Twitter(ツイッター)社は、S&P Dow Jones社と提携して、S&P500 ツイッター・センチメント指数の提供を11月18日から始めました。
この指数は、S&P500銘柄のうち世の投資家が強気と評価している銘柄をピックアップした指数です。
S&P500は優れた指数で筆者も積立投資をしていますが、「ハイパフォーマンスな銘柄だけに投資できればいいのに」と思っていました。
「S&P500 ツイッター・センチメント」の強気銘柄のみに集中投資するとパフォーマンスがどうなるのか気になりますよね。
そこで今回、普通のS&P500とパフォーマンスを比較してみたいと思います。
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S&P500 ツイッター・センチメントとは?
冒頭でも説明したように、ツイッターの投稿をAIで分析し、S&P500銘柄を肯定的なツイートの多さでスコアリングし、上位200銘柄で構成したものを指します。
つまりSNS界における人気のアメリカ株式銘柄の集合を指します。
YouTubeのイメージ動画
構成銘柄は?
毎月1回、ツイッターで「強気」となっている銘柄の再評価が行われ、更新されるようです。
この記事投稿時点(2021年11月)の構成銘柄のうちトップ10は・・
Amazon | おなじみのEコマースやクラウドサービス |
アルファベット A | Googleの議決権あり銘柄 |
アルファベット C | Googleの議決権なし銘柄 |
エヌビディア | AIの莫大な演算を支えるGPUメーカー |
バークシャー・ハザウェイ | 投資の神様:バフェットの会社 |
ユナイテッド・ヘルスグループ | 最大手の医療保険会社 |
ジョンソンアンドジョンソン | 家庭用品でおなじみ |
ホームデポ | ホームセンター最大手 |
VISA | クレジットカードと言えば |
プロダクターアンドギャンブル | こちらも家庭用品でおなじみ |
多くの人が知ってる大企業で、毎年のように右肩上がりで収益が伸びている優良企業が並んでいます。
現在の指数の価格は?
S&P500 ツイッター・センチメント指数は2018年2月を基準値:100として、それ以降の価格を相対的な数字で表しています。
グラフのとおり、記事投稿の2021年11月時点で177.34ということで、77%ほど収益が上がっていることが分かります。
数字だけ聞けば高いパフォーマンスだと思いますが、これが普通のS&P500と比べてどうなのか?がポイントとなります。
S&P500 ツイッター・センチメント vs 普通のS&P500
この記事本題のツイッター・センチメント指数と普通のS&P500のパフォーマンスを比較したところ、以下グラフのような結果となりました!
このグラフを見てお分かりのとおり、ほとんどの期間でツイッターセンチメント指数が普通のS&P500を上回っています。
また最近に近づくほど、パフォーマンスの差は大きいようです。(毎月銘柄変更が行われてるので、直近ほど効果が大きくなるのは当然でしょうが)
気になる両指数の差を数字で表すと以下のとおりです。
- パフォーマンス差が最大になった時:9.9%(2020年9月1日)
- 直近2021年11月のパフォーマンスの差:3~4%台
- 2018年2月から全期間平均の差:2.75%
派手な差ではないものの、平均で3%近く、最大で10%もの差が出るのなら、筆者はS&P500 ツイッター・センチメント指数に乗り換えたいと思いました。
S&P500 ツイッター・センチメントを買える証券会社は?
2021年11月時点でこの指数を購入できる証券会社はありません。
あくまで参考情報としてS&P Dow Jones社が提供するに過ぎないようです。
しかし銘柄選び自体はS&P500から200銘柄と単純なので、そのうち販売してくれる日もくるのではと期待してます。
ダウジョーンズさん、必ず購入しますので、ぜひお願いします!
以上、本日はここまで。
それでは!
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