詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

十七世名人襲位と1500勝達成(谷川、羽生)

2022-06-26 00:46:34 | 日記
令和4年5月23日、谷川浩司九段が十七世名人を襲位し谷川浩司十七世名人となった。6月9日には日本将棋連盟から推戴状を授与された。名人通算5期の実績で引退後に十七世名人を名乗ることが出来る谷川だったが、実績と将棋界への貢献を考慮されて60歳の還暦を迎えるこのタイミングでの永世名人襲位となった。谷川十七世名人といえば史上最年少での名人奪取、羽生の七冠を阻止した王将位防衛が記憶に残るが、やはり第55期名人戦で当時の羽生名人を破って名人奪取し十七世名人の資格を得たことが一番印象深い。

6月16日には羽生善治九段が1500勝を達成した。2位は1433勝の大山康晴十五世名人(故人)だ。永世七冠資格者の羽生九段は常に勝ち続けてきた。タイトル戦翌日の新聞を見ると「羽生先勝」「羽生防衛」などいつもの文字が並んでいた。羽生九段に関しては当時の谷川王将を破っての同時七冠達成が一番ニュースになったと思うが、やはり後年の永世七冠資格獲得が一番の実績ではないか。

現在の名人は渡辺明名人。今期A級に上がったばかりの藤井聡太竜王は来春名人挑戦・奪取すれば谷川十七世名人の持つ史上最年少名人記録を更新することが出来る。そして将来、タイトル獲得数、勝利数、永世資格数で羽生九段の記録をしのぐことが出来るのか。

ところで羽生対谷川の対戦は平成のゴールデンカードだった。大山対升田、中原対米長、羽生対森内、巨人対阪神、アリ対フレージャーのように。藤井聡太の記録に注目するのは楽しいが、実は「showdown」を楽しむ展開のほうが私好みなんだが果たして…


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