんとまりえ先生とさくらの楽しい宴会になっていた。

 さくらが京都看護大学に入学して一年が過ぎた頃、泰子ママがどうもさくらとまりえ先生が怪しいという女独特の勘で見るようになっていた。この夜はさくらがまりえ先生の家にお泊まりで爺ちゃんと泰子ママの二人で食事をしていた。泰子ママは和ちゃんに、
「さくらちゃんとまりえさんは随分仲が良いが…なんか和ちゃんは知っているの?」
「いや、さくらの小学5年6年の担任でさくらはまりえ先生が大好きで今でも恩師だと慕っている関係だとわしは思っているが…何か?」
「いえね、私の第六感だとあの二人、ほら、あれ、あれよ、同性を好きになる、ほらほら、レズとかなんとか?」
「あぁ、レズビアンか?そういえば大学生にもなるのにさくらの口からは男の話は聴いたことがない。泰子ママはどうしてさくらがそのレズだと分かったの?」

 泰子ママは別にさくらを監視しているのではないが、と前置きしてから、
「私がこの家に来てもう一年になるが、さくらちゃんとまりえさんとは月に1回ずつお互いの家にお泊りをしている。お泊りといってもさくらちゃんの部屋にはお客様の布団などないからあのベッドで二人が寝ているが、時々深夜にさくらちゃんの艶めかしい声が聞こえてくるの…和ちゃんは焼酎を飲んで爆睡ているし~私はまりえさんか泊まる夜は一人で悶々として地獄の夜を耐えているの」
「そうか~まだ泰子ママも若い…2階を気にすれば気にするほど耳がダンボになって普段の5倍は聞こえるのだろう。それならこちらも負けずにまりえさんが泊まる夜はこっちもエッチをすればいい」
「あら、和ちゃんはさくらちゃんがレズビアンでも気にならないの?」
「まあな~でもこちらも79歳の泰子ママと76歳の老人の同棲だから世間から見れば常識外れにはなる。そのわしが孫のレズビアンをとやかくいう資格もない」
「まあ~ネ、私なんて和ちゃんとのこの事を皆さん、色気ババーとか、エロキチだと悪口を言いふらしているが、反面、羨ましいので嫉妬と妬みが悪口を言いふらしていると自分にいい聞かしているの」
「その通りだ!わしと同い年の個人タクシー運転手も性欲はあるのに嫁がエッチを拒否するので悩んでいる。だからといってもそんな簡単にわしのように泰子ママができるものではない」
「私の店のお客さんも嫁も妻もいるのにエッチはもう何年もしていないという客ばかりで可哀そうになるわ…もっと夫婦だからエッチのことを日頃の話題にすればいいのに…」
「そう、エッチの話題は夫婦や家族でタブーとするのが美徳だという風潮が邪魔をしている。そういう意味ではわしは幸せで死ぬまでに後何回泰子ママとエッチが出来るかは分からないが、そうそう、今夜はさくらがいないからこちらも遠慮なく愛し合おう」
「あら、それならさくらちゃんに月2回は外泊してもらいましょう。でもね~和ちゃん、私は和ちゃんのナニが使えなくなってもエッチ遊びは出来ると思っているの、だからバイアグラなんて飲まなくてもいいのよ~和ちゃん~ほほほ」

 その頃、さくらとまりえ先生も京阪伏見稲荷駅近くのマンションで仲良く夕飯を食べていた。まりえは、
「どう、もう看護大学に入って一年になるけど可愛い学生はいるの?」
「う~ん~可愛いといえば皆んなまだ初々しいので可愛いですよ!、でもまだ19歳でお酒も飲めないからお茶の席では誰がまだレズだかは分かりません」
「そうよね~でも、さくら好きな人が出来ても私のことは気にしないでね」
「そんな~でも先生も私に飽きたら遠慮なくいって下さい。それにいつも私を可愛がってくれるばっかして私は先生になんのお返しも出来ないので心が苦しいのです」
「そうなのでもそれはさくらがしっかりネコをマスターしたら必ずタチでも満足を得ますからそんな私にお返しなんてことを考えないで快感だけを追求して…そうすれば必ず誰かを抱き満足させたくなります。その時になったら私を抱いて…さくら」
「はい、先生、分かりました」

 それから半年後に来年の成人式の案内が京都市から来た。さくらの同級生もこの話題で湧いていたが、まだ半年ほどあるのに貸衣装と美容室、着付けの予約はもう始まっていた。その話を泰子ママとしていると、爺ちゃんが、
「待てよ、たしか尚美の成人式の振り袖は貸衣装ではなくわしの家内が誂えたはずだ。その頃の個人タクシーはバブルの真っ最中でかなり儲かっていた。その最中に家内は浮気をして家を出て尚美は尚美で勤めていた信用金庫を辞めて遊びに夢中になっていた。そして成人式にはもうさくらを身ごもっていた。だから、尚美の振り袖は成人式の1回しか着ていない。泰子ママ、尚美の部屋の和箪笥を調べてほしい」

 泰子ママとさくらは和箪笥から振り袖をすぐに見つけて尚美の成人式の記念写真と見比べていたが間違いなく尚美の振り袖だった。爺ちゃんの話によるとこの振り袖のお腹にはさくらが宿っているといってはいたが、その尚美の成人式の写真に写っている尚美はまだ幼さが残るかなりの美人だった。早速、泰子ママはこの振り袖をさくらに着せていた。泰子ママは居酒屋の店でも着物オンリーで今でも近所の美容室の客に着付けをしていた。

 その振り袖姿のまま下に降りて爺ちゃんにさくらの振り袖姿を見せると爺ちゃんは目を点にして、
「尚美だと一瞬思った~そかそか、よく似合っている。まだ半年先だが、尚美の成人式の写真を撮った写真館を明日予約しに行く」

 そこで泰子ママが、
「尚美さんの和箪笥には浴衣も数反あったから、さくらちゃんとまりえ先生の浴衣の着付けを私がしますからまりえ先生を祇園祭の宵山に招待したら?」
「ええ~ありがとう泰子ママ」
「どうせなら私がおごりますから京都ホテルでディナーをして部屋を二部屋とって楽しい愛の夜を過ごしません~さくらちゃん?」
「えっ?、泰子ママ、何か知っているの?」
「まぁ~でも私も和ちゃんも人の事をあれこれ言う資格なんてないからさくらちゃんの好きなように人生を歩んでほしいと願っているだけ」
「泰子ママ、爺ちゃんありがとう~」
                       (21話につづく)
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この他にも短編小説13話があります。
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最終更新日  2021年07月19日 07時49分58秒
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