これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

ダフニスとクロエのリトグラフ・・・長島美術館企画展で

2022-05-17 | お出かけ


長島美術館からの展望

昨日は鹿児島市内の高台にある長島美術館へ出かけました

観たかったのはシャガールの版画


常設展二カ所をさらっと観たあと、ダフニスとクロエのリトグラフ展示室へ入りました

シャガールの「ダフニスとクロエ」のリトグラフはこれまでもあちこちで観ていますが、42点全てを観るのは今回が初めて

「ダフニスとクロエ」は、ギリシア人のロンゴスがエーゲ海の島を舞台にして書いたメルヘンな愛の物語

時代は二世紀辺り

物語の内容を詳しく知っていたわけでもなく、シャガールが題材にして描いている程度の知識でした

今回一連の作品を追っていって、ストーリーが頭に入りました😄

ヤギに拾われて育てられたダフニスと羊に拾われて育てられたクロエが恋に落ちます

二人は幾多の困難を乗り越えて結ばれるのですが、守護神の羊飼い(だったかな)やニンフに守られていたらしい

一連の絵の中に羊やニンフ達が繰り返し登場して、全編を通して明るい色調で描かれた絵は、舞台がエーゲ海だからでしょう

シャガールは、ハクロシア(白ロシア)生まれのユダヤ系ロシア人

今注目のベラルーシです

政情が不安定で、フランスに留学したあと母国に戻るも、フランスに行ったり、アメリカに行ったり(亡命?)

戦後フランスに戻り国籍取得したので、ロシア系フランス人となるのでしょうか

シャガールの絵には牛や羊などがよく描かれているのは、故郷を懐かしんでモチーフとしたと、かつて読んだことがあります

どんな作品にも、少し哀しみを感じるのはシャガールの故郷を想う気持ちがキャンバスに塗り込まれているように思うからかも

でもシャガールは愛の画家と呼ばれていますが

シャガールの版画集「ダフニスとクロエ」は、270部作られて、250部が販売されたのだそうです

20部は非売品

長島美術館の版画は230番から240番の中にあったようです

1番目と250番ではどのように違うのでしょう

その辺のことを昔聞いたようにも思いますが、全く記憶に残っていません

30歳の頃、福岡市にいました

北九州市でシャガールの展覧会があり、有給を取って新幹線で往復して出かけたことを今回思い出しました

その時、リトグラフの展示販売もあり、とても心を動かされたのに、買う決心がつきませんでした

手の届かないお値段ではなかったのですが、その当時の私には贅沢な買い物に思えました

買わずに後悔した中で、一番残念な物です

でも出臍の私は、好きな絵を求めて出かけて楽しむのが合っているようです





コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 長島美術館のダフニスとクロ... | トップ | 金柑の苗を買ったはずなのに... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿