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この日のために(幸田真音)

池田勇人田畑政治という2人の人物を経糸、昭和初期から高度成長期の経済史とオリンピック史を緯糸に、1940年東京オリンピックの挫折と1964年東京オリンピックの成功を爽やかに綴る。

作者は金融の世界からキャリアをスタートしただけあり、資金調達の話題は特に筆致が冴える。

さて、2020年東京オリンピックの開会式でピクトグラムが大きく取り上げられたが、ピクトグラムは1964年東京オリンピックのレガシーであると。これは初めて知った。

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