お正月は“日本の原点”法隆寺へ。

 



飛鳥様式の伽藍、

灰黒色の甍屋根には、

歴史の重みを感じる…

聖徳太子は八角堂に籠り、瞑想をしていると、金色の人物が夢に現れて…

 



 

六世紀後半、崇峻天皇が暗殺され、叔母の推古天皇が即位するが…

太子は、今のままでは、推古天皇も危ないと考え、

自らは摂政として政治の実権を司り、

天皇は、宗教的な権威のみを保持する…

自らが権力を握り、政敵の矢面に立ち、権威の象徴としての天皇を守ったのである。


聖徳太子は、憲法十七条や冠位十二階の制定したことで有名だが、

なにはともあれ、権威と権力を分けたことこそが最大功績といわれる。


厩戸皇子という名前は、イエス・キリストを連想させる…

当時は、大陸から仏教以外にも、ネストリウス派キリスト教とか、マニ教だとかも入っていたのかも…


法隆寺の建築には黄金比(1:1.618)ならぬ白金比(1:1.414≒1:√2,)が使われているらしい…

 



黄金比は、ピラミッドやパルテノン神殿。

白金比は、A4用紙の比率として生活に溶け込んでいる。

法隆寺の美しい姿を観ていると、西洋とはまた違う高い霊性が伝わってくる…
 
 
太子の政策により、日本は今に至るまで1400年続く…

デンマークやイギリスの王室でさえ1000年ほどの歴史であるのに…

BC660年から2700年近く天皇制が続くという説はともかくとしても…

日本の歴史は世界一長い~~~~

 



 
“和を以て貴しとなす”

今年は世界中がそうなればいいのだが…