中米の小国ニカラグア。

 

豊かな自然があるようだが、独裁政権と内乱が続いた影響で今も貧しい…

 

 

 

マナグア湖のほとりのゴミ集積場の近くで母リリベスとともに11歳のマリアは、ゴミの収集で生活をしている…

 

 

 

幼少期からゴミの山とそこに群がる鳥…

 

殺伐とした風景を見て生きてきた…

 

 

ニカラグア政府はゴミ収集事業の民営化を決定したことで、ゴミの収集で生活してきたリリべスの生活はさらに苦しくなった…

 

リリべスは、マリアをリサイクル施設に預けて、一人街に行く…

 

「すぐ戻る」という母リリべスの言葉を信じていたが、いつになってもリリべスは戻らない…

 

マリア役の女優アラ・アレハンドラ・メダル。

 

実際にマリアと同じような境遇で育ったらしい…

 

その目が印象的…

 

 

 

マリアはすべてを悟り、一人で生きていこうとする…

 

マリアに“聖母マリア”の御加護があらんことを…

 

 

やはり中央アメリカの国であるスエズには、スエズ運河があるが…

 

同様にニカラグアに中国資本で巨大運河を造ろうという話があるらしいがうまくいかないらしい…

 

かつて80年代、金丸信などの政治家が関わり日本が主導しようとしたこともあったとか…

 

たとえ運河建設が実現しても…

 

地元の人たちの生活が豊かになるのか…

 

 

地理的、文化的にも遠い国というかんじだが…

 

マリアが住むゴミの山の近くには、

 

美しいマナグア湖、そして、その近くには富士山に似た山がそびえているのを見て、

少し親近感が湧いてきた…

 

 

 

スクリーンという鏡には自分の内面が映っているいるような…

 

マリアの姿は私自身かも…

 

映画を観ながら、そんな気持ちにもなりました。